「人間ドックって大切よ」「人間ドック受けてた方がいいよ」そうは言われるものの、自分はまだまだ若いと、受けたことがない人多いと思います。
そういう私もだったんですが・・・年齢を重ねるごとに、どこかしらに衰えが・・・まあ、まだ衰えだけだったらいいんですが、気付かぬうちに病気が進行してる場合もあります。
じゃあ人間ドックって何歳くらいから受けた方がいいの?今回は、そんな疑問にお答えしつつ、30代・・・40代・・・50代・・・還暦を過ぎたら、と年代別に分け、受けておきたい検査内容をご説明します。
人間ドックは何歳から必要?
ですが、30代から将来の生活習慣病を防ぐうえでも、定期的な検診、人間ドックは大切と言われています。基本的に、症状が出てから検査するのでは遅いんです。早期発見早期治療に越したことありません。30歳という節目から人間ドックを定期的に受けることをおすすめします。
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30代で受けたい検査内容は?
- 生活習慣病検査
- 消化器官の検査
- 肝臓や腎臓の検査
糖尿病などの生活習慣病の若年化が特に進んでいます。血圧や血糖値、血中脂肪などの検査を行い、将来の生活習慣病を未然に防ぐことが大切です。そして、何かとストレスの多い社会ですよね。そういったストレスは消化器官に出やすいため、定期的にチェックをしておくことで、急激な症状に襲われることも少なく済むでしょう。
また、この年代は飲みの付き合いが多い年代でもあります。アルコールの摂り過ぎは肝臓や腎臓にも負担がかかります。超音波検査で分かる内容もあるので、積極的に受けましょう。
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40代50代は?
40代
若い頃の生活の乱れが体に出てくる年齢です。メタボというのもこの年代の多くの人が抱える悩みではないでしょうか?
- 腹部検査
- 糖尿病検査
- 肝機能検査
- 胃カメラやバリウム検査
肝臓、胆嚢、膵臓など腹部の検査に力を入れなければいけなくなった年代です。胆石や肝炎、肝臓癌などの異常を早期に見つけることが大切です。また、30代で糖尿病なんてと言ってた人も、隠れ糖尿病と診断されることが増えてきます。
また、職場でも下からも上からも責任がのしかかってくる年代です。ストレス社会と言われる現代、その中心ともなる40代、胃や肝機能にもガタがきがちです。胃カメラやバリウム検査をしっかり受けることをおすすめします。
50代
まだまだ若いと思っていても、同窓会などが開かれると、「ポックリいってしまった」という話をちらほら聞き出す年代です。
- 脳の検査
- 心臓の検査
- 様々な癌検診
脳卒中や心筋梗塞のリスクが急激に高くなるこの年代。その原因となる動脈硬化を予防するためにも、引き続き糖尿病検査を詳しく受ける必要があります。また、不整脈や狭心症などといった心臓の検査も受けることをおすすめします。
また、癌の患者数も増えてくる年代です。肝臓や胆嚢に加え、前立腺もしっかり検査するといいでしょう。
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還暦を過ぎたらどんな検査が必須?
- 全身の癌検査
- 引き続き糖尿病検査
60代から特に癌のリスクはピークに高まります。今まで受けていなかった全身の癌をPETやMRI、腫瘍マーカーなどで細かく検査していくことも必要になっています。症状が出てからでは遅いんです。「自分はまだまだ若い」と言っても、それは外側の問題、内臓系は確実に衰えを見せ始めます。
そして、60代まで大丈夫だったんだから、もう大丈夫、ではなく・・・引き続き糖尿病検査は定期的に行い、動脈硬化の危険性を少しでも未然に防ぎましょう。
最後に
- 人間ドックはいつからという決まりはない
- 30代という節目から人間ドックを
- 30代は生活習慣病を未然に防ぐことが大切
- 40代はストレス社会に気を付ける
- 50代は脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まる
- 還暦を過ぎたら癌検診に力を入れて
もちろん、いくつになっても若い人は若く、元気な人は元気です。ですが、それは皆に当てはまるわけではなく、「自分だけは大丈夫」という過信は捨てて下さい。症状が出てからではなく、元気なうちから定期的に人間ドックを受けることをおすすめします。