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脳ドックは、人間ドックのうち、脳の検査のことです。

有名人がくも膜下出血で亡くなったなどというニュースが流れたり、知り合いの方が脳梗塞になったなどという話を聞くと、つい不安になって自分も脳の検査を受けておこうと思うかもしれません。

今回は、この脳ドックのホントのところをまとめました。

受ける前に是非チェックしてください。

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あなたは本当に脳ドックを受けるべきなのか?

えと、私は脳ドックを受けた方がよいのでしょうか?
  • 40歳男性、生来健康。
  • 高血圧など脳血管障害のリスクファクターなし。
  • 家族歴も特になし。
医師
1度受けてみるのはいいでしょうけど、毎年は受ける必要はなさそうですね。
では、どんな人が脳ドックを受けるべきなのでしょうか?

どんな人が脳ドックを受けるべきか?

脳ドックの目的は主に脳血管障害(脳出血、くも膜下出血、脳梗塞)に将来ならないかのリスクをチェックするために受けるものです。

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脳ドックを受けるべき人は、一般的には中高年以降の人は脳ドックを受けるべき対象となりますが、さらに加えると

  • 中高年以上の人
  • 脳卒中の家族歴がある人
  • 高血圧がある人
  • 脂質異常がある人
  • 肥満がある人
  • 喫煙習慣がある人
  • 糖尿病がある人

は、特に血管病変のリスクが高くなるので、受けるべきです。

医師
これらの項目に該当するものが多い人は、毎年でも受けてもいいでしょう。

脳ドックってどんな検査をするの?

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ところで脳ドックっていうけど、どんな検査をするんですか?
医師
脳ドックで行う検査は以下の通りです。
  • 頭部MRI
  • 頭部MRA
  • 頸部MRA
  • 頚動脈エコー

ただし、下2つはオプションとなることが多いです。

MRIってあのカンカン音がなるやつですね。
医師
その通りです。

頭部のMRIとMRAは同時に撮影することができますが、頸部のMRAは撮影範囲が異なるため、頸動脈エコーとともにオプションとなります。

MRAとは、脳の血管、中でも動脈をチェックする検査です。

脳ドックの検査内容について詳しくはこちら→脳ドックの検査内容は?何がわかるの?

脳ドックで何がわかるの?わかる病気は?

MRI、MRA、エコーはわかりましたが、結局何がわかるんですか?
医師
脳ドックでわかることは以下のとおりです。
  • 脳梗塞
  • 脳出血
  • 脳腫瘍
  • 脳の炎症
  • 脳の加齢性変化
  • 脳の萎縮の程度
  • 脳および頸部の動脈の狭窄、動脈瘤の有無

症状がない状態で、検査するのが脳ドックですから、基本的に新しい脳梗塞や脳出血が見つかる頻度はほとんどありませんが、これらの予防や早期発見に役立てることができます。

特に脳の動脈の狭窄や動脈瘤というのは、高血圧や加齢、家族歴、肥満、喫煙などが危険因子になるため、これらに該当する人は今の脳の状態をチェックするという意味でも受ける価値はあります。

詳しくはこちら→【画像あり】脳ドックの内容とは?わかることは?

脳ドックの費用はいくら?

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脳ドックっていくらくらいお金がかかるんですか?
医師
施設によっても異なりますが、4-10万円くらいが一般的です。
なんですか?その値段の幅は?

先ほど申し上げたように、

  • 基本の脳ドックに加えてオプションの検査をつけるかどうか
  • 脳ドックを行う施設の機器

によって値段が変わります。

新しいものはやはりその分高くなります。

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主に人間ドックで使用されるMRI装置の磁場は、1.5T(テスラ)か最近ですと、その上の3T(テスラ)もあります。

1.5T未満の装置では、本来見えるはずの動脈瘤が見えなかったりしますので、できる限り1.5T以上の装置で受診することをお勧めします。

詳しくはこちら→脳ドックの料金の相場は?

脳ドックのリスクは?デメリットは?

脳ドックのリスクはあるのでしょうか?

検査を受けることによる侵襲はほぼありませんので、検査自体によるリスクはほぼないと言えます。

では、どのようなリスクやデメリットがあるのでしょうか?

検査を受けて、小さな動脈瘤が見つかったとします。

病気が見つかったら、そりゃ早期発見なので、よかったってことになるんじゃないですか?
医師
サイズが大きいものや、破裂のリスクが高いものは、確かにそうです。

ただ、サイズの小さなものが見つかってしまい、いらぬ心配ごとが増えてしまうのも事実です。

動脈瘤は脳ドックを受けた人の2-5%の確率で見つかります。

そして5mm以下の小さなものは、0.5%で破裂するというデータもあります。

逆に言えば、5mm以下の動脈瘤が見つかった人の99.5%はいらぬ心配だけが増えたと言い換えることもできます。

これは脳ドックに限らないことですが、人間ドックを受けるということは、病気かどうか「わからないもの」も見つかることもあるということです。

このように人によっては、ドックを受けることにより要らぬ心配が増えてしまう点をリスクやデメリットと捉えることができます。

関連記事)脳ドックで脳動脈瘤の発見率は?破裂率は?

最後に

脳ドックについてまとめました。

  • どんな人が受けるべきなのか
  • どんな検査があるのか
  • 何がわかるのか

という点を中心にまとめました。

脳ドックを探してみる→脳ドックを受けられる施設はこちら

受けるときには、以上の点を踏まえた上で受けるようにしましょう。

ただし、受けるからには、小さな動脈瘤などが見つかる可能性もあるということは覚えておきましょう。

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