健康診断や人間ドックの結果票には、たくさんの検査項目と「A」「C」「D」などの判定が並ぶ。どの数値を気にすればよいのか、何をすればよいのか迷う人は多い。
結論からいうと、まず判定の文字を見て、C(要再検査・生活改善)とD(要精密検査・治療)の項目から確認するとよい。Dは医療機関で詳しい検査や治療を受ける目安で、Cは指示された時期の再検査や生活の見直しの目安である。基準値や判定の線引きは施設によって多少異なるため、結果票に書かれた基準も合わせて確かめてほしい。
この記事では、判定区分の意味と、検査項目ごとの解説記事を分野別にまとめた。気になる項目の記事から読んでほしい。
- 判定はA(異常なし)〜E(治療中)の5段階。CとDの項目から確認する。
- Dは医療機関での精密検査・治療、Cは再検査や生活の見直しの目安である。
- 基準値や判定の線引きは施設によって異なることがある。
- 検査項目ごとの解説記事を、分野別に一覧にした。
判定区分(A〜E)の意味

日本人間ドック・予防医療学会の判定区分(2026年4月1日改定)では、検査結果をA(異常なし)、B(軽度異常)、C(要再検査・生活改善)、D(要精密検査・治療)、E(治療中)に分けている。検査項目によってはBやCが設けられていないものもある(日本人間ドック・予防医療学会 2026)。
結果票の書き方や判定の名前は、健診を受けた施設や健康保険組合によって異なることがある。迷ったときは、結果票に書かれた説明や施設の案内を確認してほしい。
検査項目別の解説記事
結果の受け取り方・判定の意味
血圧
脂質(コレステロール・中性脂肪)
糖代謝(血糖・HbA1c)
肝機能
- AST・ALTが高いと言われたら
- ALT(GPT)の基準値
- γ-GTPを下げるには
- ALPが高い原因
- LAPの基準値
- 総ビリルビンが高い原因
- LDHが高い原因
- 総蛋白(TP)の基準値
- 肝臓の検査の種類と何科に行くか
腎機能・尿酸
血球(貧血・白血球・血小板)
尿検査
- 尿検査の前日の食事・飲酒の影響
- 尿蛋白が陽性と言われたら
- 尿潜血が陽性のとき
- ヘモグロビン尿と尿潜血の違い
- 尿糖が出る原因
- 尿ケトン体が陽性のとき
- ウロビリノーゲンとは
- 尿ビリルビンが陽性のとき
- 尿のpHとは
- 尿沈渣とは
- 尿沈渣で白血球が多いとき
- 尿沈渣で細菌が出たとき
- 尿沈渣の円柱とは
- 尿沈渣の上皮細胞とは
便潜血(大腸)
腫瘍マーカー
- 人間ドックの腫瘍マーカーの選び方
- CEAが高いとき
- CA19-9が高いとき
- CA125が高いとき
- PSAが高いと言われたら
- ProGRPが高いとき
- NSEが高いとき
- CA15-3・BCA225
- hCGが高いとき
画像・生理検査
- 肺がん検診(胸部X線・低線量CT)
- 心電図で異常が出たとき
- 眼底検査で所見ありと言われたら
- 腹部エコーで肝臓に影があると言われたら
- 腹部エコーで膵臓に影があると言われたら
- 腎臓のエコーで影があると言われたら
- 肝のう胞・腎のう胞と言われたら
- 甲状腺エコー検査
- 頸動脈エコー検査
- 骨密度検査の方法と基準値
よくある疑問(Q&A)
Q. 判定がCでも、受診しなくてよいのですか?
A. Cは要再検査・生活改善の判定である。結果票に書かれた時期に再検査を受け、生活習慣を見直すことが目安となる。不安があれば、早めにかかりつけ医に相談してよい。
Q. 去年と同じ数値なのに判定が変わったのはなぜですか?
A. 判定区分は学会によって改定されることがあり、2026年4月にも改定されている。施設が採用している基準の違いでも変わることがある。
Q. 何科に行けばよいですか?
A. 項目によって異なる。各項目の記事に受診先の目安を書いているので、あわせて確認してほしい。わからない場合は、まずかかりつけの内科に相談するとよい。
気になる症状や結果があれば、自己判断せず医療機関に相談してほしい。
参考文献
- 日本人間ドック・予防医療学会. 判定区分(2026年4月1日改定). PDF





