指がしびれるって症状ありませんか?
たかがしびれと思って放置していると、症状がどんどんひどくなったり、痛みを伴いだしたりすることもあります。
そしてなにより、その症状には病気が隠れている可能性もあるのです。
そんな気になる指のしびれの原因としてはどんなものがあるのでしょう?
- 指別考えられる原因
- 広がるしびれ
- 両手なのか片手なのか
- 他にも影響が出てる場合
上記のように部位別に分け、考えられる原因を16点挙げてみました。
何科に行くべきか迷われた時の付属情報も合わせてご説明します。
まずは、ご自分の症状を確認して、参考にしてみて下さい。
指によって異なるしびれ
指先だけ・小指以外・手の平全体とその症状が出てる指に合わせて考えられる原因は以下の通りです。
指先だけに出るしびれ
- 血行不良
- 脳障害
- 循環器系障害
しびれというのは、身体からのシグナルという可能性があります。
貧血や冷え性などで血流が悪くなり、全身の血行不良となった場合、まず指先などの末端から症状が出たりします。
また、脳障害の前兆や初期症状という可能性、動脈硬化などの循環器系障害の可能性もあります。
脳に関わる可能性がある場合は、脳外科や神経内科、循環器系に関わるものは循環器科が良いでしょう。
小指以外に出るしびれ
- 手根管症候群
- 指神経麻痺
小指以外の人差し指、中指、薬指などに症状が出るものとして、代表的なものでいえば、手根管症候群です。
初めはしびれだけだったものが、痛みへと症状がひどくなっていったりします。
また、その指だけに出る指神経麻痺というのもあります。
このような症状の場合、整形外科を受診するのが良いでしょう。
手の平全体に出るしびれ
- ストレス
- 糖尿病
- 甲状腺機能低下
ストレスによる自律神経問題から、しびれとして出る場合もあります。
その場合、一過性のことも多いのが特徴です。
そして、糖尿病の合併症の神経障害でしびれを感じる場合もあります。
それ以外にも、甲状腺のホルモンホルモンレベルが下がって来ることによる影響でしびれが出ることも考えられます。
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手首や腕全部までしびれが出る場合
そういった場合に考えられる原因をご説明します。
手首まで広がるしびれ
- 手根管症候群
指だけにとどまらず、手首にまで広がってくるしびれ、症状がひどくなってる場合は、手根管症候群が考えられます。
その場合、ひどくなると痛みを伴い、手の腹が痩せてきたりもします。
腕全体にまで広がるしびれ
- 胸郭出口症候群
- 頸椎ヘルニア
腕全体までしびれが広がってる場合は、肩や首などのコリ症状も見られる筋肉や骨によって神経が圧迫された状態の胸郭出口症候群も考えられます。
また、同様に神経や頸椎に関連するヘルニアなども考えられます。
このような症状がある場合には整形外科で検査を受けることをおすすめします。
両方の手に出る?片方のみ?
両手に出るしびれ
- 糖尿病
糖尿病の合併症による神経障害によるしびれの場合は、両方に現れるのが特徴です。
しかも、ここまで症状が出てくると合併症も進んでいます。
内科で相談し、まずはきちんとした糖尿病治療を受けることをおすすめします。
片方のみに出るしびれ
- 脳障害
- 手根管症候群
- 肘部管症候群
片方のみしか異常が感じられない場合は、脳に何かしらの問題が生じてる場合や、手根管症候群や肘部管症候群など、その部位の問題が考えられます。
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しびれが他の部位にもつながる場合
そういう場合考えられる原因についてご説明します。
足まででるしびれ
- 糖尿病
- 膠原病
- メニエール病
- 甲状腺機能低下
- 血管炎
足まで出るものとして代表的なものは糖尿病の合併症によるものです。
というより、足から先に症状が出て次に手にまで症状が出るのが特徴です。
そして、膠原病やメニエール病、甲状腺機能低下、血管炎の場合、手や足だけにとどまらず、他にも何かしらの症状が出ているはずです。
口にも出るしびれ
- 脳梗塞
- 低カルシウム血症
手だけでなく、口にまでしびれが出てる場合は、脳梗塞の疑いが強くなります。
脳梗塞というと、身体に障害が出たりと重篤なケースをよく目にすると思いますが、そうではなく軽い場合には、しびれだけで見過ごされてるものもあるんです。
脳は脳外科で早めに詳しい検査を受けることをおすすめしますし、低カルシウム血症の場合は内科で相談してみるのが良いでしょう。
心臓にも負担がくるしびれ
- 狭心症
しびれがあり、心臓にまで負担がかかり、動悸やめまいを伴う場合は、狭心症の疑いもあります。
参考文献:内科診断学 第2版 P650〜662
最後に
このように、しびれと甘んずることなかれ。
しびれにはこんなに病気が隠れている可能性があるのです。
そして、勝手な決めつけ、自己判断はいけません。
これはあくまでも例で、これ以外にも様々なことが原因として考えられます。
またこれらに当てはまらなくても、我慢せずに原因を突き止めるべく、1度詳しい検査をしてみることをオススメします。