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小細胞肺がんの腫瘍マーカーの一つであるProGRP (プロジーアールピー)はどのようながんで数値が上昇するのか、また、そもそもとProGRP (プロジーアールピー)は何なのかについてまとめました。

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ProGRP (プロジーアールピー)とは?

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ガストリン放出ペプチド(GRP)の前駆体(ProGRP)は、肺小細胞がんの補助診断及び治療評価、経過観察のモニターマーカーとして利用されます。

化学療法、放射線療法が主体となる小細胞がんと、手術治療が主体となる非小細胞がんとの鑑別診断に有効なマーカーです。

 

ProGRP (プロジーアールピー)の正常値は?

成人では、46pg/mlです。
4未満の小児では、46~100pg/mlです。

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ProGRP (プロジーアールピー)が異常をきたす病気は?

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小細胞肺がん(異常高値となります。)
早期がん、進行がんでも50~70%陽性となります。

肺非小細胞がん(4%以下)、膵がん卵巣がん(1%以下)、カルチノイド間質性肺炎でときに陽性となります。

・肺の異常陰影を有する喫煙者、喫煙経験者で100pg/ml以上では高い確率で肺小細胞がんと診断されます。

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ProGRP (プロジーアールピー)の取り扱い注意点は?

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  • 性差、加齢の影響は認められていない。
  • 冷蔵保存、または凍結保存しなければならない。
  • 新生児、乳幼児では高値を示す。
  • 腎障害があるときには高値を示すことがある。(クレアチン値2mg/dl以上で、最大150pg/mlに上昇する)

といった点で取り扱いには注意が必要です。

最後に

ProGRP(プロジーアールピー)は、治療に良く反応し、再発や病気の進行時にも速やかに上昇するため有用な腫瘍マーカーとされています。

他の小細胞肺がんの腫瘍マーカーの一つNSEと比べますと、小細胞肺がんに対して特異的で信頼度も高く、臨床的に有用な高精度の腫瘍マーカーとなります。

ただし、NSEとProGRPの性質には大きな違いがありますので、併用することにより検出精度を上げる方法を用いる医療機関もあります。

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