気になる自分の健康、人間ドックを受けたらすぐに結果を知りたいものですよね。

「何か悪いものが見つかったらどうしよう」と結果が出るまでは不安もあります。

即日結果を知りたい!その気持ちはよくわかります。

かくいう私もそうですから^^;;

そこで人間ドックの結果が即日がわかることはあるのか?そんな施設はあるのか?についてまとめました。

実は人間ドックなど検査の結果をすぐに知るには様々なハードルがあります。

今回はその理由もよくお分かりいただけると思います。

ではいきましょう。

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人間ドックの結果が即日わかることってある?

人間ドックの結果を即日知りたいんですけど、そんなことは可能ですか?
医師
結論から言うと、すべての検査の結果を即日!というのは厳しいです。

というのは、検査をすれば自動的に結果が出てくるわけではないからです。

 

採血は即日わかる?

Blood test

採血の結果は、即日わかる施設もあります。

実際に即日結果説明!を謳っている施設に問い合わせたところ、項目によっては即日ファックスしてもらい、そこから口頭で説明をすることもあるとのことです。

ただし、腫瘍マーカーなどの結果は外注検査に出すため、即日出ません。

ですので、採血の「一部」はその日のうちに判り得るということです。

実際、病院においても、スムーズであれば生化学、血算といった検査結果は1時間もあれば出ます。

救急外来などで採血をすると、検査技師さんいれば、1時間もしないうちに結果が出ます。

  • 採血→検査室→結果出力→説明

この流れを迅速にできる施設であれば、即日結果を知ることができます。

 

レントゲンは即日わかる?CTやMRIは?

xray CT mri

レントゲンや、CT、MRIといった画像検査はどうでしょうか?

レントゲンを撮影すれば、その場ですぐにレントゲン写真はできあがります。

ただし、それを読影し診断するのは医師ですので、施設内に迅速に読影する医師が常在していない限り、即日結果を知ることはできません

これはCTやMRIといった画像検査でも同様です。

CTやMRIの場合は、1枚のレントゲンとは異なり、画像が何百枚もありますので、どうしても時間がかかってしまいます。

これはさらに画像が多くなるPET検査ならばなおさら時間がかかります

2次読影で2人の医師が関与することもある。

またこれらの画像診断は、見落としを防ぐために、1次読影・2次読影といって、二人の医師が画像を見て診断した後で結果が返されることがあります。

interpretation by 2 person's radiologist

その場合、

  • 「画像撮影→1次読影(1人目の医師による読影)→2次読影(2人目の医師による読影)→結果出力」

という流れになります。

ですので、人間ドックや健康診断の場合は、基本的に施設側も2-3週間の間でこの流れをこなすスケジュールを立てて、医師を確保しています。

ちなみにこの記事の著者は放射線科専門医として、人間ドック業務にも携わっていますが、この場合CTやMRI、PET検査の読影は基本的に1週間近くの猶予をいただいております。(実際は数日以内には読影しますが。)

2次読影を行う施設の場合、結果を知るのには、時間がかかってしまうことは容易に想像できますね。

画像診断の結果を即日知るというのは、難しいのが現実です。

あえて当日結果説明で差別化する施設も!

しかし、人間ドック施設によっては、放射線科の専門医を常勤医として複数人数置いて、この難しい即日結果説明をすることで逆にその施設のウリにしているケースもあります。

例を挙げると・・・

関東ですと、

などがあります。

tokyo-bay clinic

ここは見ていただくとおわかりのように、PET検査も当日説明と記載がありますね。

本当にPET検査の結果が当日にわかるのかを、実際に施設に問い合わせてみました

その結果、

  • PET-CT検査
  • CT検査
  • MRI検査
  • 超音波検査

といった検査については、本当に当日結果の説明がなされるとのことです。

ただし、ここの施設の場合、採血や尿検査・検便については当日の説明はなく、後日の結果送付になるとのことです。

画像検査に強く、結果が早い施設のようです。

このように施設によって、当日結果がわかるものは異なることがわかります。

胃カメラは即日わかる?バリウムは?

ba stomach fiber

胃カメラもバリウムも、実際に医師(バリウム検査は検査技師の場合あり)がライブで検査をします。

その場で結果を知りたいところですが、これも施設によるでしょう。

胃カメラの場合は何もない綺麗な胃である場合、「綺麗な胃ですね。とくに問題ありませんよ」とその場で教えてもらえることがあることもあります。

ただし、これはあくまでその場での印象にすぎず、あとで撮影した写真を見ながら所見を書くときに、病変として疑わしい部位が出てくる可能性もあります。

最終的な結果としてわかるのはやはり時間がかかります。

また、何かできものがあり、生検などをした場合は、その検体を今度は病理医が標本を作成して組織を調べる必要があります。

そのため、どうしても日にちがかかってしまいます。

バリウムも検査をすることと、その結果を解析することは別ですので、検査をしたあとで、ゆっくりと読影をするのが一般的であり、その場で、「大丈夫ですよ」とはなかなか言えないのが現実です。

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症状があって病院を受診した場合はその日のうちに結果がわかることもある

ここまでの話は、全て症状がない状態で人間ドックや健康診断を受けた場合の話です。

人間ドックや健康診断での画像撮影は、症状がない人に行う検査であり、結果を急がないのが前提です。

つまり、症状があって病院の該当科を受診した場合とは、話が違います。

symptomatic Inspection

症状があって病院を受診した場合は、施設にもよりますが、その日のうちに

  • 採血結果
  • 画像の結果
  • 胃カメラの結果

などがわかることもあります。

一般的な採血の結果は、その日のうちにわかることがあるのは上に述べたとおりです。

CTやMRIなどの画像を撮影した場合も、依頼した医師がその場で読影する場合もありますし、その病院に放射線科の常勤医がいればその日のうちに知ることができるケースもあります。

まとめ

人間ドックや健康診断で行う検査は、

  • 検査をする→検査を分析する。→結果を収集する。→説明する。

という過程があります。

検査をしたら結果が自動的に、ポン!と出るわけではなく、これらの過程を踏まなくてはいけません。

即日というのは、すべての検査ではムリであり、さまざまな検査をした場合、さまざまな人や医師が関わります

すると、すべての検査結果が出揃うのに、少なくとも2週間前後はかかってしまうのが一般的です。

早く結果を知りたい!のは(私もそうなので)もちろんなのですが、人間ドック施設は何も結果を出し惜しみしているわけではなく、検査をした後、さまざまな人が関与するため時間がかかるということを覚えて置きましょう。

参考になれば幸いです( ^ω^ )

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