生活習慣病として現在日本人に大変多い糖尿病。運動不足や食生活が原因?でも、気を付けていたつもりなんだけど・・・って人もいますよね。
実際、親類に糖尿病の人がいたから、そうならないように気を付けていたのに、気付いたら糖尿病になってた人も少なくないと思います。
そこで今回は、
- 糖尿病って遺伝するのか?
- 遺伝の確率は?
- そもそも糖尿病の原因って?
ということについてお話したいと思います。これを知ってると、より注意し、気を付けることもできると思いますので、参考にして頂ければと思います。
糖尿病って遺伝する?
糖尿病は完全な遺伝病ではありません。なので、糖尿病の親類がいるからといって絶対糖尿病になるわけではありません。ですが、親類に糖尿病の人がいることで全くない人よりは遺伝の確率が高いと言われています。
そういうわけではありません。糖尿病には、遺伝の他に、生活習慣、運動や食事内容が大きく関わってくるからです。
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遺伝の確率って?関係性によって異なる?
両親が糖尿病 | 50% |
両親のどちらかが糖尿病 | 30% |
兄弟が糖尿病(誰か1人) | 15% |
一卵性双生児が糖尿病 | 80% |
二卵性双生児が糖尿病 | 20% |
これはあくまでも確率なので、絶対というわけではありませんが、家族間では食生活も似てくるため、より注意が必要なんです。また、関係性が遠くなれば確率的には上記のものより多少は下がりますが、いくらかは確率も残るのは確かで、全然いない人に比べ0ではないというわけです。
糖尿病になる原因って?
- 糖尿病の家族歴
- 過食
- その他
糖尿病の家族歴
家族歴があるということは、遺伝的なものですよね。実はその遺伝的素因がウイルス感染により自己免疫に反応し、自己抗体が出現、B細胞が傷害されインスリンが絶対的に欠乏し、血糖値上昇や細胞内飢餓となるわけです。
過食
過食は、1回の食事量、内容が関係します。過食はインスリン受容体が不足してしまうことにつながり、そうなるとインスリンの作用が低下し、血糖値上昇になります。また、ブドウ糖毒性によって更にインスリン分泌量が低下し、ますます血糖値が上昇するというわけです。
その他
- 妊娠中のホルモンバランスの乱れ
- ストレス
- 加齢
- アルコール過剰摂取
- 代謝異常
- 膵臓摘出した場合
最後に
- 糖尿病は完全な遺伝病ではないが、全然ない人に比べ、家族間に糖尿病の人がいるとなる確率が上がる
- 関係性が近いほど、遺伝の確率は上がる
- 家族間にいないから糖尿病にならないというわけではない
- 糖尿病は、過食や生活習慣などが大きく関係する
糖尿病って患者数が多く、3年ごとに厚生労働省から発表されているデータを見ても、平成26年には316万6000人で、3年前よりも46万6000人も増えているんです。それだけ多く身近な病気ですが、怖いのはその合併症です。
なってから気を付けるのではなく、なる前に、ならないように、しっかり予防しましょう。