大腸がん検診の方法にはどのような方法があるのでしょうか?
また大腸がん検診って受けて意味がある、つまりがんが見つかり、死亡率が下がったという根拠はあるのでしょうか?

今回はそんな疑問にお答えしていきます。

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大腸がん検診の方法は?

  • 便潜血検査
  • 大腸内視鏡検査

の2つがあります。これに加えて問診も行われます。便潜血検査の方が手軽で、検診としては簡便でしょう。
ただし、がんの発見しやすさは、内視鏡の方が上ですので、これらの検査を併用してもいいですし、最初から大腸内視鏡を受けるという選択もよいですね。

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もちろんこれらの検査は、完璧ではありません。

「便潜血検査で陰性なら大腸内視鏡は受けなくてもいい?」

という疑問も出てきますが、それは場合によりけりです。
たまたま便潜血検査が陰性になることもあるからです。
普段から、便に血が混じることを自覚していたり、採血で貧血を認めていたりする場合は、便潜血検査にはたまたまひっかからなかっただけということも十分にありえます。

便潜血検査は非常に簡便で重宝される検査ですが、問題点としては、感度、特異度があまり良くないということです。

大腸がんが疑われる症状がある、だけど便潜血検査は陰性だった。その場合は、便潜血検査だけではなく、内視鏡も含めた検査をしていくことが勧められます

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大腸がん検診を受ける意味あるの?

デンマークで行われた研究で、14万人の人を対象に、便潜血によるがん検診をした群としなかった群で、大腸がんによる死亡率を比較したものがあります。これによると、大腸がん治療を伴う合併症も含めた大腸がんの死亡率は検診をした群の方が有意に低下していたのです。(Lancet.1996 Nov 30;348(9040):1467-71)

つまり、根拠はあるわけですね。

便潜血検査でさえ、大腸がん検診を受けた方が、早期発見につながり、結果、大腸がんによる死亡率を下げたということです。

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でも、ちょっと疑問が出てきませんか?

「これって、デンマークのデータでしょ?日本はどうなの?」

その通りです。日本では同じようなデータは今のところありません
ただ、食の変化により、近年日本人の大腸がんは増加しています。

そういった意味では、このデータもあながち無視できないわけです。
むしろ、大腸がん検診は受ける意味がある、効果があると判断した方がよさそうです。

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大腸内視鏡(大腸カメラ)で問題ないと言われたら次はいつ受ければいいの?

大腸カメラは前処置で下剤を飲んで大腸を空っぽにするのも結構体力を使いますし、カメラを受けるときも痛みを伴うこともしばしばあります。二度と受けたくないと思う人も多い検査の一つです。

便潜血検査で陽性になってから、より精密な検査として大腸カメラへと進みますが、大腸がんやポリープがなくても便潜血が陽性になることってあるんですね。

  1. 便潜血陽性だった。
  2. で、大腸カメラを受けたけど何もないといわれた。

という人が、次の年もまた便潜血も陽性の場合、また大腸カメラを受けないといけないのかというと、実はそうではないのです。

大腸内視鏡検査に関しては、一度検査して問題なくて、過去にポリープなどの既往もない場合は、5年は経過観察でよい。さらに、便潜血もやらなくてよい。

といわれています。もちろん本人が希望すれば話は別です。

つまりこの場合は、大腸内視鏡を1年に一回、毎年受ける必要はないということです。

ポリープがたくさんある場合は別ですよ。

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