アルカリフォスファターゼ(ALP)は、肝臓、腎臓、小腸、骨など多くの臓器に含まれているリン酸化合物を分解する分解酵素の一つです。

このような臓器に異常が発生すると、アルカリホスファターゼが血液中に流出しやすくなりますので、血液検査などの臨床検査において、肝臓機能の状態を調べる指標として検査されます。

今回は、アルカリフォスファターゼ(ALP)の基準値などをまとめました。

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アルカリフォスファターゼ(ALP)ってなんで検査するの?

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アルカリホスファターゼは多く臓器の細胞に含まれているリン酸酵素であり、血液にも微量に放出されています。

この酵素は肝臓で作られ、胆汁の成分として胆管を通って、胆嚢に貯蔵された後に十二指腸に排出されるのが通常ですが、これらの臓器に異常があると血液中に流出されるため、検査においてアルカリホスファターゼの含有量から肝臓、胆嚢、十二指腸の異常の有無を調べることが可能となります。

検査の方法には色々ありますが、キンドキング法ベッシー・ローリー法が一般的です。

アルカリフォスファターゼ(ALP)の正常値と異常値は?

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・正常値
検査の結果、キンドキング法では、2.6~10.0KAU、ベッシー・ローリー法では、0.8~2.9BLUであれば正常値と判断されます。

・異常値
検査の結果、正常値を超えると異常ありと判定されます。

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異常のときに考えらえる病気は?

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・高い値を示す場合
肝、胆道系疾患、急性・慢性肝炎、肝硬変、肝臓がん、胆管炎、総胆管結石、骨折、クル病 ページェット病、骨軟化症、骨肉腫 、甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能亢進症、慢性腎不全、糖尿病、潰瘍性大腸炎などの異常が懸念されます。

・低い値を示す場合
甲状腺機能低下症、遺伝性低ALP血症などの異常が懸念されます。

アルカリフォスファターゼ(ALP)の検査で注意すべき点は?

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・検査の数時間前に脂質分の高い食品を食べると、高い数値が出るので注意します。

・血液型B型、O型の一部の方は食後に高い値を示すことがありますので、空腹時に採血をするようにされて下さい。

・小児から思春期までの成長期には成人よりも高い値を示します。

・妊娠後期から分娩後数週間の血中濃度は基準値を大きく上回る傾向にあります。

・常用薬の中でも利尿、睡眠剤を使用している場合は、検査の前に医師に伝える必要があります。

 

最後に

アルカリホスファターゼ(ALP)の検査値で異常があると診断されると、他の肝機能検査、特にAST、ALT、LAP、γ-GTPなどの検査値も合わせて総合的な診断が下されます。

また、GOTやGPTと同時に検査すれば、病気の箇所をより明確にする事が出来ます。
例えば、GOT、GPT、アルカリフォスファターゼの3つが基準値より全て高い値になっている場合には、肝臓に何らかの問題がある可能性が高く、GOTとGPTが正常値であり、アルカリホスファターゼのみ高値ならば、骨の疾患の可能性が高いなどが推測できます。

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