
逆流性食道炎になると、食事内容も制限されてきますよね。
大好きな揚げ物や刺激物を食べると途端に胸焼けや胃酸の逆流などでムカムカしてくる場合も多くあります。
食べたい物を食べれないなんてなんて不便だ!
と思う方も多いかもしれませんが、調理法を考えるだけで負担なく食べれる食事はたくさんあり、また逆流性食道炎に良いとされる食べ物だってあるのです。
そこで今回は逆流性食道炎の食事について
- 良い食事内容
 - 悪い食事内用
 - オススメレシピ
 
などをご紹介したいと思います。
逆流性食道炎にオススメの食事内容とは?
- 魚や鶏肉といった動物性たんぱく質
 - マグロの赤身、鰯、アジ、カツオ、鮭などといったEPAを多く含む食品
 - 消化の良い白身魚
 - 大根、豆腐、長芋、バナナ、カブなどの消化を助ける食材
 - 野菜中心
 - 乳製品(牛乳・ヨーグルト・チーズなど)
 

調理方法は?
基本は茹でたり、煮込むといった、油をあまり使わない調理方法がおすすめです。
レンジでチンする温野菜なども栄養分を損なわず美味しく頂けるのでオススメです。
症状がひどい時には喉に通りやすい柔らかいお粥やうどんなどが良いでしょう。
また乳製品は胃の粘膜を保護する役割があるんですが、冷たいと刺激になる場合もあるので、冷蔵庫から出し少し室温に戻してから食べると良いでしょう。
食事回数は?量は?
1回で満腹になろうとせず、常に腹8分目を目安にし、お腹がすく時などにはちょっとずつ回数を多めに取りましょう。
しかし、胃を休ませる時間もしっかりとることが大切で、肥満にならないように気をつけましょう。
また毎日規則正しい時間に食べること、よく噛んで食べることも重要です。
食べ方は?食後の姿勢は?
冷たいものは胃腸にとって刺激となり、NGです。
温かいものは温かいうちに、そして、ゆっくりよく噛みながら食べると唾液も多く分泌されるため、消化の助けにもなります。
また食後の姿勢としては、すぐ横にならず、食後3時間は逆流に気をつけ過ごしましょう。
逆流性食道炎に悪い食事内容や食べ方は?
- 芋類・玄米・赤飯・ラーメン等
 - ハム・ベーコン・ソーセージや鰻
 - 生クリームやケーキ
 - 繊維質の野菜やトマト
 - ドライフルーツやみかん
 - チョコレートやコーヒー、スタミナドリンクや炭酸飲料
 
NGな調理方法は?
基本的に油を多く使った炒め物や揚げ物はNGです。
油が1番といっていいほど胃腸には良くないため、揚げ物は極力避けましょう。

NGな野菜は?
野菜なら胃腸に良いんじゃないの?と思いがちですが、繊維の多い、
- 生のキャベツ
 - 筍
 - ゴボウ
 - レンコン
 - フキ
 
香りの強い
- ニラ
 - ミョウガ
 
もNG食材です。
そして健康に良さそうなトマトですが、胸焼けを起こしてしまう原因ともなるためと言われています。
酸味の強い果物や酢の物も良くないのでなるべく控えしましょう。
NGな食べ方
良いとされる食べ方と逆のことが言えますが、早食い、大食いは胃腸の負担になります。
とにかく胃腸を休める時間を多くとり、どうしても付き合いで外食や揚げ物を食さないといけない時などには、胃粘膜を保護する薬を飲んでからにしましょう。
また、症状が辛い時に無理をして食べるのも逆効果です。
食事を1食抜きにしても問題はないので、体調を見ながらすすめましょう。
おすすめレシピ2選
豆腐中華あんかけ丼
- 木綿豆腐:(1丁)
 - ニンジン:(3分の1)
 - キャベツまたは白菜:(6分の1)
 - 鶏ガラスープの素:(小さじ1)
 - 酒:(大さじ1)
 - 生姜チューブ:(1,2cm程度)
 - 水:(200cc)
 - 水溶き片栗粉
 - ご飯
 
- 野菜を切る(ニンジンは薄く千切りに、キャベツや白菜も食べやすい大きさに切る)
 - 鍋に水と野菜を入れて煮る
 - 野菜に火が通ってきたら、食べやすい大きさに切った豆腐を入れる
 - 調味料を入れる
 - 味見をして、薄ければ、少し薄口しょうゆを足してもOK
 - 水溶き片栗粉を入れてとろみをつける
 - ご飯の上にかける
 
白身魚のクリームがけ
- 白身魚(タラなど):(2切れ)
 - 玉ねぎ:(1個)
 - ニンジン:(3分の1)
 - しめじ:(2分の1)
 - バター:(適量)
 - 牛乳:(200cc)
 - 小麦粉:(大さじ1)
 - コンソメ:(1個)
 - 塩コショウ:(適量)
 
- 野菜を切る(ニンジンは薄くいちょう切りに、玉ねぎは千切りに、しめじは切ってほぐしておく)
 - 白身魚に両面塩コショウを振り、薄くバターをしいて両面しっかり焼きましょう
 - 2の白身魚は皿に取り出しておく
 - バターをしき、玉ねぎをしんなりするまで炒める
 - 他の野菜も火が通るまで炒める
 - 小麦粉を入れて野菜としっかりからめる
 - 牛乳を少しずつ混ぜながら入れる
 - コンソメを入れて煮込む
 - 塩コショウで味を調える
 - 白身魚の上にかける
 

最後に
- 茹でたり、煮込む料理がおすすめ
 - 腹八分目を心掛け、よく噛んで食べる
 - 乳製品を取る
 - 揚げ物や油を多く使う調理法を避ける
 - 食後すぐ横にならない
 - 繊維の多い野菜を控える
 
いかがでしたでしょうか?
お肉だって食べたい!という時には、茹でたり、脂身を予め省いたり、調理方法で工夫が出来ます。
またホットミルクには胃粘膜を保護する役割があり、温かいと胃腸にも優しく、就寝前に飲むと体の中から温まり安眠効果もあるのでおすすめです。





