体を患うだけで大変辛いものですが、それに伴う費用の点で、さらに不安になる事も多いと思います。
とくにPET-CT検査は、全身を見られる検査であり、何となく高額そうなイメージですが、保険は適用となるのでしょうか?
また、支払い方法は?
がん検診として、PET検査は受けたいけれど、費用の点もきちっと把握していないと実行に移せないものですね。
そこで今回は、PET-CT検査の費用(料金)についてまとめました。
PET-CT検査の費用(料金)は?
保険が適用にならない場合
予防目的での検査をお考えの場合は、全額自己負担になります。
予防目的とは症状が出ていない状態で受ける検査のことであり、人間ドックでのPET-CT検査もこちらに含まれます。
その料金については、各医療機関が自由に設定できますので、あらかじめご自分の利用予定の機関にお問い合わせ下さい。
料金の目安としては、PET-CT検査のみでしたら約10万円前後となります。
PET検査に加えて、MRI,MRA,CT,血液検査、超音波などの検査も一緒にする事は可能ですが、その場合は料金はもっと高額になります。
保険が適用になる場合
この場合は、どの医療機関も同額となります。
- 1割負担=約10,000円前後
- 2割負担=約20,000円前後
- 3割負担=約30,000円前後
健康保険の適用内での検査を受けた場合は、医療控除費の対象となります。
予防目的での検査を受けた場合は、医療控除費の対象にはなりません。
しかし、検査の結果、重大な病気が見付かり、治療を行わないといけない場合は、検査も治療の一部と見なされ、その費用は控除の対象になります。
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PET検査で保険適用になる場合は?
平成22年の春より、早期の胃がんを除く、全ての悪性腫瘍に対して保険の適用が認められています。
ただし、MRI、レントゲン検査、血液検査、超音波検査などの結果、再発や転移の診断が出来ない方や、既に診断されている方のみとされます。
また、がん以外ですと、てんかん、虚血性心疾患に適用されます。
- 良性の腫瘍か悪性の腫瘍かを調べる為の検査
- 1つの月に、複数回、同じ病名により検査を受けた場合
- 1つの月に、ガリウムシンチグラフィを受けた場合
関連記事)PET検査の最新の保険適用は?
PET検査 支払い方法は?
支払い方法は検査機関により異なります。
ただし、中には、分割払い、ローンが可能な場合もありますので、ご自分のご利用になる検査機関にお問い合わせ下さい。
関連記事)なぜPET検査でがんがわかるのか?
まとめ
- PET検査の料金には、全額負担の場合と保険適用の場合がある。
- 健康保険の適用内での検査を受けた場合は、医療控除費の対象。
- 予防目的での検査を受けた場合は、医療控除費の対象にならない。
- 検査の結果、重大な病気が見付かり、治療を行わないといけない場合は、検査も治療の一部と見なされ、その費用は控除の対象になる。
- 早期の胃がんを除く、全ての悪性腫瘍に対して保険の適用が認められている。
- 支払い方法として、分割払い、ローンが可能な場合もある。