血清LDHは、体内でブドウ糖がエネルギーに転換されるときに働く、血清中にある酵素の一種です。

ほとんどあらゆる細胞に含まれていますが、主に肝臓や腎臓、心臓、骨格筋、赤血球などに多く含まれており、それらに異常が生じると、血液中に流出されるため数値が上昇します。

今回は、この血清LDHの基準値などについてまとめました。

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血清LDHってなんで検査するの?

Blood test

血清LDHは、乳酸脱水素酵素検査と呼ばれるものです。

LDHは、特に肝臓や腎臓、心臓、骨格筋に多く含まれ、これらの組織が破壊されると血液中にも多くなります。
特に急性肝炎や肝臓がん、心筋梗塞のときに著しく増加し、肝臓病、血液病、骨格菌の病気、各臓器のがんなどの病気でも血液中に増加するため、その量を測定してこれらの病気を発見する検査として用いられています。

血清LDHの正常値と異常値は?

Blood-test

・正常値
検査の結果、240~490IU/lであれば正常値とされます。
検査の数値が基準値より低い場合は、基本的に問題はないと診断されるケースがほとんどです。
しかし、極端に数値が低い場合は医師に相談されるようにして下さい。

・異常値
検査の結果、490~780IU/lですと異常とされ、780以上ですと、明らかに異常と見なされ、色々な疾患がみられます

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異常のときに考えらえる病気は?

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心臓疾患、心筋梗塞、心不全、肝臓疾患(特にウイルス性肝炎、中毒性肝炎)、白血病(特に骨髄性白血病)、悪性貧血、肝臓がん、胃がん、膵臓がん、大腸がん、肺がん、脳腫瘍、進行性筋ジストロフィー、膵臓炎、関節リウマチ、などが疑われます。

 

血清LDHの検査で注意すべき点は?

Doctor (2)

・男女においての違いはありませんが、妊娠後半期に急上昇して、出産前は基準値の2倍近くに跳ね上がります。

・運動によっても数値が変動しやすいですので、検査前のスポーツは避けるようにして下さい。

・測定法によって数値は異なりますので注意が必要です。

 

最後に

血清LDHの数値が高い場合には、何らかの病気が疑がわれますが、その場合にはLDHアイソザイム検査を行い、病気を特定していくことが可能です。

アイソザイムとは、酵素としての働きは同じでも、アミノ酸配列が異なる酵素のことで、LDHにはLDH1、LDH2、LDH3、LDH4、LDH5の5種類のアイソザイムに分類できます。

これら5種類のアイソザイムはそれぞれ存在する臓器が違いますので、どの種類のアイソザイムの数値が高くなっているのかを調べることで、どの臓器に異常が生じているのかを大まかに特定することが出来、さまざまな疾患の早期発見の手掛かりにする事が可能となります。

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