健康診断を受けると必ずついてくる検査は尿検査。皆さんは尿検査ってじっくり見たことがありますか?実は私はあまりなかったんですよね。そう思って思わず自分と家族の健診結果を確認してしまいました。

そもそも尿検査ってどう見たらいいのかもよくわかっていませんでした。そこで今回自分への戒めも込めて尿検査についての記事を書くことにしました。しかも今回は尿沈査についてです。

尿沈査って何?

尿沈渣とは尿を遠心分離させたときに出てくる固形物を指します。これを顕微鏡で観察するのです。この検査は尿検査で陽性(+)が出た時に行われます

医師
今回の尿沈査に関するお話しはこちらです。
  • 細菌+3になる原因
  • 細菌+3になった時の対処法
  • どんな病気の可能性があるか?
医師
以上です。

尿検査で再検査になるだけでも不安なのに、尿沈渣で細菌まで出たらどうすればいいの!?という不安にお答えします!

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尿沈渣で細菌3+になる原因は?

尿沈渣で細菌+3になってしまいました!
医師
落ち着いて原因を考えましょう。

細菌+3というのは尿の中に細菌が増えているということです。ですがあまり不安になる必要はありません。特に女性の場合、膣内には常在菌がいますのでこの菌が尿中に混入して反応が出ることはよくあることだからです。尿を長時間外に放置するだけでも細菌は増殖します。

ですから女性の場合は+3というのはかなりの確率で出るようです。体に異常があるかどうかの判断は細菌の量だけではなく、検査の時に一緒に判定される白血球の量や赤血球の量を見て総合的に判断します。

また、 無症候性細菌尿 という症状である場合もあります。この場合は特に治療は必要ありません。

白血球が混ざっている場合は注意が必要

細菌が入っていることはよくあることですが、その細菌に白血球が混ざっていると注意が必要になります。白血球が混ざっていた場合はさらなる検査で細菌の種類を特定する必要があります。

医師
例えば細菌+3で白血球が基準よりも多いなら何らかの炎症、赤血球が多いなら出血があると考えます。

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細菌3+の場合の対処法は?

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検査で細菌が出た場合、気を付けることはありますか?
医師
今度は対処法を見ていきましょう。
  • 膣周りは清潔に保つ
  • 検査の時は中間の尿を取る
  • 免疫力を上げる
  • 利尿作用のある飲み物を飲む

まずは膣のまわりを衛生的に保つことです。ナプキンやおりものシートはこまめに変え、清潔にしましょう。また今度の尿検査の時は出始めの尿は取らず、中間の尿を取るようにしましょう。またストレスがたまると尿に細菌が混ざることもあります。ストレスで免疫力が低下してしまったのです。細菌を防ぐには免疫力を上げることが必要です。

また、細菌が出ているということは膀胱炎になりかかっている可能性もあるので利尿作用のある飲み物をしっかり摂って尿をたくさん出すとよいですよ。

医師
免疫力を上げる食生活を心がけ、十分な睡眠と適度な運動を心がけましょう。

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どんな病気の可能性がある?

細菌が増えるとどのような病気が考えられるの?
医師
このような症状が考えられます。
  • 尿路感染症
  • カンジダ症
  • 膣トリコモナス
  • 皮膚糸状菌

以上の症状が考えられます。この細菌の増加に加え、白血球の増加が認められるとさらにこんな病気が考えられます。

  • 腎盂炎
  • 膀胱炎
  • 前立腺炎

尿の中の白血球は好中球が95%を占めていますが、この好中球以外の白血球の増加になりますとさらにこのような病気が考えられます。

  • アレルギー性膀胱炎
  • 尿路結石
  • 腎炎
  • 悪性リンパ腫
  • 白血病
医師
以上です。

病院

そのほかの尿沈渣に関する記事はこちらです

まとめ

医師
今回のお話しをまとめます。
  • 尿沈渣で細菌+3になっても必要以上に不安になる必要はない
  • 菌の増加だけではなく、白血球の増加もあるなら注意が必要
  • 細菌の増加が認められたら、膣周りを清潔にし、免疫力を上げるようにする
  • 尿検査の時には中間の尿を取るようにする

いかがでしたか?尿の成分を調べることでいろいろなことがわかりますね。だから健康診断では必ず行われるわけです。尿検査は病気を早期発見するためには絶対必要なものです。尿についてもし気になることがあるようでしたら泌尿器科を受診しましょうね。

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