尿検査に際して必要な尿は通常、簡単に苦痛なく採取する事が出来ますので、負担のかからない検査法だといえます。

尿は尿路系のみでなく体内の生理代謝活動も反映していますので、体の健康状態を正確な情報で提供してくれます。

そのため尿検査は医療機関において日常よく用いられる検査法の一つになっています。

今回は、その尿検査での注意点や蛋白の基準値などをまとめました。

Sponsored Link

 

尿検査の注意点は?前日は?

尿検査用の尿は、大切な検体の一つですので、尿を採取するときには、以下の事をよく守って下さい。

Shower

1、 尿を採取する前日は入浴し、外陰部をきれいに洗い、清潔にしておく。
2、 尿は朝一番のもの、または食事をしてから3時間から4時間後のものを採取する。
3、 特に医師から指示がない場合は、最初と最後の尿をのぞいた中間尿を採取する。
4、 自宅で採取する場合には、採取後すぐに病院へ行く。
5、 女性の月経中、または直後のものは検査結果が不確実となりやすいので医師に相談する。

 

尿蛋白検査は?

なぜ蛋白を測定するの?

腎臓や、尿道などの異常の有無を調べるために蛋白を測定します。

尿の中に出て来る蛋白質はほとんど血漿タンパク、主成分アルブミンです。
血液の中に含まれる蛋白質のほとんどは腎臓の糸球体でろ過されるので、尿に出るのはごく僅かなものです。

検査にあたっては、尿の中に蛋白質が出るかどうかの定性検査、またどのくらい出るかの定量検査を行ないます。0-29

正常値と異常値は?

・定性検査
ー尿100ml中に10~20mg程度は生理的蛋白尿と呼ばれ、検査では陰性とみなされる正常値です。

・定量検査
ー1dl中に5~10mg以下、一日40~80mg以下は正常値です。
定性、定量共にこれらの数値を超えると、腎臓や尿路の疾患が考えられます。

 

異常のとき考えられる病気は?

尿蛋白検査で異常が見られる場合は、以下の病気が考えられます。

・腎臓の糸球体網の目が大きくなっている場合
―糸球体腎炎、ネフローゼ症候群など。

・尿路系の場合
―尿道炎、膀胱炎、結石、腫瘍など。

Sponsored Link

尿蛋白測定で注意すべき点は?

0-44

定性検査のスルフォサリチル酸性は、わずかの蛋白質にも敏感に反応し、陽性と出る事がありますので、陽性と測定結果が出ても直ぐに疾患ありと判断するのは早計です。

また、高蛋白食、激しい運動や入浴、女性では月経前に生理的蛋白尿が出ますが、これは一過性のものですので、心配されなくても大丈夫です。

 

最後に

検査結果に異常値が出ても1回の検査だけでは診断が確定せず、通常何回か検査を重ねます

ですから、最初の診断で陽性となった場合でも、すぐにその原因が何らかの病気と関係しているとは断定できませんが、尿蛋白濃度の程度によっては、念のため病院で診察、診断を受けるようにされて下さいね。

Sponsored Link

 

関連記事はこちら