LAP(ロイシンアミノペプチターゼ)とは、ロイシンなどのタンパク質を分解する働きを持つ酵素の一種です。

このLAPは胆汁の中に多く存在し、肝臓の異常を見つける検査において重要な指標となっています。

今回は、このLAPの基準値などについてまとめました。

Sponsored Link

LAPってなんで検査するの?

Medic

LAPは正式には、ロイシンアミノペプチダーゼ検査と呼ばれます。

これは、肝臓、膵臓、胆道、腎臓、心臓、脳、小腸、子宮、精巣など多くの臓器の細胞に含まれているものですが、血液中に増えるのは主に肝臓、胆道などに異常がある場合です。

そこで、血液を採取してLAPが血液中に漏れていないかを確認することで、肝臓や胆道に何らかの異常がないかを調べ病気を診断することが可能となります。

特に肝臓障害などで胆汁のうっ積が起こると、胆汁が逆流してLAPが血液中に流れ込み、血液中の濃度が上がります。

検査法には、ゴールドバーカ・ルーテンベルク法、竹内―高橋法などがあります。

LAPの正常値と異常値は?

Research

・正常値
検査の結果、35~80IU/lであれば正常値とみなされます。
数値が低い場合は特に問題はないとされます。
なお測定法はいくつかありますので、測定法と数字の単位に気をつける必要があります。

・異常値
検査の結果、120 IU/l以上とでれば、胆石、胆のう炎、肝臓疾患、閉塞性黄疸、胆管閉塞、妊娠などの危険性が高くなり、52~120IU/l では 注意が必要となります。

Sponsored Link

異常のときに考えらえる病気は?

Woman (8)

慢性・急性肝炎、肝硬変、肝臓がん、胆道疾患(がん、結石、炎症)、膵炎、膵臓がん、薬剤性肝障害、ウイルス性肝炎などが考えられます。

LAPの検査で注意すべき点は?

Woman 4

・女性は妊娠末期に上昇することがあります。

・1歳未満の子供では高値を示しますが、それ以降は成長と共に安定してきます。

・飲酒などアルコールの摂取が多いとγ-GTPと平行して上昇する事もあります。

・LAPは肝臓以外にも多くの臓器に存在していますので、この数値が高いだけでは肝臓の病気と特定することは不可能です。

 

最後に

LAPとALP 、γ-GTPの3つは胆道系酵素と呼ばれ、これらは一緒に上昇する傾向にあります。
しかし、ALPはクル病など骨の病気でも上昇しますが、LAPは骨の異常では上昇しませんので、LAPとALPが一緒に上昇していれば肝臓・胆道系の病気ALPだけが上昇していれば骨の病気であると推察することが可能となります。

また、LAPの数値がやや高い程度で、他の肝機能検査で異常が見られないな場合は、特に治療は行なわれませんが、再検査をして経過観察となります。

Sponsored Link

 

関連記事はこちら