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大腸がんは日本人にとって身近な病気であり、その患者数も年々増加しています。

大腸がんのスクリーニング検査としては、便潜血検査が知られていますが、早期発見のために「(精密検査である)大腸内視鏡での検診を受けておきたい」と考える方も多いと思います。

しかし、その費用に保険は適用されるのでしょうか?

そこで今回は、

  • 大腸内視鏡の費用に保険は適用されるのか、適用・適用外の場合
  • 大腸内視鏡でポリープ切除の場合に保険は適用されるのか
  • 大腸カプセル内視鏡の費用

以上についてまとめました。

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大腸内視鏡の費用に保険は適用されるの?

大腸内視鏡の費用に保険は適用されるのでしょうか?
医師
患者さんの症状に対し医師が内視鏡検査が必要と判断した場合に限り保険は適用されます。

医師が大腸内視鏡検査の必要性を感じる所見として、

  • 便に血が混じっている(便潜血検査の陽性)
  • 黒色便、痛み、下痢という症状が続いている。

などがあり、これらのケースの場合は、保険の適用になります。

colon fiber Insurance adaptation1

医師
次に、保険適用適用外の場合の費用についてそれぞれ以下にご説明します。

保険適用の場合

colon fiber Insurance adaptation2

使用する薬剤や麻酔の種類によって費用は変わりますが、大体の目安は以下の通りです。

  • 検査後とくに異常が発見されず、観察のみで終わった場合:約6,000円ほど
  •  潰瘍や炎症が発見され、組織を一部採取し詳しく調べる検査(生検による病理検査)が必要だった場合:約10,000円~20,000円ほど
  •  切除した方がよいと判断されるポリープが発見され、ポリープ切除術による治療まで遂行した場合:約20,000円~30,000円ほど

*全ての料金は、保険3割負担の場合です。

保険診療となった場合、ほとんどの方の自己負担は3割ですが、70歳以上の方で1割や2割負担の方の費用はこれよりも低くなります。

医師
上記はあくまで目安ですので、実際にご利用になる医療機関で事前にご確認下さい。

保険適用外の場合

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症状がある場合でも、内視鏡検査を必要でないと医師が判断を下したり、とくに症状のない場合は全て自己負担になります。

例外として、以下の場合は保険診療に移行となります。

  • 検査の途中で切除が必要なポリープが発見された場合→保険診療に移行となる。
  • 健診で内視鏡中に炎症などが発見され生検による病理検査を行った場合→内視鏡部分は自費となり、病理検査は保険診療となる。

しかし、健康保険をお持ちでない場合は全額自費になりますのでご注意下さい。

参考サイト)ニコタマ大腸・肛門クリニック(日本大腸肛門病学会認定施設)

医師
それでは、全額自己負担となる場合の費用の相場は以下の通りです。
  • 検査のみ:約18,000円ほど
  • 炎症などが見付かり病理組織検査が必要な場合:約20,000円~60,000円ほど
  • ポリープが見つかり切除の必要があった場合:約60,000円~100,000円ほど
医師
上記の費用はあくまで相場ですので、ご利用になる医療機関で事前に確認して下さい。

大腸内視鏡でポリープ切除の場合に保険は適用されるの?

大腸ポリープ切除手術には健康保険が適応され、医療費は3割負担となります。

また、費用が一定額を超えた場合には、高額療養費制度で給付金を受けることができますが、給付金の金額は年収によって違います。

医師
費用は行なわれる手術の種類や日数などで違いますので、以下に種類別にご紹介します。

大腸ポリープの手術は基本的に日帰りが可能ですが、患者さんによっては入院する必要もあります。

その際の目安は1泊2日~2泊3日ほどとなります。

大腸ガンの内視鏡による治療についてはこちらに詳しくまとめました→大腸がんの内視鏡治療とは?適応は?リスクは?

ポリペクトミー手術

手術費用:約20,000円~30,000円ほど(ポリープの切除が1箇所の場合)

-Polypectomy

EMR(内視鏡的粘膜切除術)

手術費用:約20,000円~30,000円ほど(ポリープの切除が1箇所の場合)

Endoscopic Mucosal Resection

 ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)

手術費用:約150,000円~170,000円ほど

この手術の場合は約5~7日の入院が必要となります。

Endocscopic Submucosal Dissection

医師
上記の費用はあくまで相場ですので、ご利用になる医療機関で事前に確認して下さい。

関連記事)

大腸カプセル内視鏡の費用は?

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大腸カプセル内視鏡とは、カプセル型の内視鏡を水分と一緒に飲み消化管を通過しながら、大腸の内部の写真を撮影していく画期的な大腸内視鏡検査です。

カプセル型の内視鏡についてはこちらに詳しくまとめました→カプセル型内視鏡は胃の検査も可能?費用はどれくらい?

検査を受けるために10リットル以上の下剤を飲まねばならないなどの短所はありますが、従来の大腸検査に比べ、苦痛がほとんど無い検査です。

また、大腸にガスを注入しないため、検査中のおなかの張りがありませんし、何より 肛門からは何も挿入しないため恥ずかしさもありません。

この検査方法も、2014年の1月から公的医療保険の対象になりました。

しかし、保険が適用になるのは以下の場合に限られます。

  • 大腸に病気の疑いがあり以前大腸内視鏡を行って患部まで挿入できなかった場合。
  • お腹の手術を行っていて癒着が考えられる場合。

上記以外の場合は、カプセル内視鏡検査はほとんどにおいて保険が適応されません。

ですから、自費での検査になり検査費用は約120,000 円ほどになります。

関連記事)大腸内視鏡検査用の食事「検査食」って?医療控除はうけられる?

まとめ

医師
今回のポイントのまとめ!
  • 大腸内視鏡の費用に保険が適応されるのは、医師が内視鏡検査が必要と判断した場合に限られる。
  • 症状が少しみられても内視鏡検査の必要でないと医師が判断したり、特に症状のない場合は全て自己負担になる。
  • 大腸内視鏡でポリープ切除に掛かる費用は、行なわれる手術の種類や日数などにより異なる。
  • 大腸カプセル内視鏡は、限られた人のみに保険が適応される。

 

大腸内視鏡検診は健康な方でも受ける事はできますが、その場合は自費になる事がおわかりいただけたと思います。

検査自体によいイメージが無く自ら進んで受けようとは思われないかもしれませんが、「発見できれば治りやすい病気」である点を考えるとむしろ積極的に受けたい検査ではないでしょうか。

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