メタボリックシンドロームの予防と治療のために、できることは何でしょうか。
考えられる点としては、食生活の改善や運動習慣、禁煙が挙げられますよね。
しかし、どうしてそのようなことが必要になってくるのか理解せねば、取り組み意欲は上がりにくいものです。
そこで今回は、メタボリックシンドロームの予防と治療のために必要な取り組みについてご紹介しましょう。
メタボリックシンドロームの予防と治療には何がある?
メタボリックシンドロームの予防と治療のために、身近な範囲でできることには何があるのかご存じですか。
よく挙げられることの中には、
・ 軽い運動をする習慣を身につけよう
・ 禁煙をしよう
という3つのポイントがありますよね。
しかし、どうしてこの3つがメタボリックシンドロームの予防と治療に繋がるのでしょうか。
その理由を知ることによって、この3つのポイントを効果的に生かせるかもしれません。
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食生活はどう改善すればいい?
まず、食生活の改善についてです。
メタボリックシンドロームは、内蔵脂肪型肥満と高血圧・高血糖・脂質異常の4つの問題点が絡んで引き起こされますよね。
この4つの問題点の根本には、必要以上にカロリー摂取をするような食生活にもあるのです。
ですから、適正なカロリー摂取に抑えて、美味しい食事を味わう日々に改善することが必要になります。
その基本的なポイントは、
・ 塩分やコレステロール値の高い食品を避ける
・ 肉や揚げ物を控えて、緑黄色野菜を積極的に摂るようにする
となります。
つまり、食べ過ぎを防ぎ、味付けの濃いものを避け、食物繊維や抗酸化作用のある食品をよく食べるようにすることが大切です。
具体的な例としては、
・ 塩よりも、お酢や香辛料、レモンなどの柑橘類を味付けアイテムに活用する
・ 肉よりも魚を食べる機会を増やす
・ 肉は湯通しをしてから調理することでカロリーダウン・脂質ダウンをする
というような方法がありますね。
運動習慣はやはり必要?
軽い運動を取り入れることによって、余計な脂肪を燃焼して落ちやすくしたり、痩せやすい体に必要な筋肉を適度に鍛えられます。
メタボリックシンドロームと深く結びついている肥満と余分な脂肪を解消するためにも、運動習慣を身につけることは大切なのです。
とはいえ、無理な運動は、かえって体の不調を招く原因になりかねませんよね。
そこで、さしあたっての目安としては、1日あたりの運動時間が合計30分程度になるような軽い運動に挑戦しましょう。
地道に、長期にわたって持続できる運動が良いですね。
つまり、性別年齢を問わないで取り組みやすいものとしては、
・ ジョギング
・ 水泳
・ 自転車こぎ
といった運動を挙げることができます。
特に、ウォーキングは気軽に始めやすい運動ではないでしょうか。
外の風景は気分転換にもなりますし、雨天時は家の中を歩き回るのも良いかもしれません。
禁煙はしたほうがいい?
たばこを吸うというのは、肺がんなどの原因になる場合もあるので、メタボリックシンドロームに限らず健康のためにやめる努力をした方が良いですね。
メタボリックシンドロームとたばこの関係については、喫煙していると動脈硬化を引き起こす恐れが高まるということがあります。
・ 喫煙によってアドレナリンのようなストレスホルモンの分泌が高まり、血糖値が高くなったり中性脂肪や悪玉コレステロールも増えたりしやすい
このように、メタボリックシンドロームの諸症状の要因にもなる動脈硬化を避けるためにも、禁煙に努めましょう。
」
最後に
メタボリックシンドロームの予防と治療のためには、3つのポイントを理解しておきましょう。
つまり、食生活の改善、軽い運動をする習慣、禁煙という3点ですね。
これらの点について努力を続けることによって、時には命を危なくするメタボリックシンドロームの諸症状を予防・治療に役立てたいものです。