糖尿病というと治療法の1つでもある食事療法に苦労される方も多いと思います。制限されればされるほど食べたくなるし、我慢すればするほどストレスにもなります。
ストレスをためてしまうと、それだけで自分を追い詰めてしまうことにもつながりますし、美味しいものも美味しく感じられなくなってしまいます。
そこで今回は、糖尿病の食事について
- 注意すべき点
- ストレスフリーの方法
- おやつや飲酒
以上のことをお話ししたいと思います。
糖尿病の食事で注意することは?
- 食べる時間が大切
- 食べ方が大切
- 内容が大切
食べる時間
糖尿病の場合、食後に血糖値が上がります。なので、朝、昼、晩と食事を考慮された血糖値を下げる薬が処方されます。
これが、食事をとらなかったり、食事時間がズレてしまった場合、血糖バランスが崩れ、下手したら低血糖に陥る危険性もあるんです。
なので、1日3食、決められた時間に食事をすることが大切です。
食べ方
食べ方も大切になってきます。よく噛んで唾液を多く分泌させることで血糖値上昇を抑える効果がありますし、少量でもよく噛むことによって満腹中枢が刺激されます。
また、食べ過ぎはよくありません。腹8分目が理想的です。そして、食べる順番も大切です。必ず野菜や海藻類、きのこ類などから先に食べましょう。そうすることで急な血糖値上昇を抑えられます。
食事内容
もちろん、食事内容も重要です。主食、主菜、副菜とバランスの良い献立にしましょう。自分の体重と仕事内容のバランスから1日のカロリーバランスが割り出されます。
病院の栄養指導でも説明されたかと思いますが、肥満は糖尿病にとって天敵です。バランスのとれた食事内容とカロリー制限が基本です。
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ストレスをためないポイントは?
- 自分を追い込みすぎないこと
- 甘いもの解禁日を設ける
- 定期的にストレス発散する
「あれはダメ」「これはダメ」と自分を追い込みすぎないことです。糖尿病患者の場合、甘いものが好きな方も多いですよね?それをずっと我慢し続けるとストレスも溜まります。
ご褒美日を作ることです。しょっちゅうはいけませんが、定期的な検査を行い、数値が落ち着いてる日等医師に相談し、ご褒美のおやつを解禁する日を作っても良いでしょう。
また、「あれが食べたい」「これが食べたい」と考えれば考えるほど、悶々とストレスが溜まっていきます。自分流のストレス解消を見つけて、定期的にストレスを感じる前にその解消法を行うのが良いでしょう。
実はこのストレス、糖尿病を悪化させてしまう要因ともなるんです。
ストレスは血糖値上昇を促すホルモンを分泌します。それどころか、糖尿病の薬であるインスリンの効き目さえも弱くしてしまう作用があるんです。
なので、ストレスは良くないとされ、たまにのご褒美やストレスを感じる前の解消法の実践が大切になってくるんです。
更に詳しく糖尿病食事療法について書いた記事もありますので、こちらをご覧ください。
おやつや飲酒は?注意点をご説明
- 自分勝手におやつや飲酒をするのはNG
- 数値が落ち着いている時に医師に相談の上解禁
- 適量を守る
- タイミングに気をつける
自分勝手に「ここのとこ頑張ってるから大丈夫だろう」と自己判断するのはやめましょう。糖尿病は定期的な検査が必要なので、自分の数値を知り、症状が落ち着いてる時に、医師に相談の上ご褒美を解禁しましょう。
もちろん食べ過ぎ、飲み過ぎはいけません。予め量を決めておくのも大切ですし、食べたり飲んだりするタイミングも大切です。おやつや飲酒は食後30分以内が良いでしょう。
糖尿病の食事で禁止されるものについて詳しくはこちらをご覧ください。
最後に
- 糖尿病の食事は、時間、食べ方、内容に注意
- ストレスは糖尿病悪化にもつながる
- たまにのご褒美、解禁日を設ける
- ストレスを感じる前に解消法を試す
- 医師に相談の上、たまにのご褒美を実施
- ご褒美も調子に乗らず、量やタイミングに気をつけることが大切
いかがでしたでしょうか?食事療法は大切ですが、自分をがんじがらめに縛ってしまう必要はないんです。抑えるポイントをしっかり守り、頑張り続ければご褒美もある。そう思ってプラスに考えていきましょう。