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大腸がんは日本人にとって身近な病気であり、この30年ほどで患者数が5倍に増えています。この病気は、発見されると治りやすい一方で見つかりにくい特徴があります。

そこで、早期発見のために「大腸内視鏡での検診を受けておきたい」と考える方もいらっしゃると思いますが、その費用に保険が適用されるのはどんな時でしょうか?

そこで今回は、

  • 大腸内視鏡の費用に保険が適応されるのはどんな時なのか
  • 大腸内視鏡検診の費用の相場
  • 大腸内視鏡でポリープ切除に掛かる費用
  • 大腸カプセル内視鏡の費用

についてまとめました。

知っておくと安心ですので、検診をご予定の方は参考にして下さい。

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大腸内視鏡の費用に保険が適応されるのはどんな時?

大腸内視鏡の費用に保険が適応されるのはどんな時でしょうか?

医師が大腸内視鏡検査の必要性を感じる所見として、便に血が混じっている症状(便潜血検査の陽性)や黒色便という症状がある場合などがあり、これらの症状がある場合には保険の適用になる場合があります。

ポイントは、患者さんの症状に対して医師が内視鏡検査が必要と判断した場合に限られる点です。

医師
保険適用時の費用は以下のようになります。
  • 検査後特に異常が発見されず、観察のみで終わった場合:約6,000円ほど
  •  炎症や潰瘍などが見つかり、組織を一部採取して顕微鏡で詳しく調べる検査(生検による病理検査)が必要だった場合:約10,000円から20,000円ほど
  •  切除した方がよいと判断されるポリープが見付かり、ポリープ切除術による治療まで行った場合:約20,000円から30,000円ほど

*全ての料金は、保険3割負担の場合です。

保険診療となった場合、多くの方の自己負担は3割ですが、70歳以上の方で1割負担や2割負担の方はこれよりも安くなります。

医師
料金はご利用になる医療機関で違いがありますのでご注意下さい。

関連記事)大腸内視鏡検査での麻酔の副作用は大丈夫?症状について調べました!

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大腸内視鏡検診の費用の相場はどれくらい?

大腸内視鏡検診の費用の相場はどれくらいですか?

症状が少しみられても内視鏡検査の必要でないと医師が判断を下したり、特に症状のない場合は全て自己負担になります。

例外として、検査の途中で切除が必要なポリープが見つかった場合には保険診療に移行し、健診で内視鏡中に炎症などが見つかって生検による病理検査を行った場合は、内視鏡部分は自費、病理検査は保険診療となります。

しかし、健康保険をお持ちでない場合は全額自費になりますのでご注意下さい。

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医師
それでは、全額自己負担となる場合の費用の相場は以下の通りです。
  • 検査のみ:18,000円ほど
  • 炎症などが見付かり病理組織検査が必要な場合:約20,000円から60,000円ほど
  • ポリープが見つかり切除の必要があった場合:約60,000円から100,000円ほど
医師
あくまでも相場ですので、ご利用になる医療機関で事前に確認して下さい。

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大腸内視鏡でポリープ切除に掛かる費用は?

大腸内視鏡でポリープ切除に掛かる費用はどれくらいですか?
医師
行なわれる手術の種類や日数などにより費用は違いますので、以下に種類別にご紹介します。

大腸ポリープの手術は基本的に日帰りが可能ですが、患者さんによっては入院する必要もあります。その際の目安は1泊2日~2泊3日ほどとなります。

ポリペクトミー手術

手術費用:約20,000円~30,000円ほど(ポリープの切除が1箇所の場合)

EMR(内視鏡的粘膜切除術)

手術費用:約20,000円~30,000円ほど(ポリープの切除が1箇所の場合)

 EDS(内視鏡的粘膜下層剥離術)

手術費用:約150,000円~170,000円ほど
この手術は約5~7日の入院が必要となります。

大腸ポリープ切除手術には健康保険が適応され、医療費は3割負担となります。

また、費用が一定額を超えた場合には、高額療養費制度で給付金を受けることができますが、給付金の金額は年収によって違います。

医師
料金はご利用になる医療機関で違いがありますのでご注意下さい。

関連記事)大腸内視鏡でポリープ切除の費用は?保険も請求可能?

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大腸カプセル内視鏡の費用は?

大腸カプセル内視鏡とは、カプセル型の内視鏡を、水分と一緒に飲んでいただき消化管を通過しながら、大腸の内部の写真を撮影していく画期的な大腸内視鏡検査です。

検査を受けるために10リットル以上の下剤を飲まねばならないなどの短所はありますが、従来の大腸検査に比べ、苦痛がほとんど無い検査です。

また、大腸にガスを注入しないため、検査中のおなかの張りがありませんし、何より 肛門からは何も挿入しないため恥ずかしさもありません。

この検査方法も、2014年の1月から公的医療保険の対象になりましたが、対象は大腸に病気の疑いがあり、それに加え通常の内視鏡が患部まで通らない人に限られていますので、カプセル内視鏡検査はほとんどの場合において保険が適応されません。

医師
しかし、保険が適用になる場合もあります!
  • 大腸に病気の疑いがあり以前大腸内視鏡を行って患部まで挿入できなかった場合。
  • お腹の手術を行っていて癒着が考えられる場合。

上記以外の方は自費での検査になり検査費用は約120,000 円ほどになります。

まとめ

医師
今回のポイントのまとめ!
  • 大腸内視鏡の費用に保険が適応されるのは、医師が内視鏡検査が必要と判断した場合に限られる。
  • 症状が少しみられても内視鏡検査の必要でないと医師が判断したり、特に症状のない場合は全て自己負担になる。
  • 大腸内視鏡でポリープ切除に掛かる費用は、行なわれる手術の種類や日数などにより異なる。
  • 大腸カプセル内視鏡は、限られた人のみに保険が適応される。

 

大腸内視鏡検診は健康な方でも受ける事はできますが、その場合は自費になる事がお分かりいただけたと思います。

検査自体に良いイメージが無く自ら進んで受けようとは思われないかもしれませんが、「発見できれば治りやすい病気」である点を考えるとむしろ積極的に受けたい検査ではないでしょうか。

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