愛飲家「タバコは体に悪いから止めたけど、お酒はやめられない。だって酒は百薬の長というじゃないか!脳卒中だって減らすはずだ!」
今回はお酒の量と脳卒中の関係についてまとめました。
お酒の量と脳卒中の発症率の関係は?
- 血管が詰まる脳梗塞
- 血管が破れる脳内出血
- くも膜下出血
これらは分けて考える必要があります。
まず血管が詰まる脳梗塞ですが、お酒との関係は、愛酒家にとっては朗報です!
つまり、全くお酒を飲まない人よりも少量〜中等度の量を飲む人の方が脳梗塞の発症率は低いというデータがあります。
愛飲家「ほら、だから言ったじゃないか!酒は百薬の長なんだよ!さあ、今日もたくさん飲むぞ!」
ちょっと待ってください。Jカーブ現象です。Jですよ。たくさん飲むと再び発症率は高くなります!
愛飲家「・・・。」
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次に、血管が破れる脳内出血、くも膜下出血ですが、愛酒家の人、残念!!
つまり、飲めば飲むほど脳出血のリスクが上がるということです。
愛飲家「う・・・。」
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やはりお酒は適量に!
飲酒は脳梗塞以外にも狭心症や心筋梗塞といった冠動脈疾患のリスクを下げるというデータもあります。
飲めないのに飲む必要は一切ありませんが、飲むのならばやはり適量で、ということになります。
じゃあ適量はどれくらい?ということになりますが・・・。
種類 | 濃度 | 単位 | 量 | アルコール量 |
ビール | 4% | 大びん | 633ml | 25g |
ビール | 4% | 缶 | 350ml | 14g |
日本酒 | 13% | 1合 | 180ml | 23g |
焼酎 | 20% | 1合 | 180ml | 36g |
ウイスキー | 34% | ダブル1杯 | 60ml | 20g |
ワイン | 10% | グラス1杯 | 120ml | 12g |
愛飲家には厳しい数字ですね・・・。
ちなみに喫煙は、くも膜下出血と脳梗塞の危険因子であることがわかっています。脳内出血、脳静脈血栓症などとの相関は明確にはなっていません。
まとめ
飲酒は脳の萎縮を進行させますし、記憶力の障害にもつながります。
またカロリーも高い上に、プリン体を含むものは痛風の原因にもなります。
飲み過ぎは「酒は百薬の長」どころか「百害あって一利なし」なんですね。
また適量であっても、週に一度は休肝日を作るようにしましょう。
と、自分に言い聞かせ・・・・。