
「胃カメラの後に軽い腹痛が続いてるんだけど・・・」
胃カメラの検査をした後に
- 腹痛
- 胃痛
- 喉の痛み
- 頭痛
など、気になる痛みが起こることがあります。
私も以前、人間ドックの検査で胃カメラを飲んだ後、喉が痛くてしばらく苦しみました。
どうして胃カメラの検査をした後にそのような痛みが起こるのでしょうか?
胃カメラ後の痛みについてまとめました。
- 検査後の痛みの多くは、検査中に入れた空気、のどの麻酔やスコープの刺激、生検(組織採取)などによる一時的なもので、時間とともに軽くなります。
- ただし、痛みがだんだん強くなる、お腹が硬く張る、嘔吐、発熱、黒い便や血便、血を吐く、胸や背中の強い痛みがあるときは、まれな合併症(出血や穿孔など)の可能性もあるため、すぐに検査を受けた施設へ連絡するか受診してください。
- 軽い痛みで気になるときも、検査を受けた施設に相談できます。
胃カメラの後に痛みが続く!どんな痛み?

胃カメラ検査を受けた後から腹痛や頭痛などさまざまな痛みが起きて、心配という方がいらっしゃいます。
でも検査を受ける前の同意書や、検査後の注意などにも胃カメラ後の痛みについての説明はあるかと思いますが、多くは時間とともに軽くなるとされていますが、程度や続く期間には個人差があります。
- 腹痛
- 胃痛
- 喉の痛み
- 頭痛
次の章から1つずつみていきましょう。
胃カメラ後の腹痛!原因は?
検査中に空気が入ったため
検査中に食道・胃・十二指腸に空気(エア)を入れます。
そのため検査後に腹部の膨満感や軽い痛みを感じることがあります。
時間の経過とともに改善していきますが、おならやげっぷが出ることで楽になるでしょう。
色素観察をおこなった
病変を見えやすくするためにルゴール液を散布することがあります。
胃カメラ後2〜3時間ほど、軽い胸焼けや不快感が続くことがありますが、こちらも時間とともにおさまっていくでしょう。
組織を採取した
組織を採取(生検)した場合、自宅に帰ってから、へその周辺やへその上の辺りがじわじわと痛みはじめる、という方もいらっしゃいます。
その後痛みが数日続く場合は、早めに医師に相談してくださいね。
生検(組織の採取)のあとに気をつけたいことは、胃カメラで生検ありと言われたら?念のための意味・結果日数・注意点を解説で解説しています。
胃カメラ後の胃痛!原因は?
胃壁に傷がついた
例えば検査の時に胃壁に器具があたり、傷がついてそれによって痛みが発生している、ということがあります。
また器具を挿入した時の嘔吐反射が激しかった場合などにも、痛みが出ることも。
特に胃と食道の結合部の粘膜は弱いですから、胃カメラの通過時に触れてしまうことで痛むといった可能性もありますね。
検査の受けやすさは、施設の方法(鎮静や経鼻内視鏡の有無など)や医師の説明でも変わります。不安なことは検査前に医師へ伝えておくことも大切ですね。
ストレス
胃カメラ検査をすること自体がストレスになって、検査後に胃痛を起こしていることもあります。
また生検をおこなった場合などは、結果を待つことがストレスになっていることもあるでしょう。
胃以外の病気の可能性
症状として、食後でもかなり時間がたってから痛むという場合には、別の原因も考えられます。
痛みが持続する、出血が続く、などの場合は、やはり医療機関を再度受診したほうが賢明ですね。
空腹時のみぞおちの痛みが続くときは、十二指腸潰瘍とは?症状・原因・検査・治療を解説|空腹時のみぞおちの痛みと黒い便に注意も参考にしてください。
胃カメラ後の喉の痛み!原因は?
喉の麻酔
麻酔が取れるまでの時間には個人差があり、しびれや違和感が残っていることがあります。飲食を始める時間は、検査を受けた施設の案内に従ってください。
麻酔が取れたかどうかは・・・
- 少量の水を少しずつ飲む
- うがいをする
などで、むせないかどうかを確認しましょう。
嘔吐反射によるもの
内視鏡を入れる時に、嘔吐反射が激しかったり咳込んだりした場合には、喉の入り口に器具が何度も触れたことで、痛みが出ることもあります。

検査後の食事の始め方は、胃カメラ後の食事はいつから?麻酔・生検後に食べてよいものと注意点でまとめています。
胃カメラ後の頭痛!原因と対処法は?

検査に使用する薬によるもの
胃カメラを受けるにあたっては
- 咽頭麻酔
- 鎮痙薬
- 鎮静薬
を投与することがあります。
それらの影響によって頭痛が起こることも考えられます。
薬剤の影響であれば数時間でおさまりますが、頭痛が続く、痛みが激しい場合はすぐに医師の診察を受けましょう。

参考文献:ナースのための やさしくわかる内視鏡検査・治療・ケア P34・35・40・71
こんな痛みは受診を(目安)
| 痛みの様子 | 目安 |
|---|---|
| 軽いお腹の張り、げっぷやおならで楽になる | 空気によるものが多く、経過を見ることが多い |
| のどのヒリヒリ、飲み込むときの軽い痛み | 数日で軽くなることが多いが、強い・長引くときは相談 |
| 生検後のへそ周りのじわじわした痛み | 続く場合は検査を受けた施設に相談 |
| だんだん強くなる腹痛、お腹が硬い、嘔吐、発熱 | すぐに受診(救急も検討) |
| 黒い便、血便、血を吐く、胸・背中の強い痛み | すぐに受診(救急も検討) |
気になる症状があれば、医療機関へ相談してください。
よくある疑問
胃カメラ後の痛みは何日くらい続きますか?
原因によって異なり、空気やのどの刺激による痛みは短期間で軽くなることが多いです。数日たっても続く、あるいは強くなるときは、検査を受けた施設に相談しましょう。
胃カメラ後の痛みは何科に行けばよいですか?
まず検査を受けた施設に連絡するのが基本です。休日や夜間で強い痛みや出血があるときは、救急外来を受診してください。
生検をしたあとに痛むのは異常ですか?
組織を採取した場所の刺激で、軽い痛みや違和感が出ることがあります。黒い便や血便、強い痛みを伴うときは早めに受診してください。
胃カメラのあと、いつから食事ができますか?
のどの麻酔が切れてから、という案内が一般的ですが、生検の有無や施設の方針で異なります。検査後に渡される注意書きに従ってください。
最後に
胃カメラ後の痛み、考えられる原因は・・・
- 腹痛…空気が入った・色素観察をおこなった・組織を採取した
- 胃痛…傷がついた・ストレス・色素観察をおこなった・組織を採取した
- 喉の痛み…喉の麻酔・嘔吐反射
- 頭痛…麻酔、鎮痙薬、鎮静薬による影響
胃カメラでは、食道や胃、十二指腸の健康状態をスコープによって直接チェックすることができます。
レントゲン検査より正確に胃の中の状態を確認することができるというメリットがあります。
でも検査後にさまざまな痛みが出ることもあるので、痛みが続く場合には早めに病院に行き診察してもらってくださいね。
できるだけ信頼できる医師をみつけて落ち着いて受けることができれば、疑いや悩み、心配なども少しは軽減されますよ。





