健康診断の結果で「空腹時血糖が高い」「血糖値がやや高め」と書かれていると、糖尿病なのか気になりますよね。
空腹時血糖は、数字の区切り(100・110・126)によって意味が変わります。この記事では、空腹時血糖の区分、HbA1cとのちがい、要注意と言われたときにやることをまとめました。
空腹時血糖とは
空腹時血糖は、10時間以上何も食べていない状態で測った血液中のブドウ糖の量です。健康診断では、前の晩から食事をぬいて朝に採血するので、この値が測られます。

空腹時血糖の区分

日本糖尿病学会の診断基準と、日本人間ドック・予防医療学会の判定区分(2026年4月改定)では、空腹時血糖は次のように分けられます(単位はmg/dL)。
- 99以下:正常
- 100〜109:正常高値(正常の中でも高め)
- 110〜125:境界型(糖尿病予備群)
- 126以上:糖尿病型
「糖尿病型」が1回出ただけでは、すぐに糖尿病とは診断されません。別の日にもう一度測っても糖尿病型だった場合や、同じ日のHbA1cが6.5%以上だった場合などに、糖尿病と診断されます。
HbA1cとのちがい
空腹時血糖は「採血したその時点」の値ですが、HbA1cは「過去1〜2か月の血糖の平均」を反映します。前の日の食事や体調で空腹時血糖だけが高く出ることもあるので、両方をあわせて見ることが大切です。くわしくは健康診断でHbA1cが高いと言われたらをご覧ください。
尿に糖が出るときの見方は、尿検査で糖が出る原因は?尿糖の基準値と陽性になる病気・再検査の目安で取り上げています。
高めと言われたらやること
- 110〜125(境界型):食事・運動の見直しを始め、1年後の健康診断で確認。医療機関で75g経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)を受けることもある
- 126以上(糖尿病型):早めに内科を受診して、再検査とHbA1cの確認を
- のどが渇く、尿が多い、体重が減るなどの症状があれば、数値にかかわらず受診を
生活習慣では、甘い飲み物をひかえる、野菜から先に食べる、食後に歩く、体重を少し減らす、といったことが効果的です。

糖尿病の合併症が進む順番は、糖尿病の合併症が起こる順番は?「しめじ」と「えのき」、放置のリスクと定期検査で解説しています。
まとめ
- 空腹時血糖は、99以下が正常、100〜109が正常高値、110〜125が境界型、126以上が糖尿病型
- 糖尿病型でも、1回だけでは診断されない。再検査やHbA1cとあわせて判断
- 空腹時血糖はその時点の値、HbA1cは1〜2か月の平均
- 境界型からでも、生活習慣の見直しを始めることが大切
※この記事は一般的な情報です。実際の判断は、検査を受けた医療機関の医師にご相談ください。





