胆道系に石ができることを胆石症と言います。
約80%は胆嚢という袋にできると言われています。

胆石は、砂粒くらいから小石くらいまでの大きさがあり、数も2~3個から多いものでは100個もできていることもあるそうです。

胆石症には症状があるのでしょうか?原因は?できやすい体質はあるのか、などお話ししていきたいと思います。

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胆石症の症状は?痛いの?胆石発作って?

胆石は成人では10人のうち1~2人は持っていると言われています。
ですが、すべてに症状が出るわけではなく、胆石を持っていても症状が現れることがない無症状胆石が多いのです。
そのため自分が胆石を持っているかどうか知らずに普通に過ごしている場合があるのです。

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しかし胆石発作(疝痛発作)と呼ばれる腹痛が症状として出ることがあります。
食後に右季肋部痛(右季肋部とは右の一番下のあばら骨の裏側)が出るのですが、この痛みが胆石の典型的な症状だと言われています。
特に脂っこい食事のあとに出ることが多く、背中や肩に痛みやコリを感じたり、みぞおち、腰などに痛みが出ることもあります。

痛み以外の症状としては、発熱、黄疸、吐き気、食欲低下などがあります。

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胆石症の種類は?原因は?

ひとくくりに胆石症と呼ばれているのですが、実は石のできる場所によって呼び方が変わってくるのです。
ではどんな種類の胆石症があるのでしょうか?

・胆嚢結石症
胆石の約80%は胆嚢にできると言われているほど、一番発症率の高い胆石症になります。
胆石発作による強い痛みや胆嚢炎なども引き起こす場合がありますが、症状がまったく出ない場合もあります。

・総胆管結石症
総肝管と総胆管にできる結石を一般的に総胆管結石症と言います。
胆石発作と黄疸が出やすい胆石症になります。
命に関わる化膿性胆管炎を起こすこともありますので、早急な処置が必要になってきます。

・肝内結石
この胆石症は、あまり強い痛みが出ないので、気づかない人も多いといいます。
まれに胆管癌を合併していることもあります。

胆石症にはこれらの種類がありますが、ではなぜ胆石ができるのでしょうか?

胆石は成分によって、コレステロール系結石、色素結石(ビリルビンカルシウム系結石・黒色石)、その他まれな結石に分類されます。
胆石の種類によって原因も異なりますので、1つずつ見ていきたいと思います。

・コレステロール系結石
胆石症のうち約70%がこのコレステロール系結石になります。
名前の通り、成分はコレステロールになります。
胆汁の中に排出された体内の余分なコレステロールが固まり結晶化したものが核となり、徐々に大きくなって結石ができます。
胆汁中のコレステロールが増える原因として考えられるものは、高脂肪食肥満脂質異常症糖尿病、あと妊娠などがあるということです。
以前はヨーロッパに多い結石でしたが、食生活の変化から日本でもこの結石が一番多くなっているということです。

・ビリルビンカルシウム系結石
胆汁の色素成分であるビリルビンが細菌に犯され変化しこれにカルシウムが結合し結石を作り上げます。
胆管の出口が炎症を起こし胆汁がうっ滞することが結石の形成を促進させると言われています。
加齢にが要因となっていることもあり、食生活が変化する前の日本では一番多かった胆石です。

・黒色石
この結石は貧血症や胃などの消化器官の手術経験者、肝硬変などが原因となってできると言われています。
主成分になる胆汁中のビリルビンが、カルシウムや銅などと結合して固まり、黒色石になります。

・その他まれな結石
上に挙げたものに含まれないまれな結石としては、炭酸カルシウム石や脂肪酸カルシウム石などがあります。

胆石ができやすい体質ってあるの?5Fとは?

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胆石ができやすい体質として、欧米で挙げられている5Fがあります。

Forty(40歳代)
Female(女性)
Fatty(肥満体)
Fair(白人)
Fecund(多産婦)

コレステロール系結石が多い欧米で胆石のできやすい体質として挙げられている5Fですが、日本でも40代の肥満傾向にある脂っこい食事が好きな女性に多いとされているのが特徴です。

色素結石については、肝機能の弱まった人や消化器官や心臓病の術後に多くみられるとされています。

まとめ

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胆石患者は男性よりも女性の方が1.6倍も多いそうです。
肥満も原因の1つになっていることから、食生活を見直すことが予防につながることになるかもしれませんね。
気になる方は、適度に運動もしてストレスもためないなど、生活習慣自体を改めることを考えてみましょう。

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