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人間ドックで腫瘍マーカーのチェックをオプションで選ぶことがありますが、どれを選べばいいのでしょうか?全部選ぶとその分値段が上がってしまいます。

また、腫瘍マーカーってアルファベットでわかりにくいですよね。

今回は、各種腫瘍マーカーの簡単な解説と、人間ドックでおすすめの腫瘍マーカーについてまとめました。

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人間ドックで測定される腫瘍マーカーはこれ!

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腫瘍マーカーってたくさんありますが、人間ドックで受けられるのは一般的にどの腫瘍マーカーですか?
男性医師
人間ドックで測定される腫瘍マーカーは以下になります。
人間ドックで測定できる主な腫瘍マーカー
  • CEA
  • AFP
  • CA19-9
  • CA125(女性)
  • CA15-3(女性)
  • PSA(男性)
  • ProGRP
  • CYFRA
それぞれ大雑把に教えてください。
男性医師
わかりました。

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CEA

各種がんで上昇することがあります。

具体的には、

  • 消化器癌:大腸がん、胃がん、胆道がん、膵がんなど。
  • 他の腫瘍:肺がん、甲状腺髄様がん、乳がん、子宮がん、尿路系のがんなど。

です。

何か特別このがんに特化したというものではありませんが、大腸がんで上昇することが有名です。ただし、良性病変でも上昇することがあるので判断には注意が必要です。

男性医師
がんのスクリーニングとして、この腫瘍マーカーは入れておきましょう。

関連記事)腫瘍マーカーのCEAの上昇!どんな癌?基準値は?

AFP

肝細胞がんで上昇することが多い腫瘍マーカーです。

胃がんなど、他のがんでも上昇することがありますが稀ですので、基本的に肝細胞がんの腫瘍マーカーと考えればいいでしょう。

だとすると、肝細胞がんのリスクファクターがある人

  • B型肝炎、C型肝炎のキャリア
  • 肝硬変・慢性肝炎
  • アルコール性肝障害、非アルコール性肝障害

などが指摘されている人は、受けた方が良いと言えます。

男性医師
これらのリスクがなく、採血検査などで、肝臓の異常を指摘されたことがない人は、この腫瘍マーカーを受ける費用対効果は少ないと言えます。

関連記事)腫瘍マーカーのAFPの上昇!どんな病気?基準値は?

CA19-9

膵がん、胆管がん、胆嚢がんで上昇することがある腫瘍マーカーです。

他の消化管がんや、婦人科がんでも上昇することがありますが、頻度としてはこの3つのがんで上昇しやすいと覚えておきおましょう。

  • 膵がんのリスクファクター:家族歴、糖尿病、慢性膵炎、遺伝性膵炎などの合併、喫煙、肥満など
  • 胆道がん(胆嚢がん・胆管がん)のリスクファクター:胆石、胆嚢・胆管炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、原発性硬化性胆管炎、膵胆管合流異常症などの胆道系疾患の既往歴、喫煙、肥満、糖尿病、高脂肪摂取、野菜・果物の低摂取、女性であること、出産回数が多いことなど

これらのリスクを挙げればキリがないですし、当てはまるから受けないといけないというわけではありませんが(特に胆道がんの女性であることなど)、特に膵がんは、遠隔転移をしやすく、予後が悪いがんとして知られています。腫瘍マーカーでは早期発見が難しいものの、少しでも早い段階で見つけるには、この腫瘍マーカーはみなさん受けた方がよいと考えます。

男性医師
ということで、 がんのスクリーニングとして、この腫瘍マーカーは入れておきましょう。

関連記事)腫瘍マーカーのCA19-9の上昇!どんな癌?基準値は?

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CA125

CA125は卵巣がん、特に頻度が高い漿液性腺癌に特異的に上昇する腫瘍マーカーです。

ただし、子宮内膜症や子宮筋腫といった頻度の高い良性疾患でも上昇することがありますので、注意が必要です。

とはいえ、30歳代から女性の人間ドックで項目に入ることが多い検査です。

男性医師
30歳代以上の女性は、是非この腫瘍マーカーは入れておきましょう。

関連記事)腫瘍マーカーのCA125の上昇!どんな癌?基準値は?

CA15-3

乳がんの腫瘍マーカーとして知られています。

原発性乳がんの病期Ⅰ,Ⅱにおける陽性率は低く、スクリーニングや早期発見のための検査としての意義は低いですが、陽性の場合は進行乳がんを疑います。

男性医師
 乳がんのリスク因子がある人、40歳以上の女性は、他の乳がんの検診に加えて、受けたい腫瘍マーカーです。

関連記事)乳がんの腫瘍マーカーのCA15-3、BCA225とは?基準値は?

PSA

前立腺がんの腫瘍マーカーとして知られています。

ただし、前立腺肥大という良性疾患でも上昇することがあるので注意が必要です。

男性医師
前立腺がんの家族歴があれば40歳以上、そうでなければ、50歳以上の男性は、1年に1回程度は定期検診を受けることが勧められます。

ProGRP/CYFRA

ProGRPは肺がんの中の小細胞がんと呼ばれるがんの腫瘍マーカーとして知られています。

一方でCYFRAは、肺がんの中の小細胞がん以外のがんである、扁平上皮がん、腺がん、大細胞がんなどの腫瘍マーカーとして知られています。

つまり、両者で、肺がんの腫瘍マーカーとしてはとりあえずカバーできることになります。

喫煙が危険因子となるのは、扁平上皮がん、腺がんですが、胸部CTを受けても小細胞がんはわからないこともあるので、両者合わせて受けておきたい腫瘍マーカーです。

男性医師
肺がんのリスクがある人、家族歴がある人は、受けたい腫瘍マーカーです。

関連記事)腫瘍マーカーのProGRP (プロジーアールピー)の上昇!どんな癌?基準値は?

まとめ

大雑把ですが、人間ドックで受けるべき腫瘍マーカーは以下の通りです。

  • CEA:受ける。
  • AFP:リスク因子ある人は受ける。
  • CA19-9:受ける。
  • CA125(女性):30歳以上の女性は受ける。
  • CA15-3(女性):40歳以上の女性は受ける。
  • PSA(男性):50歳以上の男性は受ける。
  • ProGRP/CYFRA:リスク因子ある人は受ける。

ぜひ参考にしてください。

ありがとうございます。

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