ヘマトクリットの基準値は

ヘマトクリット(Ht)とは、一定量の血液中に含まれる赤血球の割合を調べる検査です。

通常、赤血球数が減るとヘモグロビン量は減り、ヘマトクリットの値も下がりますので、これら3つの値は密接に関係しています。

これらのデータをもとにして、貧血の種類を診断でき、簡単に出来るため、大出血などで病院に搬送された際にまず行われる検査の一つとなり、この数値によって輸血をするかどうかの決定も下されます。

それでは、このヘマトクリット(Ht)の基準値はどの様にみるのでしょうか?

今回は、ヘマトクリット(Ht)の基準値などについてまとめました。

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ヘマトクリット(Ht)ってなんで検査するの?

Blood test
赤血球容積値と呼ばれるもので、赤血球の占める容量がどうなっているのかを調べる検査です。

検査にあたっては、まず赤血球が固まらないようにしてから遠心分離器にかけ、血漿(液体)と赤血球(重いので下に沈む)に分離します。

この沈んだ赤血球の赤い層が血液全体の何パーセントにあたるかを測定して数値をもとめます。

ヘマトクリット(Ht)の正常値と異常値は?

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・正常値
―男性の場合は40~50%、女性では35~45%なら正常値と判断されます。

・異常値
―男性で40%以下、女性で35%以下だと異常と見なされ、数値が下がるにしたがって異常値と判断されます。

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異常のときに考えらえる病気は?

Woman (16)
・ヘマトクリット値が低い場合。
―ヘマトクリット値が低ければ、血液が薄いということを意味しているので、貧血の可能性が高くなります。

この場合、一番多いのが鉄欠乏性貧血、次に多いのが悪性貧血再生不良性貧血白血病がんの転移による貧血とされます。

・ヘマトクリット値が高い場合。
―ヘマトクリット値が高ければ、血液の濃度が濃く流れにくくなり、血栓などができやすい状態です。
この場合では、多血症の可能性が高くなります。

多血症には、血液を作る骨髄に異常があり赤血球が異常に増殖する「真性多血症」と、下痢や嘔吐などの脱水症状で血液の液体成分が少なくなり赤血球の濃度が高くなった「相対性多血症」の2つがあります。

「真性多血症」の場合は、病院での治療を必要としますが、「相対性多血症」の場合は、脱水状態が緩和されれば正常値に戻ります。

ストレスが原因となる多血症が増えて来ている様で、肥満で煙草を吸う男性にその割合は多いとされます。

ヘマトクリット(Ht)の検査で注意すべき点は?

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検査の数値は、年齢や季節、時間帯などでも変動し、夏は冬より下がります。
したがって、男女とも40%前後であれば心配はないとされます。

なお、幼児は約60%もありますが、15歳ぐらいで正常値となりますので、心配されなくても大丈夫です。

 

最後に

検査の結果、鉄不足による鉄欠乏性貧血であれば、鉄分の多い食品や緑黄色野菜などを多めにとる食生活を心掛ける事で、1~3ヶ月程度で症状は改善される事がほとんどのようです。

意識しないと不足しがちな鉄分ビタミンB12葉酸を積極的に摂り、貧血状態にならない様に注意して下さいね。

もし多血症と診断された場合は、先天性の心臓疾患慢性の呼吸器疾患などが隠れている場合もありますので、詳しくその原因を調べる事が大切となります。

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