若い頃は痩せていたのに、年をとると体重が増えていく人はかなり多いですよね。スポーツ選手などでも学生の頃はスリムだったのに、中年になった今かなり体型が大きくなっている人もよく見ますよね。
身長が伸びていなければ、基本的に増えるのは脂肪と筋肉です。筋トレをしているとかでなければなかなか筋肉も増えませんので、身に覚えがなければ増えた体重は全て脂肪ということになります。
今回は、体重の増加が原因で発症しうる病気についてまとめてみました。
体重の増加が原因となる可能性のある病気は?
- 糖尿病
- 高脂血症
- 痛風
- 高血圧
- 心臓病
- 脳梗塞
- 睡眠時無呼吸症候群
- 脂肪肝
- 変形性膝関節症
- 腰痛
- 月経異常
などです。ここに挙げた病気は体重が増えたことが原因でかかることがある病気です。体重が増加すると血糖値や血圧が上がるので、上のような病気になるリスクがあがるのですね。腰痛や変形性膝関節症などは、体重が重たいことによる体への負担の結果出てきます。
逆に言えば、減量すれば症状が軽減されることもあるとも言えます。
よく減量したほうがよい人に向けて医師が聞く質問として、
「20歳の頃と比べて、何キロ体重が増えましたか?」
というものがあります。10kg増えたのであれば、基本的に脂肪が10kg体の周りに身についたということです。もちろん体重が増えることにより、基礎代謝も増え、結果筋肉量も少しは増えていますので、まるまる10kgというわけではありませんが、概ね脂肪と考えて構いません。
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少しの減量で生活習慣病の予防に大きな変化をもたらす。
増えた10kgをまるまる減らそうとすると途方にくれてしまいます。
実際は数キロ落としただけでかなり体に異変が起こることが多いとされます。つまり体が楽になるということです。自覚症状だけではなく、採血の数値や血圧もたったの数キロ落とすだけで改善していきます。
20kg落としたい人が、数キロ落としただけでは、「焼け石に水」「誤差の範囲内」などと考える人もいますが、決してそんなことはないということです。
似たような話で、これまで数十年喫煙をしてきた人は、今更禁煙しても自分が肺がんになる確率は変わらないと思ってしまいがちですが、禁煙した瞬間から、肺がんになる確率は、吸い続けるよりも減り始めます。
最後に
肥満症があると指摘されている人は、少しの体重減少でも体への負担は確実に減りますので、ゆっくりでもいいので体重を落としてこれらの病気になるリスクを下げることが大事ですね。