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胆石症になると激痛を伴い、プロレスラーでもその痛みには耐えられない!と訴えるほど。

うちの母も数年前に、胆石症になり、急性胆嚢炎と診断され、胆嚢摘出手術を行いました。最初の予定では、内視鏡手術の為、日帰り手術も可能だけど、念の為3泊4日の入院をすることになったんですが、母の場合、4日で退院なんてとんでもない!というほど術後の経過が順調ではなく1週間たっても起き上がれないほどだったんです。

今回は、胆嚢摘出後に注意が必要な、胆嚢摘出後症候群の症状や原因、治療法をご説明したいと思います。

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胆嚢摘出後症候群って何?症状は?

胆嚢摘出したら終わりじゃないんですか?
医師
胆嚢摘出したら、もう治った!問題はない!と思われると思いますが、中には胆嚢摘出後に起こる胆嚢摘出後症候群があるのでご説明します。

胆石や胆嚢炎などになり、胆嚢を摘出手術した後に、起こる異変でこれが胆嚢摘出後症候群なんです。

医師
症状についてご説明します。

tannou

胆嚢摘出後症候群の症状は?

  • 上腹部の痛み
  • 発熱
  • 黄疸
  • 吐き気
  • 下痢

まるで胆石の発作のような痛みやモヤモヤとした不快感や吐き気、黄疸や発熱などの症状が出る場合があり、これを胆嚢摘出後症候群と呼びます。

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胆嚢摘出後症候群の原因は?何故なるの?

胆嚢を取ったら治療完了じゃないんですか?どうしてそんなことになるんですか?
医師
75%~90%の患者さんは手術前の症状は改善、完治されますが、中にはこのような症状が出る患者さんもいるんです。原因についてご説明します。
  • 胆管狭窄
  • 遺残結石
  • 胆嚢管遺残症
  • Oddi括約筋の狭窄または異常運動
  • 胆汁酸による下痢または胃炎
医師
これらが原因として考えられます。それぞれについてご説明します。

胆管狭窄

上腹部痛や黄疸の原因として考えられ、胆管が狭くなってしまうことで起こります。

遺残結石

手術で全ての胆石を取りきれず、胆石が残ってしまったことで胆石症の症状が続いたり、また月日が経って出てくるものがあります。

胆嚢管遺残症

胆嚢管全部を切除できずに遺残することがあり、中には胆石が残っていたり、腫瘍があったりすると胆汁の流動運動が悪くなり、胆道内圧が上昇し症状が出たりします。

Oddi括約筋の狭窄または異常運動

十二指腸乳頭の周りにある括約筋が狭くなったり、異常な運動を起こすことで起こるものです。

胆汁酸による下痢または胃炎

胆汁酸は体の中のコレステロール代謝から産みだされるのもであり、肝臓は胆汁として胆汁酸やコレステロールを体の外に排出するんですが、この胆汁酸が消化に必要な量分泌されないため、糖分、脂質を消化しきれず下痢や慢性的な胃炎になってしまうものがあります。

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関連記事)急性胆管炎の症状は?治療は?なぜ怖い?

胆嚢摘出後症候群の治療法とは?

胆石は手術で取り除けても、これらの症状はどうしたら改善するんですか?
医師
胆嚢摘出後症候群の治療法についてご説明します。

まず、胆嚢摘出後症候群にならない予防法というのはないんです。術後すぐ出る場合や、術後時間が経過して、数年後に出る場合もあります。そのような場合には、他の臓器に疾患がある可能性もあるため、手術をした病院を受診する必要があります。

医師
治療法としては、それぞれに応じた治療をすることが大切です。

狭窄の場合、狭くなったものを広げる処置(手術)をしたり、残った胆石を取り除いたり、胆汁の流れを良くする薬や胆管の機能を改善する薬を処方されたりします。

適切な治療を受けることで症状を軽減することができるため、胆嚢を取ったんだから色々不具合は出るもんなんだろうと甘く考えず、きちんと受診しましょう。

fukutuu

ありがとうございました。胆嚢摘出したら終わりと思ってたんですが、このような症状が出る場合もあると分かり、大変参考になりました。

関連記事)胆石症の治療は?手術?薬で治る?  胆石症の症状は?痛みがあるの?原因は何?

最後に

  • 胆嚢を摘出した後に起こる胆嚢摘出後症候群は予防できない
  • 上腹部の痛み、発熱、黄疸、吐き気、下痢などの症状がある
  • 遺残結石、胆嚢管遺残症、Oddi括約筋の狭窄または異常運動、胆汁酸による下痢または胃炎などが原因
  • 手術をした病院を早目に受診
  • 症状に応じた治療で症状を軽減できる

実は、うちの母がまさにこの症状が現れ、同じ胆嚢摘出した他の患者さんは4日で退院していく中、母だけ1週間経っても起き上がることも出来ず、発熱や黄疸、上腹部痛などの症状が現れ、肝機能障害を起こし、入院は長引くし、1年後に急性胃炎となり再び入院しました。

また、術後に過敏性腸症候群を併発することもあり、術後は普段から食生活にも気を付ける必要があります。糖分脂質の摂り過ぎには注意しましょう。

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