PET検査とPET-CT検査は異なります。PET-CT検査はCTも撮影するためです。しかし、現在ではこちらの方が主流となっています。PET検査CT検査が同時に出来るとは、どの様な事でしょうか?又、どの様なメリットがあるのでしょうか。

今回は、そのPET-CT検査についてまとめてみました。

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PET-CT検査とは?

pet ct1PET-CT検査とは、

  • 病巣部分の機能を診断出来る=PET
  • 病巣の詳細な位置の情報を検出出来る=CT

を、同時に撮影出来る検査です。

この検査は、CTの画像により吸収補正をする事が出来る為に、PETのみの検査と比べると、時間の短縮にも繋がります。又、二つの検査を一度に出来る為、検査の回数を減らせ、実際に検査を受ける方の負担も軽くなります。

医師
他の核医学検査と比べて短時間で検査ができるのも特徴です。

腫瘍シンチと言われる核医学検査であるガリウムシンチは注射をしてから3日後に検査があったり、骨シンチであっても注射をしてから5-6時間空けなくてはいけません。

ところがFDG-PET検査では、注射をしてから3時間で検査が終わります。

PET-CT検査のメリットは?

FDG PET normal

CTを同時に撮影するメリットは何でしょうか?
医師
PET-CT検査のメリットは以下のものがあります。

診断の精密度が高い

PETの機能とCTの形態画像の融合により、そのり診断の精密度が高くなます。その為、治療の範囲や治療方法をより確実に決める事が出来ます。

一度に全身を見れる

一度の検査で、体の頭頂部から大腿基部までのチェックが出来ます。つまり、全身を見れるということです。

他の検査では見つける事の出来なかったがんが発見できる!?

病巣の早期発見、進行の具合、再発、転移、又、他の検査では見つける事の出来なかった病巣が発見できる可能性もあります。

実際、PETを用いると病期分類に対して33%でupstage、10%でdownstageとなり、PETを行うことにより、病期診断が変更され、治療方針が修正されることがしばしばあります。それくらいインパクトがある検査なんです。

また、がん以外の病巣、例えば、甲状腺の病気などを発見できる場合があります。

治療効果判定に使える

治療効果判定にも使えます。

特にリンパ腫などでは重宝されます。というのは、CTなどの検査で腫瘍が残っているように見えても、その部分に腫瘍のviabilityがある、つまりその腫瘍が生きているか、死んでいるかは形を見るだけではわかりません。糖代謝を見るPET検査ならその判断をすることができます

つまり、CTでリンパ腫が残っていても、PETで消えているならばCR(完全寛解、完全に腫瘍がなくなっているということ)とすることができます。

目的に応じた画像を撮影出来る

色々な角度、断面、その目的に応じた画像を撮影出来ます。

痛みや精神的な不安が少ない

注射を一回するだけですので、痛みや精神的な不安をもたらす事はありません

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PET-CTのデメリットは?

逆にデメリットはありますか?
医師
上記で述べました様に、あらゆる面でこの検査法は優れていますが、残念ながら、不得意とする点もいくつかあります。

FDG-PET検査が見つけにくいがんがある

PET検査で使用する検査薬(ブドウ糖に類似した成分FDG)を、吸収する事が少ないがん=悪性度が低いがん、早期のがんや、塊を作らずに、薄く広がるようながんは見付けにくいとされています。

FDG-PET検査が見つけにくい部位がある

普段の生活でブドウ糖を多く摂取する脳、心臓、胃における病巣は見付けにくいとされています。検査薬が体の外へ流れるルートとなる腎臓や膀胱における病巣も見付けにくいとされています。

空間分解能はCTに負ける

形態だけでなく、代謝分解能に優れるPETですが、空間分解能はCTに負けてしまいます。ですので、例えば、大腸癌周囲の小リンパ節はCTの方がわかりやすいというデメリットもあります。

被曝量が増える。

  • PETだけだと4mSv
  • CT も撮影すると4mSV追加

つまり総被ばく量 8mSv程度の被曝をします。

参考記事)PET検査による被曝量は? 

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最後に

isha

このようなデメリットをきちんと理解した上で使えば、非常に有用な検査です。何より、一目で全体像を見ることができるので、解りやすいというのが専門としない医師にも人気の理由です。

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