人間ドックを受ける前に大切になるのが前日からの準備です。
その中でも、食事制限はちょっと憂鬱なことですが、きちんと守らないことで検査結果に悪い影響が出る事もあります。
そんな事にならないためにも、人間ドックの前日の食事制限や注意点をまとめました。
前日の食事制限は?
また、普通の食事だけでなくアメやガム、タバコなどの嗜好品も禁止となり、飲み物は、前日は禁酒となり、カフェインや糖分が入っている飲み物も摂らないようにして下さい。
ただし、水に関しては当日の検査開始時間の3時間前までは摂取可能です。
時間さえ守れば何を食べてもいいわけではなく、可能ならば普段より早めに夕食を食べるようにされ、軽めでヘルシーなメニューにされて下さい。
これは、脂肪分や塩分を多く摂取してしまうと、人間ドックの血液検査や尿検査に影響が出る可能性がありますし、硬いものや消化の悪いものは胃のバリウム検査や腹部エコーの際に正確な検査がでできなくなる可能性があるためです。
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人間ドックの前日の飲酒はダメ?どの検査に影響する?
アルコールを摂取することで、血液中のアルコール濃度が上昇し、数時間から長ければ半日ほどの時間を要して上昇したアルコール濃度が元に戻ります。
このため、検査の中でも特に血液検査や尿検査に悪い影響を及ぼす場合があり、その中でも検査結果に影響を与える可能性が高いのは、中性脂肪、肝機能、尿酸、血糖となります。
前日の運動は?性行為は?
激しい運動をする事により、食事や水分の摂取量が増えたり、摂取する時間が遅くなったりする可能性もあり、きちんとした検査ができず、正しい結果を得られない可能性も大きくなります。
また、起床時より検査の時間までに、筋力を使う仕事やランニング、ウォーキング、自転車などの運動は避けられ、ガムを噛むことなども検査結果に影響しますので行わないように注意して下さい。
- 男性の場合:射精直後ですと、精子が混入して尿蛋白異常になることがありますが、健診前までに1~2度排尿されれば全く問題ありません。
ただし、性行為は過度な運動量に匹敵しますので、尿蛋白異常が出ることがあります。 - 女性の場合:膣内に射精されれば、数回後の尿でも精子が混入する可能性がありますが、多くの混入がない限り、精子による尿蛋白異常は考えられませんし、健診で全員に最初から尿渣が行われることありません。
男性と同様に過度な運動に匹敵して、尿蛋白異常が出ることや膣内のこすれ過ぎなどによる粘膜擦過傷で尿潜血異常が出る可能性はあります。
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最後に
人間ドックは時間、費用共に大きな負担となるものですで、定められた規則を守り、しっかりした気持ちで検査に臨むことが大切となります。
そのためにも今回お話した食事制限や飲酒の規則をしっかり頭に入れられ、再検査になる様な事がないよう十分に気をつけて下さい。