30代という年齢は、女性男性とも、まだまだ若いつもりでいたものの、急に衰えや体の不調を感じ始める年齢でもありますよね。
小林麻央さんが人間ドックで乳癌が発見され、治療をしているというニュースを見てショックを受けた方も多いのではないでしょうか?
結婚をして子供を持ち親となり、自分一人の体じゃない・・・
まだまだ若いつもりでいたのに、20代の頃とは何かが違う・・・
そう感じ、健康が気になり始めた年齢でもある30代。
今回は、30代の人間ドックについて
- 必要か否か
- 受けたい内容(男性女性それぞれの場合)
について、お話ししたいと思います。
30代で人間ドックは必要?
多くの市町村では、定期的に健康診断が行われ、40代未満の方でも受けられるようになっています。
しかし、がんなどの特定疾患の検査は、この市町村で行うには年齢制限が設けてあり、30代などの若い年代の方が受ける場合は、自己負担となることが多くなっています。
- 徹底的に自分の体を調べたい
- 健康に不安な要素がある
など、30代は自分の健康に不安を感じ始める年代でもあります。
https://twitter.com/nununu567/status/741055960995635200
https://twitter.com/cat_is__/status/740690682864488449
このように、30代でも人間ドックを意識し、実際に受けて良かったと感じられている人も多いのです。
30歳代で人間ドックが必要!とは必ずしも言えませんが、受けることで得られるメリットがあるのも事実です。
30歳代で人間ドックを受けるメリットは?
人間ドックで見つかることが多く、また怖い病気としてがんがあります。
高齢になって見つかるがんは、進行も遅いことも多いと言われています。
しかし、怖いのが30代などに見つかったがんの場合、がんの種類によっては若い人だと細胞の分裂も活発なので進行も早いことがあります。
そういう進行の早いがん・・・もう見つかったら手遅れなのか・・・?
いいえ、早期に発見すれば、早期治療ができ、その分助かる確率もグンと上がります。
絶対に無視できない被ばくの問題
しかし、30代で脳ドックや心臓ドックまで必要かというと、CTやPET-CTなどの場合、被ばくの負担による心配も出てきます。
デメリットとしてあげるならばこの被ばくの問題があります。
そのため、人間ドックは40代からと推奨されることが多いのですが、検査項目によっては、
- 30代のうちから注意が必要
- 30代だけじゃない、20代のうちからも受けておきたい検査
というのがあるのです。
30代で人間ドックを受けるのならば、検査項目をしっかり考えて受ける必要があるということです。
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30代男性が受けたい人間ドックの内容は?
- 採血(血糖値、脂質、肝機能、腎機能含む)
- 身体測定
- 胃がん検査
- 腹部超音波検査
- 胸部レントゲン
- 心電図
生活習慣病の検査は重要です。
特に30歳代は食べ過ぎや不規則な生活による、生活習慣病の発症リスクが高くなってくる年代です。
40歳から始まるメタボ健診を少し前倒しにするイメージですね。
また、男性の場合、人間ドックで発見される臓器別がんの第1位は胃がんです。
日頃から職場でストレスを感じることの多い方は、胃の検査も合わせてオススメします。
将来の自分が健康に暮らせているかどうかは30代の過ごし方が大切なのです。
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30代の女性が受けたい人間ドックの内容は?
- 採血(血糖値、脂質、肝機能、腎機能含む)
- 身体測定
- 胃がん検査
- 腹部超音波検査
- 胸部レントゲン
- 心電図
- 乳がん検診
- 子宮がん検診
女性の場合は、30歳代の男性が受けるべき検査に加えて乳がん検診、子宮がん検診が特に重要となります。
とくに乳がんの発症率は35歳位から増加していますので、この検査は早くから受けておくに越したことありません。
また、女性疾患は遺伝しやすい傾向にもあります。
母・祖母・叔母・姉妹など、がんの家族歴がある場合はとくに受けることをオススメします。
市町村の検診ではマンモグラフィや40歳からとなりますが、視触診だけでなく、自費負担となっても受けておいた方が良い検査です。
女性の場合、年代別に受けたい検査がありますので、合わせてご覧ください。→女性の人間ドック、何の検査、項目を受けたらいい?年代別まとめ!
また、家族の心配などから胃へも負担がかかりますし、出産を経験した女性の場合、苦しい陣痛時に負担がかかった人も多いですよね。
レディースドックという人間ドックのプランもあり、そういった検査には以上のような内容が組み込まれています。
参考文献:本当は怖い!健康診断&人間ドックP126〜128
参考文献:プレジデントムックPRESIDENTαプレミアム人間ドックP6〜13
最後に
- 30代でも人間ドックは必要
- とくに30代など若くしてがんが見つかると、進行が早い場合も多い
- 30代男性の場合は、生活習慣病検査を受けることがオススメ
- 30代女性の場合は、子宮癌、乳癌検診の組み込まれたレディースドックがオススメ
30代の人間ドックは、受ける項目をしっかり選んで!
基本の検査だけでなく、オプションで追加するようにしましょう。
また、人間ドックを受ける頻度としては、1年に1度が推奨されています。
将来の自分の為、家族の為、10年20年、30年後・・・と将来を見据えて人間ドックを受けましょう。