乳癌といえば、40歳から受けられる、市町村の乳癌検診等もありますが、自分で検査に行く、症状を何かしら感じて受診したい場合、何科を受診すればいいのか?って悩みますよね。
私も、定期検診では、視触診のみだったので、きちんとした検査を受けたいと考えたものの、まず何科に行けばいいのか?分からず、なかなか聞ける人もおらず悩みました。
今回は乳癌の検査について
- 何科に行けばいい?
- どのような検査をするの?
- 乳癌の診断まで
- よく聞く、遺伝するってホント?
以上のことについてご説明したいと思います。
何科に行けばいいの?女性の病気は産婦人科?
乳癌といえば、女性の病気だからと産婦人科を受診する人が多いんですが、専門は外科になります。産婦人科の先生でも診れないことはありませんが、詳しい検査ができる外科を紹介されることになります。
どのような検査をするの?
- マンモグラフィ
- 超音波検査
- 穿刺吸引細胞診
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マンモグラフィは胸を挟み、乳房を圧迫して影を撮影するものです。また、超音波検査ではエコーによる画像診断で、しこりの形などを確認することができます。それから、針をしこりに刺し、組織を採取し、良性か悪性か判断する検査を行います。
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乳癌の診断がつくまで
↓
細胞・組織検査
- 穿刺吸引細胞診
- 組織診(針生検・マンモトーム・摘出生検)
↓
乳癌の診断
- 精密検査
- CTスキャン
- MRI
乳癌って遺伝するってホント?家族性乳癌の定義とは
- 第1近親者に発端者を含め、3人以上乳癌患者がいる場合
- 第1近親者に発端者を含め、2人以上の乳癌患者がいて、いずれかの乳癌が次のいずれかを満たす場合
- 40歳未満の若年性乳癌
- 同時性、あるいは異時性両側乳癌
- 同時性、あるいは異時性多臓器重複癌
また、これらの遺伝の有無を知るには、親類に聞いてみるのもいいですが、アンジェリーナ・ジョリーさんが行ったような遺伝子検査を行って、今後乳癌になる確率、可能性が分かります。しかし、遺伝子検査を行っても発症前に彼女のように乳房摘出手術を行う勇気はなかなか出ないのが現実です。
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最後に
- 乳癌検査は外科を受診
- マンモグラフィやエコーなどで検査を行う
- 怪しいしこりがある場合は、組織検査を行う
- 乳癌の診断は色々な検査を段階を踏んで行い、診断を確定する
- 乳癌は遺伝する
いかがでしたでしょうか?産婦人科の先生でも知識が豊富な先生もおり、これは乳癌の可能性もあるなどと診ることができますが、詳しい検査は外科でしっかり行うことが大切です。まずは、2年に1回、乳癌検診を受け、早期発見、早期治療することが大事になります。
また、近親者に乳癌患者がいる場合は、それ以上の間隔で検診を受けることをおすすめします。