小太りの方が、太っている人はもちろん、痩せている人よりも長生きするというのはよく言われていることですよね。
では、小太りってどれくらいが小太りなのでしょうか?今回は身長、性別と、それに対応する長生きする理想的な体重をまとめてみました。
長生きする身長と体重の関係はコレ!
| 身長 | 男性 | 女性 |
| 145cm | 49kg | 49kg |
| 150cm | 52kg | 51kg |
| 155cm | 55kg | 53kg |
| 160cm | 59kg | 56kg |
| 165cm | 62kg | 59kg |
| 170cm | 66kg | 62kg |
| 175cm | 70kg | 66kg |
| 180cm | 74kg | 71kg |
このようになります(BMIにすると、男性は約23、女性は約21.5〜23です。この表の出典は確認できていません)。
例えば身長が165cmの男性ならば、62kgがこの表での目安の体重ということになります。

この表の体重は、BMIでいうと標準体重(BMI22)に近い値で、極端に太ってもやせてもいない範囲です。日本人約35万人を調べた研究では、死亡リスクが最も低かったのはBMI21〜27の範囲で、BMI19未満のやせでは死亡リスクが高くなっていました(Sasazuki 2011)。

体重以外にも大事なものは?
参考記事)体重増加が原因の一つである病気とは?
にも記載があるように、体重が増えることによって、病気になることもあり、少なくとも肥満症と言われる体重にはしないようにコントロールすることが大事です。
体重は上の表の体重前後でコントロールするとして、他に気をつけることは何でしょうか?
それは、
- 運動習慣
- 喫煙習慣
です。
もちろん前者はしたほうがよい習慣、後者はやめたほうがよい習慣です。
運動習慣

運動習慣をつけることで心肺機能も向上しますし、筋力も維持できます。高齢によって骨粗鬆症が進むと、転倒による大腿骨頸部骨折も増えてきます。それを機にねたきりになってしまう高齢者も多々います。そうなると体重が理想だから、などと言っている場合ではなくなります。
運動習慣をつけることによって、転倒しにくい体づくり、転倒しても、骨折しにくい体づくりをしていくことが人生の質を高めるためにも重要になってきます。
喫煙習慣

お酒は量が少ないほど健康へのリスクは低くなるとされていますが(厚生労働省 健康に配慮した飲酒に関するガイドライン 2024)、喫煙は百害あって一利なしです。喫煙により動脈硬化は進み、肺気腫も進みます。
高血圧を進行させ、心筋梗塞、脳卒中といった命に関わる疾患への引き金となっていきます。また、肺がんを含め、多数の発がんのリスクを高めてしまいます。
10本吸うなら、20本吸っても同じだと思いがちですが、決してそんなことはありません。減煙でリスクはある程度下がりますが、1日1本程度の喫煙でも心臓病や脳卒中のリスクは非喫煙者より高いことがわかっています(Hackshaw 2018)。目標は禁煙で、難しいときは禁煙外来への相談もよいでしょう。

喫煙と血圧の関係については、タバコと血圧の関係は?高血圧の原因になる?で解説しています。
年齢による骨量の変化については、骨量の平均は女性でどれくらい?年齢別の変化と骨密度との違いを解説で解説しています。
骨密度を調べる検査の方法や基準値は、骨密度検査の方法と基準値(YAM)は?何歳から受ける?費用の目安も解説で解説しています。
最後に

今回は、長生きするのに最も理想的な体重についてまとめました。肥満症があればもちろん改善するべきですが、それ以上に、肥満症単体ではなく、運動習慣や禁煙を維持することで、体重減少にさらなる意味が出てくるということを覚えておきましょう。
参考文献:Sasazuki S, et al. J Epidemiol 2011 (PubMed) Hackshaw A, et al. BMJ 2018 (PubMed)





