よく聞く貧血という病気、どんな症状が出るのか?原因は何なのか?ご存知ですか?
私は中学生くらいから貧血がひどく、よく倒れたりしていたんですが、食事で気を付けているのに、なかなか治らず、定期的に病院に通院しています。
- 検査しなきゃ気付かない場合もある貧血の症状をセルフチェック!
- 貧血の成因や原因
- 貧血の種類
今回は、以上のことについてご説明したいと思います。
貧血の症状をセルフチェック!あなたは大丈夫?
貧血とは、ヘモグロビンが正常値より下がった状態をいい、酸素が十分に組織に行きわたらなくなるため、色々な症状が現れます。
- 動悸
- 息切れ
- 疲れやすい・フラフラする
- 顔色が悪い(血色が悪い)
- 寒気がする
- 胃痛・吐き気
- 風邪をひきやすい
- 肩こり・頭痛
- 肌荒れ・爪割れ・抜け毛
貧血はゆっくり全身に症状が出るため、身体が慣れてしまうということもあり、気付きにくい場合もあります。そのような時は、検査で発見できます。
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貧血の成因や原因
血液中には、血液細胞として白血球、血小板、赤血球があり、白血球は感染防御や免疫、血小板は止血、赤血球は酸素運搬に関わってきます。
貧血の成因
- 赤血球の生産低下
- 赤血球の破壊の亢進
- 出血による喪出
貧血の原因
- 鉄分不足
- ビタミン・葉酸の不足
- 造血因子の不足
- 造血幹細胞自身の異常(骨髄不全)
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貧血の種類とは?
- 栄養性貧血
- 鉄欠乏性貧血
- 二次性貧血
- 溶血性貧血
- 再生不良貧血
栄養性貧血
ビタミンB12や葉酸の不足によって起こる貧血で、舌が荒れたり、白髪が増えたり、手足のしびれや、精神症状が現れ、中高年に多い貧血です。
鉄欠乏性貧血
その名の通り、鉄分が不足する貧血で、その特徴として、普通の貧血症状の他に、目の内側の粘膜が白っぽくなったり、氷が食べたくてたまらないといった氷食症になる場合もあり、思春期や生理、妊娠、授乳などが原因として考えられます。
二次性貧血
感染症や、癌、腎臓病、肝臓病など、病気が原因として二次的に起こる貧血で、長く続く貧血の場合、病気が隠れていることも考えられます。
溶血性貧血
出血など、赤血球が壊れやすくなってることで起こる貧血で、普通の貧血症状の他、黄疸や脾臓の腫れといった症状が出る場合もあります。
再生不良貧血
血液が作られる骨髄が白血球も血小板も赤血球も作らなくなってしまう病気で、貧血症状の他、血が止まらなくなったり、気付かないうちに痣が出来てたりといった症状があります。また、悪化すると風邪のような症状として熱が出たり、喉が痛くなったりし、骨髄移植や輸血などの治療が必要になります。
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最後に
- 動悸や息切れ、疲れやすいといった症状の他、免疫が落ちたり、血行が悪くなったりする
- 貧血は、ヘモグロビンが正常値より下がった状態
- 貧血には様々な種類があり、その種類に応じて原因も違う
- 貧血には病気が隠れている場合もある
簡単に貧血だから、鉄分をとっておけば大丈夫というのではなく、貧血にも種類があり、それぞれ原因も違い、病気が隠れている場合もあるため、貧血の成因を調べることが大切です。