コレステロールと聞くと、どうしても悪いイメージと繋がるのではないでしょうか。
しかし、コレステロールには、『悪玉』と『善玉』の2種類があり、このうち注意しなくてはならないのは、『悪玉コレステロール』の数値になります。
この数値が高いと色々な病気を発症させる原因となってしまいますので、食事療法などで早めに改善していく事が不可欠となります。
そこで、『悪玉コレステロールを下げる方法』を色々な角度から調べてまとめました。
悪玉コレステロールを下げる食事は?飲み物は?
悪玉コレステロールは、増えすぎてしまうと、血中にコレステロールが溜まり、動脈硬化の原因となってしまいます。
そして、この様な状態が続く事で、血管が破壊され脳卒中、心筋梗塞、狭心症の原因にもなりかねません。
- イワシ、サンマ、アジ、ブリ、マグロなどの青魚
―これらに含まれるDHA、 EPAの働きにより、悪玉コレステロールを減らし、肝臓での中性脂肪の合成を防御する働きがあります。
又、血液をサラサラにする効果が期待されます。 - 大豆、豆腐、豆乳、納豆、卵黄などのレシチンが多い食品
―これらに含まれるレシチンには、血管壁に付着した悪玉コレステロールを取り除く働きがあります。 - かんぴょう、昆布、わかめ、キャベツ、オクラ、ゴボウ、サツマイモ、リンゴ、みかんなどの水溶性食物繊維
―水溶性繊維は、腸内で消化されずに通過する時に、コレステロール、脂肪、糖、等を付着させて、体内に吸収させる事を防ぐ働きがあります。 - 黒酢、リンゴ酢などのクエン酸を多く含む酢
―体内に入った酢酸はクエン酸となり、体内にある脂肪分を生命活動の為のエネルギーとして燃焼させる働きがあります。 - 赤ワイン、コーヒー、カカオなどのポリフェノールを多く含む飲み物
―ポリフェノールには、抗酸化作用があり、悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、血清のコレステロールの酸化を防ぐ働きもあります。
動物性脂肪の多い脂っこい食品は避けて、和食中心の食生活を心掛けて下さい。
悪玉コレステロールはサプリで下がる?
色々なサプリメントがありますが、特に良いとされるのが、DHA とEPAのサプリメントです。
これらもお求めになる際には、1日分でDHA 、EPAが400mg以上配合されているものにして下さい。
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悪玉コレステロールは運動で下がる?
そこで、ウォーキングやエアロバイクなどの有酸素運動を取り入れて、脂肪の燃焼をする事で、悪玉コレステロールを減らす事が出来ます。
それに加え、スクワットなどで下半身を強化する事で基礎代謝が向上し、体内の脂肪が燃えやすい身体になります。
これらの運動は続ける事が大切ですので、くれぐれも無理のない範囲で行なう様にして下さい。
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最後に
- 悪玉コレステロールは、食事によりある程度は改善できる。
- 和食中心の食生活を心掛ける事がおすすめ。
- サプリメントで特に良いとされるのが、DHA とEPA。
- ウォーキングやエアロバイクなどの有酸素運動を取り入れ脂肪の燃焼をする事で、悪玉コレステロールを減らす事ができる。