「バリウム検査の前日って食事はどうすればよいのでしょうか?」
「食べてはいけないものや食べるのを避けた方が良いものはあるのでしょうか?」
また飲み物やお酒、煙草についても気になるところです。
その点を把握していなかったばかりに、間違った結果になったり、検査が中止になってしまうということになるということにならないようにしておきたいですね。
そこで、『胃バリウム検査前日の食事』についてまとめました。
今回の内容は以下になります。
- バリウムを飲む前日の飲食について
- 検査前日のアルコールと喫煙について
これらについて詳しく説明いたしますね。
バリウム検査 前日の食事は?
バリウム検査は、胃にバリウムを付着させて、凹凸の有無をチェックする検査です。
ですから胃の内部の食べ物をなくしておく必要があるため、検査の前日は絶食となります。
検査の前夜の食事について
- 検査の前日の食事は21時までに済ませる
- 検査が午後になる場合は、朝の7時までに軽い朝食をとる事が可能なこともある
- 前日の食事は刺激物や脂っこい物は避けて、消化の良い食事をとる
水分は摂っても大丈夫!
- 水やお茶などであれば検査の当日も摂取可能
- 検査の3時間前まで、100cc程度の摂取なら大丈夫
- 就寝前のお薬はいつも通り内服してもOK
以前は、水分の摂取も制限がありましたが、夏などは特に熱中症の危険性があり、脱水症状によって検査データが異常値になるのを回避する意味で、水分摂取の制限が緩和されています。
前日は絶食で絶飲食ではないので、脱水症状を防ぐため、水分はこまめに摂取しておきましょう。
バリウム検査 前日のお酒とたばこは?
アルコールは控えてください
アルコールの摂取が、体内でバリウムを固める原因となってしまいます。検査前日、検査後2日間ほどはアルコールを控えましょう。
タバコは禁煙厳守!
タバコを吸う事で、胃が刺激されます。
そして胃液の分泌が起こってしまうため、胃がバリウムを食べ物と間違い消化活動をしてしまいます。
そうなると、検査のために飲んだバリウムが腸の方へ押し出されてしまい、胃の中のバリウムが無くなって検査できなくなります。
少なくとも検査当日は禁煙してくださいね。
又、胃の内部に胃液が溜まりますと、バリウムが胃の粘膜に十分に付着出来なくなり、病変を見逃してしまう可能性にも繋がります。
最後に
今回の記事をまとめてみましょう。
- 検査前夜の食事は21時以降絶食になります
- 検査が午後からの場合は当日の朝7時までに軽い朝食を摂ることができる場合もある
- 水分を摂るのはOK
- 検査の3時間前まで、100cc程度の摂取なら大丈夫
- 就寝前の服薬はいつも通りでOK
- 検査前日と検査後二日間ほどはアルコールを控えましょう
- 検査前日の喫煙はNG!
食事などが胃の中に残っていると、せっかく美味しくないバリウムを飲んでも、正確な結果が得られずに、仮にがんがあっても発見されないこともあるのです。