大腸内視鏡検査でポリープが見つかった場合はその場で切除する場合も多くあります。ポリープの切除後にも痛みがある場合はどんなケースが考えられるのでしょうか?
今回は大腸内視鏡検査でポリープを切除した後の痛みの原因について調べてみました。
- ポリープ切除後の痛みの原因は?
- 便に血が混じっている!!大丈夫なの?
- 病院に行く目安は?
などなど大腸内視鏡検査でポリープを切除した人や、これから検査をする人は要チェックです!
ポリープ切除後の痛みの原因は?
- 出血
ポリープは電気メスで切除します。
その時に出血するか、あるいは3日後~遅くて2週間後に出血する場合があります。 - 炎症
電気メスで切った場所が炎症を起こしている場合があります。 - 穿孔(せんこう)
切除した場所から腸の壁が敗れ、穴が開いてしまうケースが稀にあります。
考えられる原因は3つになります。本来ポリープ切除後に
- 発熱
- 歩行が困難なほどの痛み
などがおこる事はめったにありません!しかし穿孔や炎症などが起こった場合には発熱や歩行ができないほどの痛みが伴うケースもあります。
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便に出血が混じっている!クリップが取れたの?!原因は?
ポリープ切除後にはクリップなどで止血するのが一般的です。クリップは傷が治ると自然に排出されるようになっています。
もし術後すぐ、もしくは次の日の便に血が混じっていたのであれば、手術時に出た出血だと思っていいでしょう。焦る必要はありません。
病院に行く目安などをご紹介しておきましょう!
病院に行く目安や注意する事とは?
- お腹が張っている
- 不快感がある
- 下痢が続く
- 少量の出血が便に混じっている
などの症状の場合は心配がない事がほとんどです。
大腸内視鏡検査では、ガスなどを腸内に入れて検査をします。その影響で不快感やお腹が張っているような気がするケースは多々あります。
しかし体内に吸収されたり、オナラとして排出する事でこの不快感は治まってきます。
また、下痢が続くようなケースも検査前の下剤により、腸内の環境が乱れている事が原因です。腸に優しい食事を心がける事で改善できます。
- 発熱
- 激しい腹痛
- 出血は続いている
というのも、ポリープ切除自体には痛みはありません。それは腸内の壁には知覚神経が通っていないので、痛みを感じる事はありません。
しかし、炎症を起こしていたり、穿孔や激しい出血をしている場合には痛みや発熱が起こり、再度手術をする必要がある場合があります。
また早期対応により、手術をしなくていいケースもあるようです。
最近では、日帰り手術などが増え、とても手軽にできるように思われがちですが、あくまで手術です。
目に見えない部分だからこそ、安易に考えがちですが、きちんと安静を心がける事でのちのトラブルも回避できる場合があるでしょう。
しかしある程度のトラブルはしかたないものの、穿孔に関しては医師の技術不足によるものが多いといわれています。
最後に…
- ポリープ切除自体には痛みはない
- 発熱や歩けないほどの腹痛が起こる事もまずない!
- 続く出血や、発熱、激しい腹痛などは病院を受診しましょう!
いかがでしたか?少し心配になる内容でしたね。しかし、こういったケースは本当に稀であり、ほとんどの手術は滞りなく終わります。
大腸内視鏡検査でのポリープ切除はあくまで手術になるので絶対安全という保障はなかなかありません。
しかし、どういった事が起こり得るのかを知っている事で安心して検査が受けられますよね。是非参考にしてください。