潰瘍性大腸炎…聞きなれない病名ですよね。でも実は大変怖い病気なんです!難病にも指定されています。
実は先日、腹痛に見舞われ、トイレに駆け込んだところ、血便が出ました!
怖くなって調べてみたら潰瘍性大腸炎という言葉を知りました。
そんな聞きなれない潰瘍性大腸炎を今回は詳しくご紹介します!
- 症状は?
- 原因は?
- 食事制限があるってホント?
など潰瘍性大腸炎を隅から隅までわかりやすく徹底分析します!
潰瘍性大腸炎の症状は?
- 下痢
- 粘血便
- しぶり腹 ※繰り返し便意を感じるものの、排便が困難になる状態です。
一番の目安は粘血便です。これは粘液状の血便になります。ドロっとしているのが特徴です。
- 血性下痢 ※トマトジュースのような真っ赤な下痢
- 腹痛
- 発熱
- 体重減少
- 貧血等の全身症状がある。
合併症
腸に直接起こる合併症として…
- 出血
- 穿孔 ※腸の壁が破れて穴が開いてしまう
- 中毒性巨大結腸症 ※直腸の拡張が重傷だと言われる病名です。
- サイトメガロウイルス ※免疫力が低下する症状など
- 腸炎
そのほかの全身に伴う合併症は…
- 肝臓:脂肪肝、肝硬変、胆管周囲炎、原発性硬化性胆管炎
- 膵臓:膵炎
- 目:虹彩毛様体炎、ぶどう膜炎
- 口腔:口腔内アフタ
しかし潰瘍性大腸炎はクローン病とよく似ており、判断が難しいとされています。潰瘍性大腸炎の判断基準は何なのでしょうか?
判断基準
- 1日6回以上の下痢
- 血便
- 37.5以上の発熱
- 脈拍90/分以上
- Hb10g/d/以下 ※ヘモグロビンの数値 貧血を意味します。
- 赤沈30mm/hr以上 ※炎症の程度を表しています。
上記の内容を総合的に判断し、潰瘍性大腸炎かどうかを医師が判断していくことになります。
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潰瘍性大腸炎の原因ってなんなの?治療法は?
潰瘍性大腸炎は免疫の異常な反応により、大腸粘膜を攻撃することが原因で起こります。
中にはストレスなどが関係しているといわれるケースもありますが、これは原因ではなく、誘発要因の一つでしかないといわれています。
完治は難しく、長期間の治療が予測されます。しかし、治療をしてよくなっている期間を維持することにより、通常の日常生活を送ることが可能です。
- 薬物治療
- 食事治療
- 入院治療:重度の場合
- 手術:重度の場合
まど基本的には薬物治療と食事治療で、重度の場合などは入院治療や手術などがあります。
食事制限はあるってホント?わかりやすくご紹介!
下痢や粘血便などの症状がある場合は食事制限を取り入れ、早期改善を心掛けましょう。今回はその食事でよくないとされる食事についてお教えします。
- 油っこいもの
油を多く使用しているものや揚げ物は避けましょう。※ジャンクフードなどもNG - 辛い物
腸管を刺激してしまうのでNG。 - 消化しにくいもの
豆やきのこ類、海藻や食物繊維の多い、ゴボウやタケノコなどの食材は避けましょう。 - 芋類
腸内で発酵し、ガスが発生しやすいものになりますので、避けましょう。 - アルコールや炭酸
腸管を刺激してしまうのでNG。
もちろん異常を感じたら病院を受診することが一番望ましいです。
しかし日常生活をしていくうえで、神経質になりすぎる必要はありませんが、食事や生活習慣を見直すことは大変重要だと思います。
関連記事)大腸癌の検査、大腸カメラのギモン5選!
最後に…
- 粘血便に要注意!
- 原因はわかっておらず、ストレスは誘発要因だと思われる。
- 薬物治療と併用し、食事制限も大事!
潰瘍性大腸炎は大腸がん発病率も高くなっています。しかも、高齢者ではなく、30歳~60歳に多くみられます。
働き盛りの時期に大病をすることはとても不本意であり、人生を左右することになりかねません。
粘血便が出た場合にはすぐに病院を受診し、検査をうけることをおすすめします!幸い私は潰瘍性大腸炎ではありませんでした(ホッ
また手遅れにならないように、大腸内視鏡検査を定期的にうけることも大事ですね!ぜひ参考になさって下さい♪
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