ある日突然麻痺が起こる。前日まで元気に運動をしていたのに・・・。そういった急に起こる怖い周期性四肢麻痺という病気があります。

難病指定されているものなんですが、どう怖いのか?今回は、周期性四肢麻痺について

  • 症状
  • 原因
  • 診断
  • 治療法

をご説明いたします。

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周期性四肢麻痺の症状とは?

周期性四肢麻痺の症状は、四肢脱力発作が特徴です。

  • 脱力
  • 筋痛
  • 発汗
  • 頭痛
  • 悪心
  • 熱感
  • 朝起き上がれない
  • 歩行不能

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金縛りと間違ってしまうこの症状、ある朝突然発作的に起こり、意識はあるのに体が動かないという症状が特徴です。

医師
まさに金縛りのようですね。

しかも、この症状は片側でなく、両側に起こります。

好発年齢は、小児から30代男性に多く症状は数時間~数日で回復します。数時間などという短時間の場合、金縛りにあったと感じてる人が、実は周期性四肢麻痺だったということもあり得ます。

この症状、前兆がなく、突然起こるというのが怖さでもあります。

周期性四肢麻痺の原因は?

周期性四肢麻痺の原因は家族性周期性四肢麻痺二次性周期性四肢麻痺とに分けられます。

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  • 血清カリウム値の異常
  • 遺伝
  • 激しい運動
  • 暴飲暴食
  • 寒さ
  • 甲状腺機能亢進症
  • 甲状腺異常
  • 電解質異常
  • バセドウ病

血清カリウム値の異常で低カリウム血症は遺伝性のことが多いんですが、激しい運動や暴飲暴食をした翌日に起こることがあります。暴飲暴食としては、過度な飲酒や炭水化物、塩分、糖質の多い食事などが関係します。

また、高カリウム血症の場合は急な冷え込みによる寒さで体温が低下することで起こったり、深夜から早朝にかけて起こることが多いのも特徴です。

甲状腺機能亢進症に伴った低カリウム性周期四肢麻痺で、バセドウ病も原因としてありますが、内分泌疾患である甲状腺異常や電解質異常が原因です。

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周期性四肢麻痺の診断は?

数時間でおさまるなら大丈夫と危機感を感じない人も多いんですが、この周期性四肢麻痺は繰り返すのが特徴なので、きちんと検査をし、診断、治療を行うことが大切です。

発作時の血清カリウム値を調べることで診断できるんですが、この発作を検査時に誘発させる必要があります。

  • 飽食試験
  • インスリン・糖分を点滴
  • カリウム液投与
医師
原因となることを逆にすることで発作を起こし、その時の血清カリウム値を調べるんです。

また、甲状腺の検査をするのも1つの方法です。組織の一部を採取する筋生検遺伝子検査で確定診断を行うこともあります。

周期性四肢麻痺の治療法は?

医師
原因に応じて治療が行われることになります。

低カリウムが原因の場合は、カリウムを高くすることが必要で、高カリウムの場合にはカリウムを低くする必要があります。カリウム値を正常にすることが大切で、内服治療が行われ、発作を予防することにつながります。

また、同時に激しい運動や低温に気をつけることで予防することもできますし、食事の見直しも大切です。

  • 低カリウムの場合は、カリウムの経口投与
  • 高カリウムの場合は、発作時にブドウ糖接種やインスリンやカルチコール注射

が効果的です。

甲状腺機能亢進症の場合には、そちらの専門的治療が有効です。原因を解消することで治療となります。

しかし、遺伝性のものは完治が難しく、難病指定される理由でもあるのですが、発作が起きた時の対処法としての治療となりますが、成長に応じ発作の回数は減少してきます。

最後に

  • 周期性四肢麻痺の症状は、朝起きた時に発作的に四肢の脱力麻痺等が起こる
  • 血清カリウム値の異常が原因
  • 遺伝や暴飲暴食、甲状腺異常なども原因となる
  • 発作時の血清カリウム値を調べて診断する
  • カリウム値を正常に保つことが治療になる
  • 発作時に対処法を行う方法もある

 

親のどちらかが周期性四肢麻痺の場合、子供にも遺伝する可能性があり、2分の1という確率で現れるため、幼少期は、子供と一緒に寝て、両親が注意してあげることも必要です。

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