蜂に刺されるとびっくりしますよね。特に腫れや痛みが強くなってくると、大丈夫なのか不安になります。
そこで今回は、
- 蜂に刺された場合の対処法、
- 病院を受診するならば何科を受診するべきなのか
- 治療薬にはどういったものを使うのか
- 妊婦が蜂に刺された場合胎児に影響はないか
についてまとめました。
蜂に刺された時の対処法は?
大事なのはアイスノンなどでまず刺された部位を冷やすことです。そして安静にすること。
これだけで基本的にはほとんどは自然に良くなりますが、
- 刺された部位の腫れが強い。
- 痛みが強い。
場合は、病院を受診しましょう。
また、
- 全身に蕁麻疹が出たり、
- 呼吸苦が出ている
場合はアナフィラキシーショックを起こしている可能性がありますので、速やかに救急要請しましょう。気道閉塞をきたして命に関わることがあります。エピネフリンの注射が必要なことがあります。
ただし、アナフィラキシーは通常刺されてすぐに起こることが多いですので、1時間など時間が経っている場合はその後起こる確率は少ないと言えます。
蜂に刺された場合は何科を受診すればいい?
基本的には皮膚科を受診してください。
夜間などで皮膚科がやっていない時は救急外来をしているところを受診しましょう。
- 内科系
- 外科系
の医師であれば対応できることが多いです。
蜂に刺された場合の治療薬は?
- 炎症を抑えるステロイド外用薬
- アレルギーを抑える抗アレルギー薬
- 痛みが強い場合は鎮痛薬
ステロイド外用薬
腫れが強い場合に炎症を抑える目的でステロイド外用薬が用いられます。ロコイド、アンテベートなどの軟膏やリンデロンVGなどが用いれます。
もしこれらの薬が手持ちであれば、蜂に刺された時点で塗布しておくのも良いですね。ただし、顔を刺された場合は、アンテベートやマイザーといったステロイドは強い場合がありますので避けたほうが無難です。
抗アレルギー薬
かゆみなどの症状がある場合や、刺されたところ以外にも腫れがある場合、アレルギーを抑える目的で抗アレルギー薬が用いられることもあります。
鎮痛薬
痛みが強い場合はロキソニンなどの鎮痛薬が処方されることもあります。
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妊婦が蜂に刺された!胎児に影響は?
毒が胎児に回るようなイメージがありますが全くそのようなことはありません。また、母乳にも影響はありません。
蜂に刺されたかもしれない?どうすれば良い?
明らかに目の前で蜂が自分や他人を刺している様子がわかれば、蜂に刺されたとわかりますが、そうではなくて、
「急にチクっとした、もしかしたら蜂に刺されたかもしれない!」
- 刺されたかもしれない局所を冷やすこと。安静にすること。
- 痛みや腫れが強くなるようだと皮膚科を受診すること。
急に呼吸苦や全身に膨疹が起こるなどの症状が起こらなければ、慌てる必要はありません。これは蜂であっても、蜂以外に刺された場合でも対処法は基本的に同じです。
最後に
蜂であっても蜂以外の虫であっても、刺された場合でも、刺されたかもしれない場合でも対処法は変わりません。
蜂に刺されるとビックリしてしまいますが、慌てずに局所をまずは冷やして安静にしましょう。