乳がん検診のマンモグラフィで「要精密検査」と書かれた結果が届くと、とても不安になりますよね。
でも、要精密検査になった人のうち、実際に乳がんが見つかるのはごく一部です。大切なのは、あわてずに、精密検査を受けることです。
この記事では、マンモグラフィの結果の見方(カテゴリー分類)、精密検査で何をするのか、最近よく聞く「高濃度乳房」についてまとめました。
マンモグラフィのカテゴリー分類
マンモグラフィの所見は、カテゴリー1〜5の5段階で評価されます。数字が大きいほど、がんの可能性が高いという意味です。
検診では、カテゴリー1と2は「異常なし」、カテゴリー3以上が「要精密検査」となります。

よく書かれる所見
- 腫瘤(しゅりゅう):かたまりの影。形や輪郭がなめらかなら良性のことが多い
- 石灰化:カルシウムの小さな粒。大きくまばらなものは良性のことが多く、細かい粒が集まっているものは詳しく調べる
- 局所的非対称性陰影(FAD):左右で比べて一部だけ白く見える部分。乳腺の重なりのことも多い
- 構築の乱れ:乳腺の線がひきつれたように見える
精密検査では何をするの?
精密検査は、乳腺外科などの専門の医療機関で受けます。主な検査は次のとおりです。
- 追加のマンモグラフィ:気になる部分を拡大したり、角度を変えて撮る
- 乳房超音波検査(エコー):かたまりの中身や形をくわしく見る
- MRI:必要に応じて、広がりなどを調べる
- 細胞診・組織診(針生検):画像で心配な部分があるときに、細い針で細胞や組織をとって顕微鏡で調べる
多くの人は、追加の撮影やエコーで「心配ない」とわかり、次回からまた通常の検診に戻ります。
「高濃度乳房」とは
乳房の中の乳腺が多く、マンモグラフィで全体が白っぽく写る状態を高濃度乳房といいます。若い人や授乳中の人に多く、病気ではありません。
ただし、がんも白く写るため、乳腺の白さに隠れて見つけにくくなることがあります。高濃度乳房と言われた場合は、超音波検査(エコー)をあわせて受けるかどうか、医師に相談してみるとよいでしょう。
まとめ
- マンモグラフィの所見はカテゴリー1〜5で評価され、3以上が「要精密検査」
- 要精密検査になっても、多くはがんではない
- 精密検査では、追加の撮影・エコー・必要に応じて針の検査を行う
- 結果が届いたら、先延ばしにせず早めに予約する
- 高濃度乳房はがんが見つけにくいことがあり、エコーの併用を医師と相談
※この記事は一般的な情報です。実際の判断は、検査を受けた医療機関の医師にご相談ください。





