低血圧の原因は、男性と女性の場合で違いがあるのでしょうか。
また、低血圧であるために起こりうる病気があるとしたら、それは何なのかも気になりますよね。
それに、最近、話題に上るようになっている低体温と低血圧には関係性があるのかないのかも知りたくありませんか。
そこで今回は低血圧の原因や関連性についてご説明しましょう。
男性の場合の低血圧の原因とは?
特に原因となる疾患を有しているわけではなくても、神経質な面があって疲労を感じやすいのであれば注意したいですね。
仕事上の過労や家庭生活における悩み等によって、自律神経に乱れが生じる可能性があります。
それが引き金となって、低血圧になることもあるのです。
また、仕事中に倚子から立ち上がったり、一服しようとそれまでの姿勢から急に体を動かしたりするのが原因になることもあります。
加えてさらに、仕事上のつきあい等で飲酒の機会が多い場合、アルコール摂取による血管拡張にも気をつけたいですね。
そのような状況がきっかけで、血圧が一時的に下がり、低血圧になることもあるのです。
女性の場合の低血圧の原因とは?
特に原因となる疾患がなくても、女性は毎月の生理や更年期との兼ね合いでホルモンの分泌が乱れやすいですよね。
また、育児や仕事・主婦業の両立等で知らないうちに溜まってしまいがちな疲労感やストレスも見逃せません。
それらによって自律神経に影響が出やすくなり、低血圧を誘因することもあるからです。
尚、妊娠の可能性がある場合も、気をつけたいですね。
起床時や立ち上がった時や仰向けに横になった際の子宮が静脈を圧迫した時に、低血圧になることがあるのです。
ただ女性の場合は、全身の倦怠感や立ちくらみ・めまい等が、生理等による貧血による可能性もあるのです。
それらの症状を引き起こす原因が、低血圧からくるのか貧血によるものなのか、見定める必要がありますね。
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低血圧、考えられる病気ってある?
男性・女性にかかわらず、低血圧が何らかの病気のサインになっていることがあります。
不整脈や心筋梗塞
血圧とは心臓から全身へ血液を送り出す力のことでもありますね。
ですから、その力が弱く低血圧の状態になると、うまく血液が回りきれないのです。
それが、不整脈や心筋梗塞となって現れることもあります。
糖尿病
高血圧に注意を呼びかけられることが多いですが、低血圧にも気をつけたいものです。
糖尿病による末梢神経への影響は、血圧の調整に関わる自律神経に及ぶこともあるからです。
つまり、低血圧の症状を引き起こす要因にもなるのです。
下痢や便秘
血圧の低下は、体の各内臓や器官へ送り出されるはずの十分な血液量を確保しづらくなる状況を生む可能性があります。
そうなると、腸の動きや状態も良好といえず滞りがちになりますね。
そのために、腸の調子が崩れて下痢や便秘を引き起こすことがあるのです。
低血圧と低体温の関係性は?
低血圧の場合、低体温になっている人も少なくありません。
それはつまり、全身に血液を送り出す力が弱いために、体内をめぐる血液の量が少ないことに関係しています。
そのために、栄養分はもちろん、体温を高くする熱量の運搬が十分ではなくなってしまうのです。
ですから、低体温を改善するための生活を心がけるで低体温症の症状が消え、それが低血圧の改善に繋がることも期待できるのです。
そのため、低体温症で低血圧の人は、できるだけ体を冷やさず温かくしていくように努めましょう。
最後に
男性は仕事や家庭で、女性は育児や仕事・家庭との両立で、思わぬ疲労や悩みを抱えがちですよね。
そんな場合、自律神経が乱れて、低血圧になってしまうことがあるのです。
全身の倦怠感、立ちくらみやめまいなどを感じることが多くなれば、低血圧かもしれません。
また、低血圧の症状が出てくる病気には、不整脈や心筋梗塞、糖尿病といったものから下痢や便秘まで様々なものがあります。
そのため、低血圧を甘く考えることなく、早めに病院を受診しましょう。
尚、低血圧の人は、同時に低体温の状態になっている場合も少なくありません。
ですから、できるだけ体を冷やさないようにして温めるようにすると良いですね。