MRI examination of the brain Eye-catching image

頭部の検査と言うとまずMRI検査が頭に浮かぶのではないでしょうか。

脳という細胞の集まりである組織 に異常がないかを検査することができ、強い電磁波を当てることで、頭部の細胞に含まれる水素原子が反応し、3次元的な画像を得られ、脳を立体的に見ることが可能な検査です。

しかし、この脳のMRI検査にかかる時間はどれくらいなのでしょうか?
また、MRI検査を受ける事でわかることは?

今回は、脳のMRI検査にかかる時間やわかることなどについてまとめました。

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脳のMRI検査にかかる時間は?わかることは?

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一般女性 Aさん
脳のMRI検査にかかる時間を教えて下さい。

女性医師
検査時間は約20~約30分ほどです。

脳MRIは脳腫瘍や脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの頭部の病変の手がかりを調べる検査で、頭部MRAと並んで脳ドックで必ず行われる検査です。

CT検査では骨に囲まれた部位の画像の質が低下しますが、MRI検査では骨の影響を受けないため、鮮明な画像を得る事が可能です。

また、解析度も優れていて、CT検査では写せない小さな脳梗塞や、脳幹部の病変なども明確にとらえ、断層像も縦、横、斜めなどから容易に得られ、病変部の位置の診断や病巣の進展範囲の判定に用いられます。

さらに、X線による被曝の心配がなく安心して繰り返し検査を受ける事も可能です。

一般女性 Aさん
脳のMRI検査でわかることを教えて下さい。

言語障害や意識障害、片麻痺などは、脳出血や脳梗塞のときに認められる最も大きな症状で、これらの症状が発生したとき、まず頭部CT検査を行なうことが多いのですが、脳梗塞の場合、CTで脳の変化が明らかに認められるには発病後2~3日を要します。

女性医師
これに対してMRI検査では、発病から数時間後には変化がわかり、脳梗塞の早期診断には極めて有用な検査とされます。

脳MRIで発見できる主な疾患

無症候性脳梗塞

MRI検査が普及することで話題になった病気が無症候性脳梗塞です。

これは、まったく脳梗塞の症状はないのに、検査でたまたま見つかる脳梗塞で、脳ドックを受ける事のできる健康診断施設が増加し、まったく症状のない方がMRIの検査を受ける機会が増えたことも一因ですが、高齢者ではかなりの頻度で見つかる病気です。

この病気は、高血圧、糖尿病、高脂血症など危険因子を持つ人に起こりやすく、症状のある脳梗塞になる確率が高いうえに、脳の機能も少し落ち始めている人が多いこともわかっており、将来の認知症の原因となったりします。

無症候性脳梗塞と診断された際は危険因子の治療が最も重要ですので、専門医によく相談してください。

未破裂脳動脈瘤くも膜下出血

原因のほとんどが動脈瘤の破裂によるもので、この動脈瘤とは血管にできた風船のようなこぶで、もともと壁が薄い分岐部にできます。

年齢を重ねるごとに膨らみはじめ、割れるまでは何の症状もありませんが、多くの場合は、40~50歳代になって、ある日突然割れることがあります。

その他の疾患
  • 無症状の脳腫瘍
  • 脳動静脈奇形
  • 慢性くも膜下血腫
  • 脳卒中(脳出血、脳梗塞、くも膜下出血)など

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子宮のMRI検査にかかる時間は?わかることは?

一般女性 Aさん
子宮のMRI検査にかかる時間を教えて下さい。
女性医師
検査にかかる時間は約20~約25分ほどです。

通常超音波検査で卵巣に子宮内膜症が認められた場合、より詳しく調べるためにMRI検査を行います。

一般女性 Aさん
子宮のMRI検査でわかることを教えて下さい。
女性医師
MRI検査は体を縦、横、斜めに映し出せ画像もCTより鮮明なため病変の正確な位置や状態、また癒着の状況が確認ができ、また腫瘍の内部の液体の様子も調べることができるため、卵巣がんとの鑑別も可能です。

また、X線を使用しない検査なので、放射線被曝の心配がありませんので、妊娠中の女性や若い女性も安心して検査を受けることができます。

Woman (35)

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腰のMRI検査にかかる時間は?わかることは?

Man (7)

一般女性 Aさん
腰のMRI検査にかかる時間を教えて下さい。
女性医師
検査にかかる時間は約20~約30分ほどです。

MRI検査では、特に椎間板軟骨、精髄、神経根など腰痛の根本的な原因に大きな影響を持つ部分を映すことが出来るので、レントゲンのみの診断でぎっくり腰などと判断されその後1週間以上も状況が改善しない場合などに有用とされます。

X線検査は骨や骨腫瘍などの硬く密な組織の撮影に優れていますが、MRI検査では椎間板などの軟骨や靭帯、筋肉、神経といったやわらかい組織を鮮明に映すことが可能です。

一般女性 Aさん
腰のMRI検査でわかることを教えて下さい。
女性医師
以下の点を観察するにはMRIは不可欠とされています。
  • 椎間板がどの程度薄くなっているか
  • 神経がどの程度圧迫されているか
  • ヘルニアがどの程度飛び出しているか
  • 腰椎や関節に炎症が起きているか
  • 軟性の腫瘍があるか
  • 筋肉や靭帯が損傷しているか

膝のMRI検査にかかる時間は?わかることは?

Man (2)

一般女性 Aさん
膝のMRI検査にかかる時間を教えて下さい。

女性医師
検査にかかる時間は約30~40分ほどです。

X線検査では確認できない関節内の炎症や、軟骨組織の様子も確認できるため、他の病気の可能性があるときや、手術などで詳しく調べる必要があるときに用いられます。

脳や脊髄、骨に囲まれた臓器でも鮮明に写すことが可能ですが、反対に骨自体は映らない(周囲の臓器や器官との対比で形状は分かる)ため、骨の状態を詳しく調べるのには向いていません。

一般女性 Aさん
膝のMRI検査でわかることを教えて下さい。
女性医師
膝のMRI検査では以下の事がわかります。
  • 関節軟骨のすり減り具合
  • 半月板や靭帯の損傷の有無やその程度
  • 神経の状態など

関連記事)MRIとCTの違いは?徹底的に大特集!

最後に

MRI

突然意識を失って倒れる脳卒中は、命をとりとめても半身不随などの後遺症により、社会復帰が困難となったり、また寝たきり患者の約半数は脳卒中が原因となっています。

これは、個人の健康問題としてはもちろん、家庭環境までを侵す危険性もあります。

自分自身の健康を保ち、家庭環境を守るためにも、健康な今こそ脳のMRI検査で脳をチェックし、早期診断、早期の治療開始で脳卒中の発症を予防するように努めてください。

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