盲腸の症状を

お腹の痛み、それも右下あたりですと、「盲腸(虫垂炎)かも?」と思われる方は多いのではないでしょうか。

それ程、盲腸の名は一般的に知られていますが、そもそもどの様な病気なのか、詳しい症状などを知らない方は多いようです。

そこで、今回は盲腸(虫垂炎)の症状の特徴やセルフチェックの仕方などをまとめました。

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その痛み、もしかして盲腸(虫垂炎)かも!? 初期症状とは?

お腹の右下腹部をさすりながら「もしかして盲腸かも?」と思われた事のある方も多いのではないでしょうか。

しかし、盲腸(虫垂炎)の初期症状は本当はどうなのでしょうか?

実は盲腸(虫垂炎)は痛みが移動することで有名です。
(移動しない場合もあります。)

まず、みぞおちの辺りに痛み(心窩部痛(しんかぶつう)と言います)を感じ始めることが多いです。
個人差もあり、人によっては、お臍の周りに痛みを感じる人もいます。

その後、12時間から24時間の間くらいに、徐々に痛みが下腹部に移動して行きます。

そして、最終的に右下腹部で激しい痛みがはじまります。

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最初はチクチクした痛みから始まり、徐々にキリキリになり、その後、急激にズキズキ痛みだし、さらに進行すると、夜も寝れないくらいの痛みになります。

その他にも

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 37度ぐらいの微熱
  • 食欲不振

などの症状が出ることもあります。

盲腸(虫垂炎)のセルフチェック方法

盲腸なのか、それともただの腹痛なのか、ある程度はセルフチェックする方法がありますので、参考にしてください。

上記の症状以外に、以下の事をチェックしてください。

盲腸のセルフチェック方法
  • ジャンプをすると右下腹部に痛みを感じる。
  • 両足のかかとを上げてつま先立ちになり、浮かしていたかかとを、床に下ろします。その際、右下腹部に響くような痛みを感じる。
  • 仰向けに寝て、お腹の力を抜いたリラックスした状態で、右下腹部の痛みが酷い場所を指で押した後に急に離し、押しても痛く、離した後がもっと痛い場合(この場合は腹膜刺激症状といって、腹膜炎に陥っていることを示唆します)。

 

ただし、あくまで盲腸(虫垂炎)は医師による診察と画像診断によりなされるものですので、目安のひとつとしてチェックいただき、おかしい場合は安易に自己診断・自己判断せずに速やかに病院に行ってください。

虫垂炎の画像診断についてはこちらにまとめました。→急性虫垂炎のCT所見のポイント!

ちなみに盲腸(虫垂炎)が疑わしい場合に受診するべき科は、消化管外科>消化器内科、胃腸科、内科となります。

よくある胃腸炎とは異なり、手術による治療がなされることがあるのが虫垂炎ですので、疑わしい場合は初めから消化管外科を受診した方がいいかもしれません。

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そもそも盲腸(虫垂炎)とはどんな病気?放っておくとどうなるの?

一般には「盲腸」あるいは「盲腸炎」と言われますが、正式名は「急性虫垂炎」となります。

盲腸(急性虫垂炎)は、虫垂と呼ばれる大腸の端に化膿性の炎症が起こる病気です。

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急性虫垂炎自体についてはこちらに詳しくまとめました。→急性虫垂炎のまとめ

治療せずにそのまま放置しておくと炎症で発生した膿や腸液が外側に漏れ出します。

これを消化管穿孔(せんこう)と言います。
さらに漏れ出た膿がお腹の中(腹腔内)に広がり腹膜炎(ふくまくえん)を起こしてしまいます。

さらに、腹膜炎が進行すると、菌から排出される毒素が血液を通して身体に回る敗血症を引き起こしてしまい、ショック症状から最悪の場合には死に至ってしまう事もある様です。

盲腸(虫垂炎)の治療法は?治療費はどれくらいかかるの?

虫垂炎を認めた場合は、手術となることが多いですが、抗生剤で様子を見ることもあります。

手術の適応についてはこちらにまとめました→虫垂炎の手術の適応は?ガイドラインはあるの?

しかし、病状が進行していたり、虫垂炎が破裂していた場合などは、早急な切除手術が必要となります。

盲腸の治療費はどの位かかるのかも気になるところですね。

ご利用になる医療機関などで違いはありますので、目安として参考にして下さい。

  • 入院費・治療費は健康保険適用で約6万円から12万円ほどです。
  • 切腹手術は2万円ほどですが、入院する為に入院費が加わります。
  • 又、腹腔鏡手術は15万円から20万円ほどと、かなり高額のようです。

最後に

盲腸(虫垂炎)はよく耳にする病気ですので、何となく軽い病気だと思われている方も多いようです。
しかし、よくあるいわゆる胃腸炎と同じように考えてばいけません。

放置しておくと病状が進み、恐ろしい結果に繋がる可能性もあるのです。

セルフチェックや症状で少しでも疑わしい点がある場合には、速やかに病院へ行かれて下さいね。

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