慢性膵炎の治療の基本は、生活習慣の改善と言われています。

この病気は、膵臓の炎症を繰り返し起こしてしまう為に、一生つきあわなければならないものです。

しかし、治療をきちんと受けていれば命を落とす心配はないとされています。

それでは、慢性膵炎の治療はどの様に行なわれるのでしょうか。
今回は、慢性膵炎の治療方法などについてまとめました。

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慢性膵炎の治療は?

慢性膵炎は進行性の病気ですが、きちんと治療を受けていれば命に関ることはないとされています。

基本的な治療としては、生活習慣の改善が大切とされており、断酒禁煙脂肪分の多い食事を控える(脂肪30〜35g/日)などがあります。

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慢性膵炎の経過中に急激な病状の悪化(急性増悪)が起こった場合は、急性膵炎と同じ状態が考えられますので、急性膵炎と同じ治療法が必要となります。

急性膵炎の基本的な治療は、絶飲絶食による膵臓の安静と、十分な輸液の投与です。
食事や飲水は、膵臓を刺激してしまい膵酵素の分泌を促進させ、膵炎を悪化させてしまうため、急性期には絶飲絶食が大変重要とされています。
又、炎症のために大量の水分が失われていますので、輸液が必要になります。

慢性膵炎の症状が軽度から中度の場合は、食生活やストレスなどの生活習慣を改善し、過食や食事においての脂肪分を減らすし、禁酒されるのが大切です。

症状としての腹痛が長く続く場合には、鎮痛薬鎮痙薬を使用します。
又、膵酵素阻害薬の経口投与を用いる事も有効です。

慢性膵炎においての内視鏡的な治療法としては、膵管内にチューブを挿入して膵液の流れを円滑にすることや、膵石を取り除くことが行われています。
内視鏡的に取り除けない膵石に対しては、体外衝撃波結石破砕(ESWL)を執行することもあります。

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慢性膵炎で手術するの?

慢性膵炎において、疼痛がどうしても改善しない場合や、重篤な感染を合併した時は、手術を行うことがあります。

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以下が主な手術法となります。
①膵管減圧術
―画像診断により、膵液の流出障害による主膵管拡張が認められた場合に適応となる手術です。

②膵切除術
―膵管狭窄の程度や部位によっては、膵頭十二指腸や膵体尾部切除術を行なう事があります。
この手術を行う事で、疼痛が約8割の患者において軽減され、膵機能の進行を防ぐなどの効果があります。

食事で気をつけることは?

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慢性膵炎の進行を止める一番の方法は、食事療法とされています。
胃を刺激しない、身体に優しい食事を心掛ける事が大切です。

その大切なポイントは、以下の通りです。

糖質中心の低脂肪食を心掛ける
―白身魚(タラ、カレイなど)、ささ身、豆腐、卵など。
―脂分の多い肉(牛、豚ロース、ステーキ、鳥の皮)インスタント食品などは避ける。
―難消化性食品(きのこ類、海草類、繊維質の多い野菜など)は避ける。

薄味を心がけ塩分摂取にも注意
―塩分の多い漬物、ハムやソーセージなどの加工品は避ける。

カフェインなど、飲み物にも注意
―コーヒー、紅茶、濃い目の緑茶や炭酸飲料は避ける。

香辛料にも注意
―カレー粉、辛子、わさびなどの刺激が強いものは避ける。

アルコールは節酒、禁酒に!

最後に

慢性膵炎は、一生付き合っていかないといけない病気です。
しかし、食事療法を中心に、健康的な生活を送る事が出来ていれば、上手く付き合っていけるのです。

これまで、暴飲暴食を習慣とされてきた方には辛い事かもしれませんが、これをチャンスと考え、病気を進行させない為にもご自分の体を労わる事を習慣とされて下さいね。

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