毎年受けてる人間ドックや胃がん検診などで、バリウム検査も必ず行ってる人もいると思います。
さすがに妊娠中はできないので、産後、今年は受けよう!と思ってる方もいらっしゃると思います。
ですが、産後といってもまだ授乳中だと気になる事も多いかと思います。
私も子供を産む前は気にもしてなかったんですが、子供が出来ると色々不安で、おっぱいに出て子供に影響が出ないか?
ちょっとしたことでも気になり始めました。
- 授乳中のバリウム検査!できる?できない?
- バリウム後の下剤は飲んでいい?
- バリウムを使わない検査法もある?
今回は、以上の事について説明したいと思います。
バリウム検査は授乳中でもできる?
結論から言いますと、授乳中のバリウム検査は問題ありません。
検査の際に飲むバリウムに関しては体内に吸収されずに排出されます。
特に心配されがちなレントゲンは、胎児にはNGですが、産後は胸のレントゲン、歯のレントゲンやマンモグラフィ、バリウム検査なども授乳中は問題ありません。
では、なぜ大丈夫なのか説明しますね。
バリウム検査の放射線が大丈夫なのはなぜ?
放射線被曝には
- 外部被曝
- 内部被曝
この2種類があります。
外部被曝は放射線を外から浴びる被曝のことです。
内部被曝は放射性物質を口から摂取してしまい、体内から放射線を浴びることです。
この内部被曝は危険です。
しかし、バリウムなどのレントゲンによる医療用のX線は外部被曝になります。
外部被曝の場合は放射線が体内に蓄積されることはないのです。
ですから、これらの検査を受けたからと言って母乳の成分に影響したり、放射線が残る心配もありません。
バリウム検査は授乳中でも大丈夫ですが、次は下剤が気になりますね。
バリウム検査後の下剤は授乳中でも飲める?
バリウム検査後、バリウムをきちんと出すことはとても重要ですので下剤は欠かせません。
お母さんが薬を飲むと、その成分が母乳から少なからず出てしまい、それを赤ちゃんも飲むことによって影響が出ることはご存知の方も多いと思います。
下剤の場合は、赤ちゃんのお腹がゆるくなり、下痢を起こしてしまうことがあります。
だからと言って下剤を飲まずにいると、バリウム検査後に、きちんと便としてバリウムを出さないと腸閉塞になる可能性もあるんです。
事前に授乳中であることを医師に相談し、母乳に影響のない下剤を処方してもらうか、頑固な便秘で不安だという場合などは、バリウム検査自体を検討し直すことをおすすめします。
では、次の章でバリウム検査の代替え策についてご紹介しますね。
関連記事)授乳中にレントゲンを受ける影響ってある?
胃カメラもオススメ!
私も、産後この検査をしましたが、バリウムよりも直にカメラを入れて胃腸の内部を見れるので、更に精密な判断もできます。
また、胃カメラは鼻からカメラを入れる方法もあり、それだと医師と会話をしながら検査ができ、苦しくありません。
私は、普段からバリウム検査より胃カメラ検査の方をやってもらっていて、4回ほど胃カメラ経験はあります。
自分でも胃腸内部の映像を見ながら確認できて、その場で結果が分かるので安心です。
しかも私、授乳中、鎮痛剤を使わず検査をしましたが、多少ウッという感じはあったものの、その後胃カメラによって体調に問題はありませんでした。
授乳中ということを伝えると、検査後に海藻から出来ている母乳に影響のない胃粘膜を保護する薬を処方してもらえましたよ。
私も今回は胃カメラをお願いしようと思います。
関連記事)
最後に
- 授乳中のレントゲンは問題ない
- 授乳中のバリウム検査自体は問題ない
- 下剤が母乳として出て、赤ちゃんが下痢をしてしまう心配がある
- 母乳に影響のない下剤もある
- 授乳中は特に胃カメラの方がおすすめ
授乳中は色々な影響が心配になりますよね。
うちの子は2歳まで母乳を飲んでいたので、その間、とにかく体調管理に気を付けていましたが、胃検診も重要ですよね。
私は授乳中でも、しっかり胃カメラ検査をすることで胃の具合が悪い原因が判明し、的確な治療をできました。
特に赤ちゃんにとってはお母さんが頼りです。
子供の為にしっかり検査し、体調管理をしておきましょう。