妊婦の12%がなるという妊娠糖尿病。ですが、怖いのは胎児への影響・・・。ただでさえ心配や不安の多い妊娠時期、少しでも早く治療したいですよね。
また、最も良いのはならないように予防すること。妊娠中は心配や不安材料を1つでも減らすことが大切です。
今回は妊娠糖尿病について
- 治療方法
- 予防方法
- NGなこと
- 気を付けたい食事内容
以上の事をお話したいと思います。安心マタニティライフを過ごすべく、参考にして頂ければと思います。
妊娠糖尿病の治療方法は?
- 食事療法
- 運動療法
妊娠中の場合、基本的には薬があまり使えません。なので、糖尿病の治療法として、食事療法や運動療法が用いられます。肥満防止(解消)、血糖値を上げない食生活を作るのが大切ですからね。
ですが、症状が悪化してしまった場合(数値がひどい場合)、また食事療法や運動療法でも改善が見られない場合には、管理入院となり、インスリン投与して血糖値を下げる治療を行ったり、同時に専門家の指導の元、食事療法や運動療法も行われます。
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妊娠糖尿病は予防できる?
予防法は、治療法と同じことが言えます。
- バランスの良い食事内容や
- 規則正しい時間に食べる
- 食べ過ぎを控える
- よく噛んで食べる
- 腹八分目
- 無理のない運動
- 規則正しい生活
基本的なことなんですが、特に妊娠時期は、悪阻だったりで食べれる食事、食べれない食事なども出てきて意外と難しいんです。昔はよく「もう1人の体じゃないんだから、2人分食べなきゃ」などと言われてましたが、食べ過ぎは厳禁です。肥満は糖尿病の元。
また、無理のない程度で体を動かし、朝、昼、晩、と3食しっかり摂ることも大切です。そして、野菜中心、塩分、糖分控えめにしましょう。
関連記事)糖尿病の予防や治療のためには運動が良い!禁忌な場合もある?
これはNG!妊娠糖尿病まっしぐら
- 過食
- 糖分の摂り過ぎ
- 間食の摂り過ぎ
- 食後すぐ横になる
- 運動不足
結局は予防法と逆のことをしたら妊娠糖尿病になりやすいというわけです。
NGな食べ物
- 肉類
- 加工肉
- 炭水化物
- 菓子類
「肉やご飯もダメなら何食べたらいいの?」という声が聞こえてきそうですが、絶対ダメというわけではありません。こういう食事は血糖値を上げるということを理解し、量を考えることです。特に、菓子類、チョコレートや飴など・・・糖の塊です。どうしても小腹がすいたという時などには、いりこや昆布などがおすすめです。
ですが、気を付けないといけないのは、低血糖にならないこと・・・気を付けるあまり、血糖値を下げ過ぎると急な動悸、震え、発汗、頭痛など・・・ひどくなると痙攣し、意識障害を起こすこともあるんです。
妊娠糖尿病、予防にもおすすめな食事は?
- 野菜類
- 大豆類
- 魚
- 海藻類
特に、ホウレンソウや小松菜、キノコ類がおすすめです。そして、大豆を使った味噌もおすすめで、味噌汁など和食中心の食事が良いでしょう。
おすすめレシピ
- 大豆
- キノコ類
- ホウレンソウ
- トマト(トマト缶でもOK)
- 醤油:大1
- 酒:大1
- みりん:大1
作り方
- 大豆を刻む(みじん切り)
- キノコ類を刻む
- トマトを刻む
- ホウレンソウを食べやすい大きさに切る
- 大豆とキノコ類を炒める
- トマトを入れる
- 調味料を入れて炒める
- ホウレンソウを入れて炒める
- 完成
大豆が挽肉のようになります。また、キノコ類はエリンギ・しめじ・まいたけ・・・色々なキノコを入れても食感がまた違っておすすめです。これを、少量のご飯にかけても良し、冷ややっこにかけても良し♪刻んだ糸こんにゃくを入れてかさまししても良いですよ。
関連記事)糖尿病予防には食事の見直しが大事。おすすめレシピは?
最後に
- 妊娠糖尿病の治療法として、食事療法や運動療法を行う
- 症状が進行、食事や運動で効果が見られない場合には、管理入院しインスリン投与
- 過食・糖分・運動不足に注意
- 肉類や炭水化物、菓子類は血糖値を上げやすい
- 野菜や大豆、魚や海藻類がおすすめ
実は、友人も妊娠糖尿病になり管理入院をしました。1人目が38週で帝王切開だったのに4000gあった巨大児というのが2人目の時も影響し、妊娠糖尿病を引き起こしたそうなんです。
ですが、彼女は食事療法、運動療法をしっかり実践し、ご飯は全てグラム数を測るという徹底ぶりで、子供に何の影響もでず出産することができました。なので、妊娠糖尿病になったからと落胆せず、自分で気を付けることで胎児への影響も防げるんです。
まだ遅くありません。ぜひ、実践してみて下さいね。