機能性出血の治療法大特集!機能性出血とは不正出血の一種です。女性なら生理でもないのに出血する、なんていうことがあったら不安ですよね。もし治療することになったらどんなことをするのだろう・・・・と考えたら不安になってもっとホルモンバランスが乱れてしまいそうです。デリケートな問題だけになかなか聞けないことでもあります。そんなあなたの為に今回のお話しは機能性出血の治療法についてのお話しです。詳しい内容はコチラ!
- 機能性出血の治療法や薬は?
- 検査や診断は?
- 機能性出血と不正出血は違うの?
以上です。それでははじめます!
機能性出血の治療法や薬は?
- 止血
- 子宮内膜の安定化
- 貧血の改善
一時的止血法
一時的止血法にはこれらの方法があります。
- 止血薬(トラネキサム酸)
- エストロゲン・プロゲステロン合剤
- 子宮内膜掻爬術
トラネキサム酸を使った止血
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トラネキサム酸を使った止血法は主に出血が少量の場合に使用され、確定診断までの一時的な止血の薬として使います。
エストロゲン・プロゲステロン合剤を使った止血
この薬を7日~10日ほど服用すると子宮内膜が安定して止血することが可能です。
子宮内膜掻爬術
これは手術になります。薬で止血することが困難だった場合、または悪性疾患の可能性がある場合に行われる手術です。
継続的周期的治療
継続的な治療には以下の方法がとられます。
- Holmstrom療法(ホルムストロム療法)
- Kaufmann療法(カウフマン療法)
- 低用量経口避妊薬(ピル)
- クロミフェン療法
- プラノバール服用
Holmstrom療法(ホルムストロム療法)
この療法は主に第1度無月経(エストロゲンの分泌はあるがプロゲステロンの分泌がなく、子宮内膜は増殖する)の方または無排卵周期症の治療に使われる療法です。具体的な方法は以下の通りになります。
- 月経周期15日ぐらいからプロゲステロンを10日~14日ほど投与
- 人口的に子宮内膜を剥離(消退出血)
- 次の周期では反動でプロゲステロンが減少するのでこれを利用して排卵を促す
Kaufmann療法(カウフマン療法)
この療法は第2度無月経(エストロゲン・プロゲステロンともに分泌なし、子宮内膜の増殖なし)の方または過多月経、原発性無月経(18歳を過ぎても月経が起こらない)の治療に対して使われる療法です。具体的な方法は以下の通りとなります。
- 月経周期5日目からエストロゲン投与(約21日間)
- 月経周期15日目ぐらいからプロゲステロン投与(約11日間、この間はエストロゲンと療法投与)
- 消退出血
投薬による治療
上記以外ではクロミフェンと呼ばれる抗エストロゲン薬の経口投与、低用量経口避妊薬(ピル)の投与、ホルモン剤プラノバールを服用する方法があります。
根治的手術療法
根治的手術には以下の方法があります。
- 子宮摘出術
- 子宮内膜アブレーション
上記の方法では妊娠は出来なくなります。主に更年期出血で考えられる方法です。[adsense]
機能性出血の検査や診断は?
- 流産
- 異所性妊娠
- 胞状奇胎
妊娠が無いなら出血部位を調べます。性器以外からの出血なら以下の理由が考えられます。
- 痔
- 膀胱炎
- 尿道カルンクル
出血が性器からで器質的な異常があった場合は以下の理由が考えられます。
- 炎症性疾患
- 腫瘍
- 外傷
器質的な異常が無く、薬剤による出血や血液疾患や肝疾患が無いなら機能性子宮出血となります。これらの検査は内診や血液検査、超音波検査やCTやMRIから判断します。関連記事)機能性出血の原因・症状は?年代によっても違う!徹底解説しますそもそも機能性出血とは?不正出血とは違うものなの?
まとめ
- 機能性出血の治療は一時的なものから継続的なものまである
- 機能性出血の診断は妊娠歴や既往症や服薬の状況などから診断する
- 機能性出血は広い意味では不正出血と言える
いかがでしたか?今回は機能性出血の治療法についてでした。女性の不正出血には様々な理由が考えられ、特定するのにはいろんな条件を加味する必要があります。気になる症状があったら病院で検査を受けましょう。