子供が虫歯になると、大人でも嫌なあの歯医者のウィーンという治療。まだ分からない子供にとっては恐怖ですよね。ですが、毎日の歯みがきさえも大変な子も多いと思います。
うちの子もそうでした。歯磨きを嫌がり、口を開けない。捕まえて、歯みがきしようとしても、歯みがきを噛んで離さない。もう、毎回大変でした。
今回は、子供の虫歯のでき方と予防法、楽しい歯みがき方法について、うちの子も楽しく歯磨きするようになったおすすめ方法を含め、ご紹介したいと思います。
どうやって虫歯ができる?子供の虫歯とは
- 歯の質
- 糖質
- 細菌
歯の質は個人個人違います。元々弱い歯だったり、エナメル形成不全だったり、また歯の形状や歯並びも関係します。その他、日頃の食生活も大きく関係し、甘いおやつの摂り過ぎやジュースは虫歯の元です。
それらは歯磨きをしないと、歯に汚れが残ったままだったり、歯みがき不足、磨き残しなどでお口の中に細菌が発生し、虫歯となってしまうんです。
虫歯のできやすい時期
- 8カ月~3歳頃
- 6歳~13歳頃
8カ月~3歳頃
乳歯が生え、歯みがきが必要となるんですが、口に異物が入るのを嫌がり、うまく歯磨きができず、虫歯の発生につながることもよくあります。また、自我の芽生えから、自分で歯磨きをしたがり、事故につながってしまう危険な時期でもあります。
6歳~13歳頃
学校などで自分で磨く習慣ができてきて、親が仕上げ磨きをすることも少なくなってきます。ですが、生え始めの永久歯をうまく磨けず、歯と歯の隙間や奥歯の6歳臼歯などに磨き残しができ、虫歯になりやすいんです。
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虫歯の予防方法
ラットを使った研究結果があります。初めから甘い食事を与え続けたラットAと、普通の食事をしばらく与え、次に甘いものを与え始めたラットB。そのラットの虫歯の発生率は、断然Aの最初から甘い食事を与え続けたラットの方が虫歯になりやすいというのが分かったんです。
ラットBも、甘いものを食べていたにも関わらず、違いは・・・幼いころから甘いものを多く摂取していたかどうかです!歯の生え始めに甘いものを多くとりすぎると、虫歯になりやすい歯になってしまうということなんです。
小さいうちから甘いおやつを与えるのをやめましょう。幼稚園等に入り、周りの子と接する機会が多くなると、お菓子を一緒に食べる機会も増えます。ですが、その時、元々甘いものを食べていた子と、その頃から甘いものを食べ始めた子とでは、虫歯発生率が違うというわけです。
- 小さいころから甘いものを与えない
- 親が仕上げ磨きをする
関連記事)歯並びが悪いと矯正が必要?大人と子供では治療期間が違う?
楽しい歯みがき方法♪
- 歯が生え始める前から歯磨き練習。
- 歯が生えてきたら、ガーゼで優しく拭いてお手入れ。
- 日頃から歯磨きや虫歯の絵本等を読み聞かせ。
- 父母も一緒に歯みがきする。
- 歌に合わせて楽しい歯みがきをする。
- 歯みがきカレンダーや、歯みがきシールを利用。
- 自分で歯磨きをしたがる気持ちを大切にする。
ですが、子供自身で歯磨きをさせると、転倒から事故につながる危険性もあるため、座って歯磨きをする習慣をつけましょう。
関連記事)子供の歯が折れたらどうしたらいい?
最後に
- 虫歯は、歯の質、糖質、細菌が要因
- 小さい時から甘いものを与えないことで、虫歯になりにくい歯になる
- 親が仕上げ磨きをしてやることで虫歯予防になる
- 楽しい歯みがき方法で、毎日習慣づけ
うちの子の場合、上の子は、おやつにおにぎりやじゃこてんを与えていて、飴やチョコは3歳くらいの幼稚園になってから、炭酸ジュースは、6歳頃から飲むようになったんですが、下の子は上の子が食べたり飲んだりしているのを見ていたため、甘いものの取り始めが早かったと思います。
あげないように気を付けていても、上の子が食べてるのを見て、いつの間にかこっそり食べて口の周りを汚していたり・・・結果、小学生でも全く虫歯のない上の子に比べ、3歳で既に3度の虫歯治療をした下の子。
本当に、与え始めの時期で、同じように仕上げ磨きをしてやってても、虫歯のなりやすさは全然違います。なので、今から歯が生えてきた。離乳食が完了する時期・・・まだ間に合います。甘いものを与えるのは、もう少し大きくなってからにしましょう。歯は一生ものですからね。