糖尿病の場合、食事療法も大事になってきますよね。栄養やバランス、自分でも普段の食事から色々気を付けていかないといけないことになります。そこで気になるのが、これは食べてはいけないといったものや、大好きだったアルコールなど・・・。
今回は、そんな糖尿病の食事で気を付けたいことについて・・・
- 食べてはいけないもの
- アルコール
- 食事抜き
以上のことをお話したいと思います。参考にして頂ければと思います。
糖尿病の食事で食べてはいけないもの
基本的に、インスリン分泌を低下させるものがいけないとされています。それは以下のようなものが挙げられます。
- 脂質
- 肉
- 揚げ物
- 炒め物
- 果糖
- ハチミツ
- 米
- 小麦
- 芋
- 砂糖
ただ、これが絶対ダメというわけではないんです。量やバランスが大切になってきます。また、これらを違うものに置き換えることでインスリン分泌低下に問題がなくなったりします。
- 肉→大豆ミート
- 米→玄米・雑穀米
- 小麦を使ったパン→ライ麦パン・ふすまパン
- 白砂糖→ラカント
※大豆ミートとは・・・大豆から作られた、肉のような食感やジューシーさを兼ね備えたもので、大豆は糖尿病にも良い。
※ラカントとは・・・とうもろこしから抽出される成分で作られた砂糖で、血糖値上昇を抑え、インスリンにも影響を及ぼしません。
[adsense]
アルコールは?絶対ダメというわけではない?!
アルコールによる影響
- 血糖値のコントロールが狂う
- おつまみを一緒に取ることがまた問題
- 肥満につながる
- 肝機能障害を起こしやすい
- 低血糖を引き起こしやすくなる
実は、アルコールは血糖値のコントロールを狂わしてしまう作用があるんです。また、アルコールの高カロリーは肥満にもつながりますし、肝機能障害を併発しやすいという問題もあります。なので、糖尿病の指導として禁酒を促されることも多いと思います。
ですが、絶対にダメ!というとストレスもたまってしまいますし、飲酒が趣味だった人にとっては苦痛でしかありませんよね。特に、糖尿病の人がアルコールを摂取する場合は、量や脂質が問題になってくるんです。
これに注意したらアルコール摂取OK?!
- 糖質を含まないお酒にする
- 1日160kcal程度
糖質を含まないお酒
- 焼酎類(芋焼酎、米焼酎など)
- ジン
- ウイスキー
- ウォッカ
- ブランデー
- 糖質を加えないサワー類(ウーロンハイ、緑茶ハイ、ハイボールなど)
- 糖質オフのビール
また、とにかく量が大切ですし、過度な飲酒は確実によくありません。また、飲酒をする際はその時点での体調も考慮しないといけません。
飲酒が許される体調
- 血糖値のコントロールが出来ている
- 食事療法が出来ている
- 体重管理に問題がない
- 合併症が出ていない
- 血圧が安定している
なので、自分で「大丈夫、大丈夫」と勝手に飲んでしまうと、自制心がきかなくなる場合も多いので、きちんと家族の管理下で飲むのが良いでしょう。
関連記事)糖尿病予防には食事の見直しが大事。おすすめレシピは?
食事を抜くのはアリ?ナシ?
食事を勝手に抜くというのは逆効果です。絶対に止めて下さい。なぜならば、1日3回の食事を考えて、糖尿病の薬も処方されています。糖尿病の場合、食後に血糖値が上がるのも特徴であるため、食事をとらないまま薬を飲んでしまうと、低血糖にもつながります。
低血糖は怖く、急に倒れてしまうことだってあります。糖尿病の場合、1日3食、決められた時間にしっかり栄養バランスを考えられたものをとることが大切です。ですが、付き合いや時間等の問題で、どうしても難しい場合は、1回分の食事を2回に分けるということは可能ですし、前もって医師に相談し、薬を調整してもらうのも良いでしょう。
関連記事)糖尿病でも食べれるおやつがあるってホント?チョコレートもOK?
最後に
- インスリン分泌を低下させるものがいけない
- あまり良くないものでも、置き換えることで効果的に
- アルコールは血糖値のコントロールを狂わす
- アルコールは体調を考慮し、量、糖質に気を付ける
- 食事を抜くと低血糖になる可能性もあり危険
制限されればされるほど、苦しく感じちゃいますよね。ですが、気を付ける点さえ抑えれば、糖尿病でも普通の人と同じような食事が出来るんです。まずは糖尿病が悪化しないように注意しつつ、1日3食バランスよく栄養を考え、食事管理をしましょう。