2005~15年の年齢調整死亡率の推移によると、子宮頸がんは死亡率が最も増加しているがんに該当します。

今回は女性特有のがんである、子宮頸がんの検診についてまとめました。

Sponsored Link

子宮頸がんの検診とは?

子宮頸がんの検診は、婦人科の専門医師による、

  • 問診
  • 視診
  • 内診
  • 細胞診

により行われます。

6bf862a00462fac02aa702c8adf324fb_s

細胞診とは、パップテスト(Pap test)とも呼ばれ、子宮の頸部の細胞を擦り採って、顕微鏡により細胞が正常(Grade1)なのかがん(Grade5)が疑わしいのかを検査します。

Sponsored Link

子宮頸がんの検診は何歳から?

64c6103a1092189520590f3148659262_s

厚労省の発表によると、20歳以上の女性は子宮頸がんの検診を受けるべきとのことです。

米国予防医学専門委員会(US Preventive Services Task Force, USPSTF)によると、年齢は関係なく、

  • 性的な活動がある女性は受けるべき。(20歳以下であっても)
  • 65歳以上、リスクが少ない人は受けるべきでない。
  • 子宮を摘出した人は受けるべきではない。

と発表されています。

それとは別に、3年連続で子宮頸がんの検診で問題なければ以後は3年ごとのがん検診でもよいと言われるようになっています。

そもそも子宮頸がんとは?

Womb

子宮頸がんは、子宮の入り口付近(子宮下部の管状の部分)にある子宮頸部に出来るがんのことです。
子宮の入り口の場所という事もあり、検査や観察が比較的容易に出来る為に、発見されやすいがんです。

早期に発見出来れば、治療が比較的しやすいですが、進行してしまうと逆に治療は困難になります。
その点からも、早期発見が大変重要なカギとなります。

子宮頸がんは、発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)といるウイルスへの感染が原因で発症されると分かっています。

これは、性交渉で感染する事が知られていますが、たとえ感染しても90%の人は2年以内に自分の免疫力によって、このウイルスを排除する事が可能です。
しかし、10%の人は感染した状態が長く続いてしまい、子宮頸がんへと進行してしまう可能性があるとされています。

子宮体がん(しきゅうたいがん)とは違うの?

uterus

子宮頸がんは子宮頸部にできるがんで、子宮体癌は子宮体部にできるがんですので、同じ子宮がんではありますが、異なるものです。

子宮体がんの場合は、細胞診などで検診としてのがん検診は一般的には行われません。

したがって、一般的に子宮がん検診といえば子宮頸がん検診のことを指します。

ただし、子宮頸がんのがん検診の内診の過程で子宮体がんが見つかることもあります。

子宮がん検診は痛い?生理のときは?

9a6077eb10c5cca00181a529a30908a7_s

婦人科の病気の検査は、女性にとって特に苦痛が大きいものではないでしょうか。
「子宮頸がんの検診での痛みはどうなの?」と不安に思われるでしょうから、検診内容の
『視診』、『内診』、『細胞診』から、痛みについてまとめました。

 

視診
―ここでは、子宮の入り口にステンレス製のクスコと言う器具を挿入します。
これは、粘膜やおりもの、皮膚の状態を目で確認する為に用いられます。

器具の挿入と言うと怖い感じもするものですが、ステンレス製の為に冷たい感触は避けられませんが、痛みはほとんど無いものです。

内診
―医師による触診となります。
この際、膣内の状態を腹部を押さえながら調べる事になります。
通常は痛みは伴いませんが、膣内に炎症があった場合、腫瘍やしこりが出来ている場合には痛みを感じる場合があります。

細胞診
―子宮頚部を専用のブラッシや綿棒で極軽く擦り、細胞を採取します。
痛みを感じる事はありません

 

又、検査に際して、生理日が気になるものですが、生理日5日目以降の出血が少ない時点なら検査を受けることは可能となります。
その際は、検査をされる前に必ず申し出るようにされて下さい。

最後に

今回は子宮頸がんのがん検診についてお話ししました。20歳以上ということでかなり多くの女性が対象になります。

子宮頸がんは発展途上国に多い傾向にあり、日本などの先進国には少ないのが現状ですが、日本においてこの10年で死亡率が上昇しているという数字は見過ごせません。当然このがんも早期発見が重要です。

デリケートな場所でもありますし、不安も強いかと思いますが、是非子宮がん検診を受けられることをおすすめします。

Sponsored Link

 

関連記事はこちら