ブライダルチェック・・・
気になっているのですが、男性でも受ける事が出来るのでしょうか?
男性のブライダルチェックは、
- 結婚前、もしくは結婚予定は無いけれど、将来家庭を持ちたい方
- 結婚され妊活中の方
などを対象に、妊娠力の測定や性感染症などを検査するものです。
そこで・・・
「どんな検査内容なのだろう?」
「費用はどれくらい?」
など、気になる事も出てきます。
そういった疑問を解決!
今回は、男性のブライダルチェックの
- 概要
- 費用
- 内容
について紹介します。
ブライダルチェックをお考えのかたのお役に立つと幸いです。
ブライダルチェックとは?知っておきたい男性の新常識!
冒頭でもお伝えしたように、「ブライダルチェック」は、女性のみでなく、男性を対象としたものもあります。
男性の対象者は・・・
将来家庭を持ちたい方で、結婚の有無や年齢は関係ありません。
とくに、不妊については男性側に原因があることもある(不妊カップルの約50%は男性が原因1))とされますで、妊娠に至るには男女ともに妊娠力が必要です。
たとえば、性感染症(STD)は症状が現れにくいため、感染していても自覚症状がないことも多いです。
そのため、そのまま放置してしまうと、男性の場合は睾丸や前立腺などに炎症を起こしてしまいます。
性病に感染しても早期に治療をすれば問題がないことがほとんどですが、感染期間が長期化すると不妊症になってしまう恐れもあるのです。
ブライダルチェックの口コミを紹介!
【ブライダルチェック5】
女性だけでなく、男性も必要です!
「不妊の責任は女性にある」
という昔からの迷信が未だにまかり通っていると思うが
男性不妊の場合若い時と年齢が高くなってからでは
治療に要する時間と期待できる効果が大きく異なりますので、
早期の発見と治療が大切です。— 夢のブライダル (@Bridalmania0406) 19 February 2014
ブライダルチェックってすごく大事。籍を入れる前に、女性も男性もどちらも絶対やるべき。相手のことや子供のことを本当に考えているならやるはず。ブライダルチェックを拒否する男性は嫌だな。
— ひこにゃん (@natsu08pink) 1 November 2013
男性も積極的に受けるべきだとあらためて感じています。
女性のブライダルチェックの記事はこちら
ブライダルチェックはどこで受けられる?
ところで・・・
ブライダルチェックはどこで受けられますか?
- 泌尿器科や性病科
- 一部の産婦人科
- 不妊治療専門のクリニック
ちなみに、男性の不妊治療専門のクリニックはあまりなく、その理由は、男性不妊外来を専門で行う医師が少ないからです。
クリニックなどに行くのはちょっと抵抗があるのですが・・・
他に方法はないのでしょうか?
クリニックに行くのは恥かしい・・・
仕事が忙しくて時間が作れない・・・
医療機関が近くにない・・・
郵送検診の方法は?
郵送検診とは、自宅などで採取した検体(精液や血液など)を郵送し、専門の機関で調べてもらう方法のことです。
以下のように、検査したい内容により郵送する検体は異なります。
- 精液検査:精液や精子の状態を調べる検査→精液を郵送。
- 性病検査:クラミジア・梅毒・HIVなどを調べる検査→血液や尿などを郵送。
注文から郵送まで
- ブライダルチェックの検査キットをオンラインで購入。
- 注文後、キットが自宅に届く。
- 精液・血液・尿などの検体を自分で採取。
- 採取した検体を、付属の封筒などに入れて郵送。
この検査キットは、4項目(クラミジア・トリコモナス・淋病・カンジダ)となっていますが、1項目から10項目まであります(項目数により料金は異なります)。
安心しました。
検査結果
- 検査センターにおいて、検体の分析調査を行なう
- 検査結果は、検体を郵送してから数日以内にわかる
確認方法として、
- パソコン
- 携帯電話
- 郵送
のいずれかを選べます。
[adsense]
ブライダルチェックの費用は?
費用は受診する医療機関や検査項目によって異なりますので、あくまで目安ですが、
20,000円~ 40,000円くらい
となることが多いです(検査キットの費用は除外)。
結構な金額ですね。
保険は適用されないのでしょうか?
ブライダルチェックとして検査を受ける場合は、治療ではないので自費になり、保険も適用されません。
しかし、費用は検診を受ける病院でも変わりますし、検査する項目数でも異なります。
また、お住まいの地域によっては、自治体などが補助してくれる制度を利用することも可能です。
[adsense]
次に、内容(検査項目)について紹介します。
ブライダルチェックの内容は?
検査は、ご利用になる医療機関で異なりますが、一般的には、採血の他に以下の検査項目となります。
- 精液検査
- 超音波検査
- 性感染症検査
精液検査
チェックするのは、
- 精子の数
- 精液量
- 精子濃度
- 精子の正常形態率・運動率
- 運動の質
などを自動検査機器および、目視にて測定し、専門医が精液・精子の状態を見て評価を下します。
しかし・・・
採精はどのようにされるのでしょうか?
採精には、
- 個室で行なわれる方法
- 検査容器をもらい後日提出する方法
があります。
超音波検査
前立腺または精巣の検査をし、正常かどうかの判断をおこなう検査です。
この検査をする事で、前立腺疾患の早期発見も可能となります。
検査方法としては、ゼリーを塗布して陰嚢に機械をあて、精巣の状態をモニターでチェックするのみです。
性感染症検査(性病検査)
検査は特殊な方法ではなく、専門医師による問診があります。
男性の場合、感染が原因で尿道炎が引き起こされるので血液検査と尿検査を行います
採血の12時間前より禁酒となり、十分な睡眠とるようにしてください。
血液検査
- HIV抗原・抗体
- ヘルペス
- 梅毒
などを検査します。
尿検査
- クラミジア
- 淋病
の有無を検査します。
感染症は不妊や胎児への障害をもたらす原因のひとつとされます。
しかし、多くの場合は治療によって完治しますので、将来の家族計画を立てるためにも重要な検査です。
1)参考サイト:一般社団法人 日本生殖医学会
まとめ
- ブライダルチェックの対象者は、将来家庭を持ちたい方で、結婚の有無や年齢は関係ない。
- ブライダルチェックでなんらかの病気が見つかったら、早期治療を開始でき不妊を避けることも可能である。
- 郵送で検査が可能なシステムもある。
- 費用は、20,000円~ 40,000円くらいが目安となり、保険は適用されない。
- 主な検査項目は、精液検査・超音波検査・性感染症検査である。
男性のブライダルチェックは、一般的に浸透していないのが現状です。
しかし、男性もブライダルチェックを受けることで、不妊治療の効率は上がりますので、一度お受けになることをオススメします。